二年半という年月をかけて、130人の日本の「ダンディ」を撮り下ろした写真集、「Japanese Dandy」、完成の運びとなりました。プロデュ―サーの河合正人さん、フォトグラファーの大川直人さん、そして万来舎社長の藤本敏雄さん、ほんとうにおめでとうございます。

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定価1万円。時間をかけてじっくり創り上げ、高品質なものを高くても正当な価格で販売する。時代に逆行する(もちろんホメです)この姿勢からして、とってもダンディですね(「俺のダンディズム」のミナミちゃん風ではなく。笑)

僭越ながら、帯のコピーを表、裏ともに書かせていただきました。

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日本人が西洋のスーツを取り入れてから140年。もはや、借り物ではない日本男子のスーツスタイルがここにあります。

また、俳優でもない、モデルでもない、スタイルも完璧ではなく、とりわけイケメンでもなく肌も年齢相応の、市井の男性のテーラードスタイルが醸し出す色気の生々しい衝撃に、はっとさせられます。SNS上にあふれるへらへら笑顔の男の自撮写真に食傷気味の女性も、まずは手に取って見てみてください。男の「笑顔」はここにはほとんど見られません。笑顔がトレードマークのあの方もこの方も、いつもとは違うシリアスな顔を見せています。

ポートレートでありながら、ノンフィクションでもある。撮られている男性の、おそらく本人も意識していなかったであろう内面が見えてくることもあります。賞賛、羨望、驚き、嫉妬、嘲笑、尊敬、畏怖、微笑、幻滅、一目惚れ、一目嫌悪、感動、冷笑、慈愛、ページをめくるごとに、万華鏡のように、さまざまな感情がちらちらと沸き起こっては消えるという経験をするかもしれません。自分の中に起こる感情と向き合いながら、なぜそんな感情が起きるのか?ということを冷静に考えるいい機会ともなります。

などと書きながら、多様な相矛盾する感情をかきたてるのは、拙著『ダンディズムの系譜』にも書いたように、まさしく元祖ダンディたちの特徴なのであったことを思い出す。

もちろんミーハーに、トランプにしたらだれがハートのエースでだれがジョーカーかな?などとワイワイ騒ぎながら見ても楽しそう(ごめんなさいねー)。

さまざまな見方ができる一冊ですが、前例のない写真集であることはたしか。

通常の書店では1月20日ごろの発売となるそうですが、以下の店舗で先行発売中。

銀座 松屋 5F 紳士服売り場、SHIPS 銀座店、 ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館、ザ ソブリンハウス(丸の内)

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