西麻布「エゴシーヌ」にて、メンズファッション系の会食。
国会では、世論を無視した法案の強行採決がなされたばかり。おのずから国防の話となる。

世界各地に若者、若者でなくてもいいけれどとにかく有志が、赴き、学校を作ったり、インフラを整備したりすることをはじめ、地元への貢献をする。そのように自分たちに対してよい働きをしてくれた人が住む国とは決して戦いたくないと思うのが自然の流れ。だから、世界の諸地域への地道な社会貢献が結局、最大の「国防」になるのではないか、という議論。少なくとも若者を兵隊として送り出すよりもはるかに有意義ではないか。

能天気に聞こえるかもしれない。たしかに、平和ボケした能天気な議論、理想論なのだろう。でも、20世紀初頭にイギリスのエドワード7世が皇太子時代におこなった「外交」はまさしくそれに近いものだった。各国のファッション産業、宝飾産業を後押しし、ファッションリーダーとして「貢献」し、訪れる先々で人々を魅了した。結果として、「エドワードのいるイギリスは敵にまわしたくないよね」という空気が濃厚となり、各国はイギリスとの間に友好条約を結んだ。

7.15.3

ファッション学のめざすところも究極は「平和」だ。異なる文化、理解しがたい表現を「醜い」と切り捨てるのではなく、そのなかに美しさを見出すこと。なぜそのような表現になるのかを知ろうとし、理解すること。それが寛容の精神を養うことにつながる。少なくとも、そのように信じて、淡々と伝え続けている。

 

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