東京フィルハーモニー交響楽団とレミー・コアントロー・ジャパンから「The Louis XIII Experience」にお招きいただきました。9.11.2

東京オペラシティでの東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに続き、キュイジーヌ・ミシェル・トロワグロでのディナー、そして食後に最高級コニャック「ルイ13世」を体験するという、芸術の秋をスタートするのにこれ以上は望めない一夜です。

東京フィルの定期演奏会は、28歳のマエストロ、アンドレア・バッティストーニの指揮と、21歳の天才ピアニスト、反田恭平の競演。反田恭平のピアノが奏でるパガニーニの狂詩曲、そしてアンコールでのカルメン幻想曲には鳥肌が立つ。この子は何者?! オタクのようにも見える男の子が、ピアノと一体になって会場全体を陶酔させる。ステージでのふるまいもいい。演奏の終え方、アンコールの応え方や、「これでおわり」の意思表示の仕方も、スマートにしてパントマイムのようでもあり、かわいい。神童か。

そしてバッティストーニの指揮! 踊るように、刺すように、跳ぶように、自由に、もうなんと形容してよいかわかりませんが、音楽の神が確実に乗り移っている。

ミュージシャンをおっかけすることはめったにありませんが、反田恭平は特別だ。もう一度、いえ何度でも、聴きたい。

反田くんを「発見」したのは、この日、お招きくださいました東京フィルハーモニー交響楽団の松田亜有子さん。学生の発表会のような演奏会を聞きに行ったとき、一人、光る奏者がいて、スカウト。それが反田くんだったとのこと。

ちなみに、私をこの場にお招きくださったのも松田さんなのですが、松田さんは、昨年秋のForbes × Diorのイベントでの私のトークショーを聴いてくださっており、お声かけくださいました。ご縁に感謝します。

演奏の興奮さめやらぬまま、リムジンのお迎えでハイアットリージェンシーホテルへ。ミシュラン二つ星を獲得したキュイジーヌ・ミシェル・トロワグロでの特別晩餐会に参加させていただきました。

料理はクリエイティブで繊細で驚きにあふれており、これまで食べた(数少ない)フレンチのなかでも最高レベルのおいしさ。9.11.1料理に合わせて供されたお酒はハイパー・エドシック・レア・ヴィンテージ2002(マリー・アントワネットをイメージした黄金の王冠柄)、ピュリニー・モンラッシェ2012フランソワ・カリヨン、そしてエシェゾー・グラン・クリュ2011モンジャール・ミニュレ。ワイン好きにはもう夢のようなラインナップです。
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食後には、 アンバサダー秋保貴子さんの解説とともに、100年物コニャック「ルイ13世」を味わう。1200種のオー・ド・ヴィ、命の水からじっくりと作られるコニャックが、一点一点手作りのバカラのボトルに入れられている。9.11.9複雑で、華やかで、重厚で、オーケストラの奏でる旋律を連想させる(聴いた直後なのでひときわそう感じる)。のどもとで火花のように熱くはじける。これがルイ13世か……。グラス、キャンドルホルダーも、ルイ13世オリジナルです。9.11.6

(株)レミー・コアントロー・ジャパン社長の宮崎俊治さん、元IMF日本代表理事の小手川大助さんご夫妻、音楽家のリチャード・ストルツマン&ミカ・ストルツマンご夫妻、建築家の山口誠さん&奥様でアートディレクターの伊藤櫻エリーサさん、セゾン現代美術館の主席研究員の芳野まいさん、(株)マネースクウェア・ジャパン社長の相場斉さん&ウェブマスターの齋藤義晃さんらゲストの方々と刺激的な会話で盛り上がりました。9.11.7

最後にストルツマン氏の締めくくりのミニスピーチ。「聴く」ことの大切さが語られました。心をオープンにして「聴く」ということが、人々を、世界をつないでいく、と。
超絶技巧音楽、二つ星フレンチ、選りすぐりのワインに最高級コニャックと、3つの「芸術」を堪能した貴重な一夜でした。おもてなしくださいました松田さん、秋保さん、ご一緒させていただいたみなさま、ありがとうございました。

それにしても、ピアニスト反田恭平との出会いは鮮烈で、細胞が覚醒した。なんであれ修業して目指すのはあの方向だと教えられる。

*東京フィルの団員の男性はみなホワイトタイ(燕尾服)。指揮者のバッティストーニは、上下黒の、マオカラーっぽい服で、団員よりもカジュアルな印象。ストルツマン氏によれば、小澤征爾が最初にカジュアルな(ホワイトタイではない)服で壇上にあらわれたとき、みな当惑したとのこと。やがてそれが独特の指揮スタイルとあいまって、小澤スタイルとして受け入れられていったそうである。仕事の内実に伴う信頼感あってのハズシ。これが「スタイル」になるのですね。

 

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