25日(土)朝日新聞朝刊「ザ・コラム」、編集委員の稲垣えみ子さんの「アフロの自由 人生は変えられる」。面白すぎて思わず切り抜き。

Aflo

アフロヘアに変えただけで、行く先々で見知らぬ男女からモテまくるようになった、というお話。そのモテっぷりエピソードも笑えますが、そこから導き出される文化的な考察も素敵です。

現在のアメリカでは、さらさらヘアを求めてやまない黒人女性が、強力な縮毛矯正剤でサラ髪をつくっている。

しかし、

「半世紀前には、同じ黒人社会で、アフロは自由と解放の象徴だった。差別撤廃をめざした運動の熱気の中、生まれつきの縮れ毛をわざと大きく膨らませて「美しいブラック」へと鮮やかに変身してゆく人々の様子は、当時のアメリカに暮らしたフォトジャーナリスト吉田ルイ子さんの著書に詳しい。アフロは自らを『醜い』と規定してきた人々の意識を解き放ったのだ。同じ髪形がわずかな時の差で、解放の象徴から克服すべき対象へと一変する。つくづく人間はややこしい」。

一方、稲垣さんは、強力なパーマ液でわざわざ直毛を縮れさせる。その行動によって「自由になる」。

「足りないのは、行動する勇気なのかもしれない。勇気を支えるのは、他人を信じる気持ちだ。人生は、ともに笑いあえる仲間がいれば何とかなるのではなかろうか。アフロにしたというただそれだけで、笑顔につつまれ、友達が増え、モテている今、心からそう思う。これはもう一つの奇跡だ。奇跡は誰にでも訪れるのである」。

これもまた「ファッション」(=自分を形づくること)による稀有な革命成功例ですね。

筆者の写真といい、文章といい、久々に、インパクトのあるコラムに出会った…。

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