「レディ・ジェーン 愛と運命のふたり」(原題 Lady Jane)、DVDで。
lady jane cover16世紀チューダー朝で9日間だけ女王だったレディ・ジェーン・グレイ。その後、大逆罪により、メアリー・チューダー(あのブラディ・メアリーですね)に処刑される。

いったいなぜそうなったのかということが知りたくて、脚色はあるかもしれないが史実に沿った映画で確認。

1985年の作品で、監督はトレヴァー・ナン。ジェーンを演じるのがヘレナ・ボナム=カーター、夫となるギルフォード役がケアリー・エルウィス。二人ともこのころ若さと美貌の頂点にあって、ほんとうに美しいカップル。(ケアリー・エルウィスはその後どうしてるのだろう?)

チューダー朝は野蛮だ。16にもならない娘に、不本意な結婚を承諾させるまで鞭打つ。陰謀に娘を利用し、それが失敗して娘が殺される。なんだかなー。

ジェーンはそんなこんなで9日間だけ女王になってイングランドをよい国にしようとするが、結局、カトリックの勢力には勝てず、処刑される。16歳かそのくらいで。

唯一の救いは、不本意な結婚相手であったはずのギルフォードと恋に落ちて深く愛しあえたこと。それだけで人生の目的(あれば、の話だけど)は半分達成したようなものではないか。

チューダー朝の歴史再現映画として観る分にはいいが、興味がない向きには退屈かもしれない142分。みんな処刑されて救いもない。これからブラディ・メアリーによるプロテスタント粛清の時代が始まるのかと思うと陰鬱になるし。

lady jane wedding
チューダースタイルの衣装は圧巻で、細部まで肖像画で見る通りに再現されています。このころの王侯貴族は着こむ着こむ。とくに男性のボンバスト。詰め物たっぷりの衣装を着た男性がとにかく大きいのです。これも権威の表現だったということになってます。

lady jane

レディ・ジェーン・グレイの肖像。やっとこの人のことが厚みをもって理解できた気になりました。プロテスタントに担ぎ上げられたジェーン処刑後、カトリックによる血の粛清→エリザベス1世の中道路線、と続くんですよね。エリザベスが中道路線をとり、結婚しなかった理由、こうして歴史をたどってみるとあらためてよくわかる。

 

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