Tae Ashida 2016 SS コレクション。グランドハイアット ボールルームにて。 いつもながら、駐日各国大使や大使夫人のゲストのご紹介から始まる。各国のスタンダードに応じた美しさのバリエーションの一端を知ることができて大好きな瞬間です。この日はタヒチの大使(夫人?)の迫力の美しさに目が釘付けになりました。艶やかに光る黒い肌にあざやかなオレンジのリップ、ターバン、そしてボリュームのあるボディを引き立てる、照明を受けてきらきら光るドレス。堂々と強いまなざし。サンローランが、有色モデルを使ったときのコメントを思い出す。「姿勢、動きがとても挑発的でエレガント、僕の服を着せてみたいと思った」。人のありのままの姿を祝福するために服で包み、飾り、いっそう愛でる。そんな儀式を通して、創造主に感謝を伝える。ファッションというのはそのためにあるんじゃないかとさえ思えた。

多恵さんの今回のショーには新しい試みがありました。音楽家の渋谷慶一郎さんとのコラボレーション。シンセサイザーとピアノで、渋谷さんがその場で音楽を合わせていく。身体の奥まで響く迫力の音響と、ワイルドでエレガントなドレスの競演。演劇を見ているような、ひときわ感動的なショーでした。img174あざやかなオレンジのシースルードレスからスタートするコレクションの前半は、ネイヴィー×オレンジ×白が織りなす世界を中心に、躍動感のある野趣の効いた都会的なスタイルの数々。軽やかなワイドパンツのバリエーションもセクシーでした。上はジャンプスーツ。img175 後半に登場した、複雑なテクニックを駆使して布地をたっぷりと使ったドレスの数々がとりわけよかった。モデルが歩くと、布地が肩から、足元から、腰元から、ゆれながら翻る。視線が布地とともにゆれながらついていく。動く絵画のような。ドレスを見る喜び、そして着る喜びって、これですよね、これ。 守りに入らず、常に新しい試みをしかけていく多恵さんには、いつも刺激を受けます。今回のコレクションでも、「らしさ」がひときわくっきりと出ていたように感じます。10.16終了後、多恵さんと記念写真。着ているブラウスとスカートは、Tae Ashidaです。クラシックなボウタイブラウスとタイトスカートですが、素材の艶感と絶妙なカッティングで、決してコンサバには収まりきらない。リアルクローズのデザインにおいても、多恵さんのセンスは絶妙なのです。

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