金谷展雄さん「イギリスの不思議と謎」(集英社新書)。

あいまいだったもろもろのことがクリアになる。よく似た時期に生きた二人のメアリー女王の話で、どっちがどっちのメアリーか区別がついた。メアリー・テューダーと、メアリー・スチュアート。

そして階級方言の話。河口域英語Estuary Englishのことを学んだのは大収穫でした。テムズ川河口域英語。かつてなら容認英語Received Pronounciation を話していた上流階級の人たちが、なんでコックニー風の話し方をするのか?? ヘンリー王子はなぜ労働者階級のような発音をするのか? この疑問が解けました。

お高くとまっていると思われがちなRPをあえて避ける。わざわざ階級を下げるような話し方をする。これ、いまのジェントルマン階級の英国男がネクタイをしないみたいな話とも通じてきますね。

また、IT長者も増えてきて、グローバルになり、いかにもイギリスアッパーなRPを話すよりむしろ、平たい英語のほうがビジネスがしやすいということもある。そういうことらしい。

ビジネス上有利なら伝統もあっさり受け渡す、という感覚も、サヴィルロウの老舗店のオーナーがぞろぞろ中国人になっていることと通じるかな。

 

 

 

 

 

 

 

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