今年も務めさせていただきました、三越伊勢丹百貨店様の新入社員研修講師。古代ギリシアから最新トレンドまでのファッション史を150分で語り尽くすという、やや無謀ながらとてもやりがいのあるお仕事です。前半のメンズファッション史編の怒涛の2日間をおかげさまにて無事終えて、2日の夜は初夏のエフォートレス・ラグジュアリーを堪能しました。

東京ビルボードライブにて、ボサノヴァ界の女神、小野リサと、ボサノヴァの第一人者アントニオ・カルロス・ジョビンの息子、パウロ・ジョビンの共演。ピアノ、ベース、ドラムなども、良い感じで肩の力が抜けたユニークな方々。7.3.34

小野リサさんは、なんと私と同じ年齢。ブラジル政府が認める最高勲章『リオブランコ国家勲章』を受賞してらっしゃるんですね。ボサノヴァの珠玉の名曲の数々を、良い感じのゆるいトークとともに楽しませていただきました。

7.3.33

小野リサさんの、力が抜けて適度な諦念がまじった充足感が色気の源ですね。歌い方しかり、装いしかり。肩を大胆に出したドレス姿なのですが、二の腕もぷよぷよしていて、ハミ肉ぎみ。でもそれでいいのよ、という感じで堂々とおおらかに静かに笑う。そのたたずまいがえもいえぬ魅力的なんですよね。あの自然な域に行きつくにはどれだけの経験を経てきたんだろうか……と思わせるような熟した境地。

私もハミ肉にかけては負けてませんが(競ってどうする)、妙に隠していじいじしたり、やせなきゃとカリカリしたりしているよりも、ありのままで気負わず飾らずにいたほうが周囲は心地よくいられるのだということを、リサさんを通して確信(開き直るわけではありませんが…(^-^;))観客の愛が、彼女を「完璧」にする。そんな瞬間に立ち会いました。

ボサノバは歌詞もどこか悲しい。でも楽観的。あきらめまじりの。あきらめ。最近やたら引っかかるワード。笑

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です