ファッション業界は白洲次郎を手放しで礼賛する。ま、180の長身でハンサム、ケンブリッジ仕込みの立ち居振る舞いとくれば、なにを着ても見栄えいいもんね。そんな次郎万歳の風潮に冷水を浴びせるのがこの本。鬼塚さんの「白洲次郎の嘘」。次郎の容貌が日本人離れしていることにまでツッコミを入れ、その秘密を暴く。ありとあらゆる資料を用いて次郎がいかにうさんくさい売国奴であったかを徹底的に検証していく。

こういう見方をする人もいる、ということは頭にとどめておきたいけれど、執拗なネガティブオーラにぐったりする。


やはりポジティヴオーラで元気になりたい、という向きには、こちらが痛快。町山智浩の「アメリカのめっちゃスゴい女性たち」。限られた字数でたぐいまれな女の一生の輪郭を鮮やかに見せてくれる。あっぱれ! 紹介されている女性たちも、書き手の町山さんも。でも誤植が目立つ。せっかくの内容なのに、雑なイメージが。増刷されているときには直ってることを願う。

好きだなあ!と思ったエピソードは数多いが、なかでもインドラ・ヌーイのリクルートスタイル。ペプシコの会長だが、シュウカツのとき、50ドルのスーツを着て面接を受けたがどの会社にも落とされる。で、着慣れた服で勝負とばかり、サリーを着て面接を受けるのだ。見事採用され、以後、サリーが彼女のビジネススタイルになる。かっこええ。シュウカツ生に聞かせてやりたい。笑

海軍のグレース・ホッパーもかっこいい。「やっていいか許しを得るよりは、やっちゃってから赦してもらうほうが簡単なんだから」。わはは。スゴイ女はみんなタフな楽天家なのよね。

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