コラムニスト神足裕司さんと息子である神足祐太郎さんの共著「父と息子の大闘病日記」(扶桑社)。

Kohtari_2

Kohtari_1
神足さんのサイン入り!

くも膜下出血に倒れたコラムニストの父・裕司さんに代わり、息子の祐太郎さんがSPA!でコラムを引き継ぐ。

介護のリアルな問題……お金、食事、歯磨き、排泄、風呂、仕事、住宅。終わりなき日常や、右往左往する正直な心情が、ありのままに、記録される。悲愴でもなく、悲劇でもなく、かといってわざとらしい喜劇化もなく、率直に綴られる。時にもろく卑小で、ときにしなやかで強い愛にあふれた祐太郎さんの知的でやさしい視線と文体のすばらしさにまず驚き、心打たれる。祐太郎さんには、まぎれもなく、文才がある。

息子のコラムを受けて補足される、そのときそのときの「ありのまま」を書く裕司さんの文が、描かれる情景にひときわ深みを与える。

故郷広島をめぐるコラムより。「いつでも会える、いつでもできるは、いつできなくなるかわからない。そしてもう一度、その地に立てたなら、思いっきり普通のことをしたいと思う」。

ことさらドラマティックに美化されるわけでもない、淡々と抑制のきいた記述のなかからうかびあがってくるのは、家族の深い絆、神足さんの仕事仲間の厚い友情、仕事に対する覚悟と勇気、生きることのむずかしさと、<普通の日常>の奇跡。読後はずっしりと感動に満たされます。

神足さんと、奥様との共著もほぼ同時発売とのこと。

互いに全力で支え合い、周囲も応援を惜しまない神足ファミリー、ほんとうに素敵だ!

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です