国立新美術館で開催中の「エレガンス不滅論。」

ジュン アシダ50年の軌跡をたどりながら、伝統が確実に未来へと継承されていくことを感じさせる、すばらしい展示です。ディレクションは、芦田淳先生の次女で、Tae Ashidaのデザイナー、芦田多恵さん。

1254
そもそも淳先生は、過去を振り返るのがきらいな性質で、作品を残しておくことにはまったく積極的ではなかったそうです。この展覧会をおこなうにあたり、顧客の方々にご協力を賜ったり、ネットオークションで買ったりした(買い戻した?)作品もいくつかあるそうです。

ピンクのドレスも多恵さんがネットオークションで買ったもの。その後、掲載されている雑誌も発見できた(左上)とのこと。この奇跡、まさに天の導き。

1253
2011年に意匠登録取得のバンブー。パンツがティアードになっているデザインですが(写真では背景の黒にまぎれてわかりづらいですね、ごめんなさい)、多恵さんがアーカイブを発掘するうちに、70年代に淳先生が腕の部分で「バンブー」をデザインしていたことを発見。写真左上の黄緑のデザインです。「父は昔とおんなじことやってたんだなあっていう発見がいろんなところにあって。笑」と多恵さん。

1252

ささやかですが私も、展覧会の各セクションを案内する文章や、ムービーの字幕、展示物の解説、淳先生の名言の編集、英文タイトルなど、文字部分でお手伝いさせていただきました。

1257
自分の書いたテキストがキャプションとして流れてきたり、会場パネルに掲示されたりしているのを見たのは実は初めてのこと。ちょっと感慨深いものがありました。笑。

1255

芦田淳さんファミリーを中心に、多くのクリエーターが愛と友情と情熱をもって関わったことが伝わってくる、感動的な展覧会です。父の伝統を未来に伝えようとする娘の多恵さん、それをサポートする夫にして現社長の山東さん、この展覧会のために1か月以上も休みなしで働いている広報部長の熊井さんはじめ社員のみなさまの献身、そして淳先生の友人や顧客の方々との絆。そんな数々の愛情がこの展覧会を成功させているということが会場のあらゆるところから伝わってくるのです。

8日までです!

多恵さんと会場前で記念写真~。同時代に生きて、ご一緒にお仕事ができることを心から光栄に思います。

Elegance_forever

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です