広島市の土砂災害で犠牲になられた多くの方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。被害にあわれた方々にも心よりお見舞い申し上げます。まだまだ救出作業が続けられており、一人でも多く助けられることを祈るばかりですが…。

難病ALSを支援するためのチャリティ、冷水かぶりチャレンジを発案した立役者の一人、27歳のコリー・グリフィン氏が、キャンペーンの成功を祝った後、遊びのつもりでナンタケットの海に飛び込み亡くなられました。深く哀悼の意を表します。残された者は、せめてこのキャンペーンを、チャリティという大義名分下のパフォーマンスや有名人とのネットワーク自慢の機会としないよう(そのように他人の目に映らないよう)、謹んで行動したいと思います。

グリフィン氏が事故死したナンタケットは、メルヴィルの「白鯨」に出てくる。かつては捕鯨港として栄えた場所だ。

捕鯨が衰えた後は不況に苦しみ、そのさなかに大火事が起きる(1846年)。鯨油が大火を悪化させ、多数のホームレスを生み出し、島の人口は激減した。

その後も、ナンタケットでは事故が相次いでいる。1956年にはイタリアの遠洋定期船アンドレア・ドリア号とストックホルム号が衝突、51人が亡くなっている。1999年には、エジプト航空機が墜落、217人が犠牲になった。

そして今回の、善意の者が水をかぶるというアイディアを広めた立役者が溺死するというアクシデント。なにかたたりがあるのか。亡霊が悪さをしたのだろうか。将来有望な、優秀な青年の生の絶頂で「まさか」のタイミングで襲いかかった不意打ちの死。それこそ頭から冷や水を浴びせられた思いがする。生者の驕りのダンスの裏には常に死が控えているというメメント・モリの訓戒を今一度、胸に刻む。ご冥福を心より祈ります。

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