明治大学リバティーアカデミーでの堤信子さんによる3回講座は、26日(月)夜、大盛況のうちに終了しました。liberty non 1

私自身も多くを学ばせていただきました。とりわけ、受講生ひとりひとりに心を開き、敬意を表し、立てる、おだてあげるということ。おだてるというと誤解を招きそうですが、とにかくよいところを見つけ、気分を盛り上げてあげること。講師のほうから心を開く。私はそのようにしていたつもりだったのですが、堤先生に比べると、まだまだ、レベルが低かったことを実感。liberty non 2

受講生のみなさまの幸せそうな表情がなによりの喜びです。堤信子さんブログにもすてきな報告が。堤先生、受講生のみなさま、リバティーアカデミースタッフのみなさま、ありがとうございました。アカデミー賞受賞式じゃないけど、「サンキュー、サンキュー、サンユー!」と言いたくなるあの人やこの人の顔が、いつも以上にうかんだ講座でした。

校舎を出たらほぼ満月。来るたびに新しい感動があるこのキャンパス、本当に大好き。10.27.1

今日はネクタイの祖先、クラヴァットの日。クロアチアでは盛大なイベントがおこなわれているはず。日本ではツイギーが来日したミニスカートの日ですが。

アカデミア・クラヴァティカからのありがたいご招待は結局、涙をのんで辞退しましたが、代わりに?クラヴァットの歴史が書かれた小冊子をお送りくださいました。cravat book 1

言葉は読めませんが、写真と絵だけでうっすらと内容を推測することができます。cravat book 2

西洋の貴族が15、16世紀に首元に固定していたラフが、17世紀のクラヴァットになっていったんですね。(ということが書かれているのではないかと思う。翻訳してくださる方大募集です。)

cravat book 3クロアチア兵のユニフォーム、赤が効いていて素敵です。
ほかのページにも興味深い写真や絵が。
アカデミア・クラヴァティカのご高配に心より感謝します。

Today is the Cravat Day in Croatia, although in Japan it is the “Day of Mini Skirt”.  I am deeply grateful to Academia Cravatica for sending me a copy of “History of Cravat”, which is full of beautilfu pictures and photoes.  Happy Cravat Day!

大阪リーガロイヤルホテル「エコール・ド・ロイヤル」のお招きで、講演に出かけてまいりました。10.14.5ファッションにとても高い関心をお持ちの方々が足をお運びくださいまして、美しく装った多くのゲストの方々とともに、達成感の深い、濃密な時間を過ごさせていただきました。

著名な漫画家のこやまゆかり先生と松本美緒先生も、お忙しいなか、お客様としてサプライズでいらしてくださいました! 昨年夏のトークショーにも来ていただきましたが、またお会いできたのは本当に嬉しい。終了後、ホテルのティールームで夢中で話し込んで気がついたら2時間以上も居座ってました。ダイアナ妃、キャサリン妃、ポンパドウール夫人、ラ・ヴァリエール、ルイ13世と14世の愛人たちに見る女の生き方……を議論しだしたら延々と尽きず。
10.14.3左がこやまゆかりさん(「バラ色の聖戦」「ホリディラブ」など。ポンパドゥール夫人の伝記漫画「ポワソン」も大好評)、中央が松本美緒さん(「彼女の彼」「ラヴァーズ」「青春上等!!」などなど)。

レジーナ・ロマンティコ社長の角野元美さんもお忙しいなか駆けつけてくださった上、こんなにゴージャスなお花までお贈りくださいました!感謝です。10.14.4
日帰りの大阪でしたが、数々の新しいご縁にも恵まれ、漫画家のお二人とのおしゃべりから新しい企画のアイディアもわき、充実した一日となりました。ご来場くださいましたみなさま、リーガロイヤルホテルのスタッフのみなさま、ありがとうございました。10.14.9またどこかでお会いしましょう!

ピエール・ニネが演じたサンローラン映画も記憶に新しいのですが、さらにもう一つのサンローラン映画が公開されます。

『SAINT LAURENT/サンローラン』サブ4 (2)

監督がベルトラン・ボネロ(『メゾン ある娼館の記憶』)、イヴを演じるのがギャスパー・ウリエル(『ハンニバル・ライジング』)、ピエール・ベルジェ役がジェレミー・レニエ、イヴを奈落の底にひきずりこむオム・ファタールのジャック役にルイ・ガレル。ミューズ、ルル・ド・ラ・ファレーズ役にレア・セドゥ、ベティ―・カトルー役にエイメリン・バラデ、そして晩年のサンローランを演じるのが、ヘルムート・バーガー。

イブ キャラ写(縦)2

6日に試写を拝見しました。そしてあまりの重たさと過激さにしばらく言葉がなく、軽い気持ちではとてもご紹介できないなと感じています。

サンローランの圧倒的に美しい世界。次々と時代の空気をとらえ、人々の意識を変えていった斬新なデザインの数々。でもそのクリエーションが輝けば輝くほど、「新しいことがもう思いつかない」イヴの苦しみは果てしなく、カール・ラガーフェルドの愛人ジャックとの出会いを機に自らずるずると奈落の底に落ちていく。

ジャックの特殊な「愛し方」の表現、そしてドラッグにずぶずぶとはまっていくイヴの描かれ方がショッキングです。「エル・トポ」にさえ耐えられた私は何を見ても大丈夫と思っていましたが、ドラッグのオーヴァードースのシーンは、あとになってこたえます。ジャック・ド・バシャール(ルイ・ガレル)キャラ写

衣装、俳優、インテリア、パリの街などは息をのむほど美しく、生活のなかにファッションが溶け込んでいるさまとか、ヘルムート・ニュートンが撮ったル・スモッキングのシーンの再現とか、モンドリアンの構図で表現されるファッションショーとか、サンローランを愛する人にとっては宝石のように感じられるファッション・モーメントがアーティスティックに描かれています。退廃的なシーンもスタイリッシュに撮られているので、ひときわショックが大きいのかな。

彼を支える友人たち、とりわけルルとベティ(を演じる二人)が慈愛に満ちて美しく、冷徹にアメリカ人とビジネスを語るベルジェの存在、サンローランが不在でもコレクションを完成させるスタッフの熱意にも救われる思いがします。この繊細な天才は、多くの人に助けられて才能を発揮できた強運の持ち主だったのだということを、あらためて感じます。生みの苦しみとプレッシャーのさなかにあって、「私は、自分に耐えられない」とつぶやくサンローランが痛々しい。それを演じるギャスパー・ウリエルは残酷なほど美しい。メイン
イヴ・サンローラン財団の協力が得られなかったそうで(それはそうだよなあ…)伝説のコレクションはじめ、すべての衣装がゼロから作られているそうです。アトリエでの作業のシーンもリアルなのですが、実際にお針子たちを雇い、彼女たちにセリフを与えたのだそうです。コスチューム・デザイナーは、アナイス・ロマン。セザール賞で衣装コスチューム賞を受賞しました。

監督自ら選曲した音楽も凝ってます。極上のソウル、ブルースが全編に響き渡ります。ルル・ドゥ・ラファレーズ(レア・セドゥ)キャラ写
ルル役のレア・セドゥ。ザ・70年代!のミューズをとても魅力的に演じています。

タイトルは「イヴ」なしの、「サンローラン」。現在の、エディ・スリマンがディレクターを務めるイヴなしサンローランと同じですね。そこになにか、深い意味があるのだろうかと勘ぐってしまいました。サブ3 (2)
人としてのサンローランの真実により深く詳細に迫ろうとする分、サンローランを本気で学びたい方にとっては観るべき映画ですが、あらかじめ、サンローランをめぐる人々やエピソードについて予習してから観たほうが、より映画に入りこめると思います。ただ、151分という長丁場に耐えるタフな体力と、過激というか、リアルすぎてグロテスクかもしれないショッキングシーンでも平静を保てる図太い神経が必要です。観客を選ぶ映画です。アート性が高く、感じ方は人によって大きく異なると思いますが、デリケートな方には、お勧めできません。時代を切り開く美を生むための、ハードな退廃。覚悟の上、ご覧ください。

© 2014 MANDARIN CINEMA – EUROPACORP – ORANGE STUDIO – ARTE FRANCE CINEMA – SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL

■配給 GAGA  R-15

■公開12月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他全国順次公開

8日にパレスホテルでおこなわれた、ミキモト秋のコレクション。10.8.13
パールとダイヤのベルトや、10.8.12たすきのようなパールのネックレスなど、目を奪われる芸術的なパールに感動。これをたすきがけしてリレーをしてみたいなどとけしからん妄想が走る。王勺風バトンの先にはキティがかたどってあってカリナンダイヤモンドが埋め込まれているとか。すいません、ただの妄想です。好きだなあと思うものを見ると妄想トリガー入ってしまいます。10.8.7
「ピクエ」など難度の高い職人技を守り、継承することを目的とした、超絶技巧を尽くしたデザインのシリーズも。素人の写真ではそのすばらしさを再現することは不可能ですが、実際に近づいて見れば見るほど圧巻。

下はかじられたザクロのモチーフ。中の実一粒一粒が深い輝きをたたえていて、吸い込まれるよう。

10.8.11
メンズジュエリーもますます充実。帆船や⚓のモチーフも素敵ですが、ワイングラスをかたどったピンブローチにはには「ワイン」がちゃんと入っていて、ウィスキーグラスには氷が入っているのです。この洒落っ気をジュエリーで表現するのはなかなか大変だと思うのですが、それを軽々と実現しているところに老舗の底力を感じます。10.8.9

フォトスポットが不思議の国のアリス風で悪ノリ記念写真。ご案内くださいましたスタッフのみなさま、ありがとうございました。10.8.14

南米パタゴニアにインスピレーションを得た香水ブランド、「FUEGUIA(フェギア) 1833 」が六本木グランドハイアット内にオープンしました。6日のローンチ記念パーティー。10.7.5

調香師はブエノスアイレス生まれのジュリアン・ベデル。彼が愛する詩やタンゴ、彼の人生に影響を与えたパタゴニアの自然や歴史、文化、人物からインスパイアされたコレクションが壮観です。ひとつひとつの香水に、物語があり、それを聞きながら試香すると、パタゴニアの風景が脳内に現れてくるかのよう。行ったことはないが。10.7.6

私にとって何よりも嬉しかったのは、夏になくなってしまったラルチザン・パフューム表参道店の大好きなスタッフ、美樹さんとあゆみさんが、このブランドで働くことになったこと! 香水の仕事は彼女たちにとって天職。また一緒に香水談義ができると思うとワクワクしてきます。10.6.1左が美樹さん、右があゆみさんです。際立った個性ぞろいの28種類もの香水の中から、美樹さんが「一押し」と勧めてくれた香水は、「フエムル」。調香師もいちばんのお勧めとしているそう。アンデス山脈を走り抜けるゲマルシカから採取したムスクと、清楚なジャスミンのコンビネーションが、これまで経験したことのない透明感のあるフェロモン香として立ち上ってきます。美樹さんいわく、「娼婦と少女が同居する香り」。10.6.2
御祝儀代わりにこれを購入。色気のなさがちょっとは補完されるでしょうか。それ以前の問題か…。笑。

10.7.4南米の地図が描かれた包装紙を使うスタイリッシュなラッピングも、気分を高揚させてくれます。

本日10月7日は「スーツの誕生日」ですね。
チャールズ2世が衣服改革宣言をおこなってから349年目。
来年は350周年祝?!charles II誕生当時のスーツ。今とは形状が全然違いますが、長袖上着+ヴェスト+ボトム+シャツ+タイ(クラヴァット)から構成されるスーツのシステムが生まれたというわけです。ヴェストが導入されたのがポイント。当時は「貴族に倹約を教える服」としてのヴェストが導入されますが、その後、もっとも贅沢なパーツとして発展していきます。

創作者の意図、創始者の目的とは違う形で発展していくというのは、よくあるパターンではありますね。文章にしても、「作者の意図」とは違う読まれ方をして広がったりとか、ね。それが世の常、コントロール不可。
ダーバンコラムVol.2 本日公開です。「巧みに隠すことから生まれるセクシー」。ご笑覧くださいませ。

明治大学リバティーアカデミーでコーディネートいたしました、堤信子さんの「一瞬にして人の心を捉える第一印象と話し方」講座が開講しました。

当初20名の募集でしたが、大人気につき30名まで増やしての満員御礼講座となりました。

同じ「知識」をもっていても、その伝え方でまったく伝わり方が違ってくる。やはりどうせ伝えるなら、聴き手の心に強く、鮮明に、長く残るように伝えたいものです。そのための具体的な方法を、私自身が学びたいと思って、プロフェッショナルアナウンサーで友人でもある堤さんにお願いしました。

第1回目のテーマは、「自分の第一印象を知り、表現力の基礎を学ぶ」。教室の熱気は高く、よい「気」が流れるなかでの楽しく充実した90分でした。10.5.2
「素の顔のレベルを上げる」方法や、肩甲骨に意識を向ける姿勢と、膝を長時間ラクにくっつけて座るためのとっておきの方法、うなずきの効能、笑顔の具体的実践など、プロの現場ならではのエピソードをまじえながらの話は興味深く、さっそく実践しています。堤先生、ありがとうございました。

第2回、第3回も楽しみです。10.5.1終了後の記念写真。左は堤さんの後輩アナウンサー、栂安亜紀さん。右が堤先生です。プロのアナウンサーも受講するほど、参加者のレベルが高くて驚きました。学ぶ意欲が高い社会人の方々に接すると、こちらもしっかり期待に応えねばと刺激を受けます。受講してくださった皆様にも心より感謝申し上げます。

J Wave Hello World 無事に終了しました。聴いてくださったみなさま、メッセージをお送りくださったみなさま、ありがとうございました!10.2.2015

J Waveのブログにもさっそくまとめられています。リニューアル金曜日第一弾としてお招きいただいたようで、光栄でした。ハリー杉山さん、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

番組の冒頭で話していた、ハリーさんと英国大使館ではじめてお会いしたときのエピソードなのですが。写真が見つかりました(下)。2年前、2013年の10月のことでした。ハリーさんが着こなしていたのはユニオンジャック柄のウェストコート(=ヴェスト)、と思いこんでいて、それを前提に話したのですが、あらためて過去ブログをチェックして写真を見つけたら、ユニオンジャック柄のジャケットでした! ボウタイもユニオンジャック。ウエストコート以上にこっちを着こなす方が上級ですね。たいへんしつれいしました。記憶って曖昧なものですね。こういうことがあるから、やっぱり記録を残しておくことにこしたことはありません。
harry union jack
17世紀に日々の記録を残し続けたサミュエル・ピープスにもあらためて感謝!です。スーツの誕生日は1666年10月7日。インターネット上には「10月18日」としている記事もありますが、私が所有する”The Diary of Samuel Pepys” vol. VI (London, George Bell & Sons, 1904)では、10月8日の日記に「昨日のことだが…」(=7日)として記されています。10.2.2015.4

「18日」が間違いと断言するつもりはありません。「18日」とされる理由がまた別になにかあるのかもしれません。

ピープス氏は、まさか自分の日記が300年以上も経って読まれるなんて夢にも思っていなかったでしょうね。淡々とした記録。どこで誰のどんな役に立つからわからないものです。10.2.2015.2350年前から延々と読み継がれて110年前に出版されたピープス全集。