2004年に出版されたときに購入しておきながらなかなか読む機会がなかった本、ここにきて仕事の必要が生じて一気読みしました。競馬の文化誌競馬を通してイギリスの歴史と文化がわかる、良書です。

思えばジェントルマン文化は馬と切っても切り離せないはずなのだ。これまであいまいだった多くのことばや、馬にまつわる事象の背景がクリアになりました。

今頃になって、のこのことこんな勉強してるなんてなんだよ、って感じですが。遅れても知ることができたことは幸運でした。

 

「サラブレッドは人間の創り上げた芸術品」。このことばは、もちろん、ほめ言葉ではない。「読みようによっては神をも畏れぬ所業とも解ける傲岸と自嘲を、誰もがそこに感じる」「サラブレッドの美しい体躯が、人間の底知れない金銭欲や名誉欲、闘争心の化身であることは否定できないだろう」。

一つの言葉にいちいち裏がある。皮肉がある。字面通りにとってはいけない。それがイギリス。そのあたりの理解も深い山本先生です。

 

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