“Going to a party, for me, is as much a learning experience as, you know, sitting in a lecture.” (By Natalie Portman)

2015年感謝のまとめ その5、ソーシャルイベント。ただの阿呆なパーリーピーポーと言われればそれまでですが、社交は人の意外な本質を観察することができ、また自分の思わぬ面があらわれる現場に立ち会うことができる、きわめて学びの多い機会です。書物や芸術の「行間」の隠れた意味がわかるようになったのは、実地の社交の経験を積んだからこそ、というところが多々あります。またファッション史に登場するアイテムの大部分は、社交の場で着られていたもの。その場でのリアルな心身の動きを理解することで、300年前の衣裳に隠された知恵がわかるということもあります。また私の場合、次につながる仕事やご縁の多くは、出席したパーティーがきっかけになっていることが少なくありません。というわけで言い訳がましくてすみませんが、今年もさまざまなソーシャルイベントにお声掛けいただき、多くの方々と忘れがたい時間を共有できたこと、たいへんありがたいことと心より感謝しています。

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ブルックス・ブラザーズのパーティーでは「ジャッキー・ケネディを連想させる」(!)という理由で女性部門の「ベストドレッサー」に選ばれ、WWDにも掲載されたのでした。笑  ジャッキーと似てるのはエラ張ってるところだろう、ということぐらいは自覚しております。

コニャックの「ルイ13世」と東京フィルのコラボイベントはこの上なくラグジュアリーなもので、その後に続く貴重なご縁が生まれたし、チャーリー・ヴァイスやイセタンメンズのパーティーはいつだって新しいファッションを目にすることができる上、おもしろい方々がいらしてなにかと盛り上がり、楽しかった。改装前のオークラで6月生まれの誕生会を開いていただいたのも印象深いし、そのメンバーで真夏に汗だくになりながら屋外バーベキューをしたあと六本木ヒルズの屋上に上って月をあおいだのも忘れがたい。教え子のOGOB(僧侶もいる)が「キリストンカフェ」に集まって花園神社に詣でに行くという神仏習合のミーティングも強烈だった。グローブ・トロッター英本国会長来日のディナーも今年のハイライトを彩るほどの……とひとつひとつ挙げたらとうてい終わりそうもないくらいたくさんの思い出がぎっしりつまっています。

なかでも異色でひときわ強烈な思い出になりそうなのが、12月最後の土曜日に中目黒のスナックで行われた綿谷画伯主催の爆笑忘年会でした。コラムニストのいであつしさん、メンズプレシャスのファッションディレクター山下英介さん、画伯のお弟子さん「セクシーまちゃ」さん、そしてなんとあの国民的イケメン有名俳優Tさんが、もったいないくらいのカラオケ熱唱合戦。あの伝説の「おしゃれ似顔絵講座」から半年、まさか再会できるとは思っていなかったので再び同席できただけで感激でしたが、全員、信じられないくらいカラオケがうますぎる、面白すぎるのです。Tさんも3曲歌ってくれましたが、ルックスの美しさは言うまでもなく、選曲のセンスはよいし、声はつややかで渋いし、最高のクリスマスプレゼントとして聞かせていただきました。不思議なのは、狭いスナックは途中からほぼ満席になったのですが、だれもTさんに気付かなかったということ。さすがに最後に山口百恵を熱唱したときには気づかれたようで、Tさんが「♪ さよならのかわりに~」と歌い終わるとスナックにいた全員が拍手喝采。天井で大きな鈴がふたつに割れて中から金銀クリスタルのオーナメントがはらはらと降り注いでくるような(あくまでイメージ)こんな瞬間、短い人生であとどのくらい味わえるんだろうか。

Tさんが歌った「さよならの向こう側」のこのフレーズをそのまま、今年会ったみなさん、そして読者のみなさまにも伝えたい。

” ♪ Thank you for your kindness. Thank you for your tenderness. Thank you for your smile, thank you for your love.  Thank you for your everything  ♪”

私の退職記念講義もこの歌で締めようかな。

Miracle happens when you open your mind and sincerely trust your working partner.

2015感謝のまとめ その4、明治大学編。通常の講義内に、特別ゲスト講師として、レオン編集長の前田陽一郎さん、気仙沼ニッティング代表の御手洗瑞子さん、ミャンマー出身のデザイナー渋谷ザニーさん、そして後期にはマジシャンGO!こと佐々木剛さんにご来校いただきました。それぞれが、壇上に立っただけでただならぬオーラを放つ存在感のある方々で、ましてや話をしたら時間を忘れるほどの魅力と説得力で心をつかむ実力の持ち主。学生にとっては(私にとってもですが)、日頃の生活態度やものごとのとらえ方、ひいては人生そのものを変えるほどのインスピレーションに満ちた時間になったはずです。授業内ではありませんでしたが、ロンドンからRude Boyも遊びに来てくださいました。超豪華ラインナップです。

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また、2014年12月のシンポジウムのまとめを原稿にしたものですが、執筆者として参加した、明治大学商学部編の「ザ・ファッションビジネス」が今年、出版されました。

そして社会人にも開かれているリバティーアカデミー。ひとつひとつが奇跡の(!)講座になりました。まずは春学期にコーディネートした地引由美さんによる香水学、こちらは大人気ですぐに定員クリア、増員して満員御礼。そして綿谷寛・画伯による「おしゃれ似顔絵」講座。イラスト講座の第一回目は私がモデルをつとめ、第二回目には美人プレゼミ生二人も「チイママ」に扮して手伝ってくれました。そしてそして最終回にはなんと国民的イケメン有名俳優Tさんがサプライズでご来校、モデルをつとめてくれるという、にわかには信じがたいできごとが起きました。その後、画伯とTさんとともに、荒木町でお鮨をご一緒させていただくというここは天国ですかというありがたき経験をさせていただきました。この日の記憶は宝物です。さらに私自身が講師をつとめた公開講座「シャネル、ディオール、そしてサンローラン」には、430名もの受講者が申し込んでくださいました。平日の夜なのに、ファッションの講座にこれほど社会人の方がお運びくださるとは。驚くとともに、一般の方々にもファッション学への関心をもっていただくまたとない機会として、内容やプレゼンテーションの方法をますます磨き上げていかねばと心に誓った日でもありました。

後期は堤信子さんによるプレゼンテーション講座をコーディネートしました。前期の地引さん講座同様、当初の定員をすぐにクリアしたので増員、満員御礼でした。人前に立つときに心掛けるべきことを私自身もしかと学ばせていただきました。

最後に、11.11の田窪寿保さんとのボンド講座こと「ブリティッシュ・ラグジュアリービジネスの秘密をジェームズボンドに学ぶ」公開講座。タキシードで登壇してくださるという田窪さんの心意気を尊重すべく、私もなんちゃってボンドウーマン風ドレスに白いファーでがんばってみました。笑。当日、壇上に現れた田窪さんはまさかのカジノロワイヤル風着くずし! 常に期待の上を行く方です。かなりハイコンテクストな、スピーディーで濃い内容の対談講座になりましたが、会場の熱気高く、受講者のみなさまからのあたたかなコメントを前例がないほど(!)たくさんいただきました。ドレスアップして受講してくださった方も多く、終了後のロビーは、いったいここは本当に大学なんだろうかと一瞬くらっとするほど華やかな空気に包まれました。

教えるという立場を超えて、実は私のほうが多大な学びや感動をいただきました。ユーフォリアってこういう感覚?というほどの至福つづきでした。いやもうほんとうに楽しかったなー。特別なご配慮をしてくださった事務局のみなさまのおかげでもあります。お引き受けくださった講師のみなさま、関わってくれたすべてのみなさま、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

来年度も、学生のみなさまと、リバティーアカデミーに来てくださるみなさまに、学ぶことの豊かさと楽しさを経験していただけるよう、計画を立てております。知は無味乾燥でかび臭いものではなく、有閑階級の知識人がもてあそぶだけのものでもない。本来、すべての人に開かれた、自分自身ひいては社会の可能性を広げ、人生と世界をより豊かにするセクシーなものなのです。「何のために」という目的を問うことすらナンセンスに見えてしまうほどの学びが目標です。すたれゆく人文学の分野ですが、最後の小さな灯?(笑)の一つを端っこのほうで燃やし続けていきます。

Special thanks to all my colleagues, administrative staff and students in Meiji Universiry, Mr. Yoichiro Maeda, Mr. Zarny Shibuya, Ms. Tamako Mitarai, Mr. Go!, Mr. Rude Boy, Ms. Yumi Jibiki, Mr. Hiroshi Watatani, Ms. Catherine Haruka, Ms. Amy Ayaka, Mr. T, Ms. Nobuko Tsutsumi, Mr. Toshi Takubo, and all my friends who attended the classes and administrative staff of Liberty Academy.

Everything happens for a reason.  Even unexpected collaboration works bring you great joy and happiness.

2015感謝のまとめ その3。そのほかのテーマでのレクチャー、トークショー、対談など。2015 lecture talk 1
老舗百貨店のファッション史研修講師、老舗宝飾会社の研修講師、美容室グループの研修講師のほか、主に香水の専門家の方々を対象としたファッションと香水の話、一橋大学での音楽とファッションの話、大阪日英協会主催のロイヤルスタイルの話、リーガロイヤルホテルでのブランドの話、「レジィーナ・ロマンティコ」オーナーデザイナー角野元美さんとの開運トークショー、J-Waveでのハリー杉山さんとの対談、古着マニアのパタンナー長谷川彰良くんのデビュー応援を兼ねたコラボ講義、メンターをつとめさせていただいた「気仙沼ニッティング」御手洗瑞子さんの応援対談、そして「リシェス」英国紳士特集での田窪寿保さんとのハイコンテクストな対談などなど、対談相手や視聴者・参加者のみなさまとの<コラボレーション>によって、自分一人では決して到達しえないところまで導かれた感が強い仕事に多々恵まれました。

とりわけ立場の変化を強く意識させられたのは、長谷川彰良くんのデビュー支援と、御手洗瑞子さんのメンターとしての仕事。上を見ると本当にハイレベルな方々が大勢いらっしゃるので、ぶりっこでもなんでもなく、私としてはまだまだ学ばなくてはならない修業の身というか若輩のつもりで気楽でいたので(こう書いてみると厚かましいね…、やはり)、三好一美様の推薦で日本投資銀行さまより瑞子さんのメンターを依頼されたときには驚愕したし、長谷川くんデビューに関し全面的に頼られた時にも内心、かなり違和感があった。でも訪れるご縁はなにかの理由があって訪れるのだと受け入れ、相手の立場に立って真面目に取り組んでやってみると、予想以上に喜ばれ、何より私自身が視点を変えることでたくさんの気づきを得ることができました。

でもやはり、いまだに苦手なんですよ、大学以外の場所で「先生」と呼ばれるのが。

Special thanks to DBJ, Kesen’numa Knitting, Ms. Kazumi Miyoshi, 45rpm, Horus, Regina Romantico, Rihga Royal Hotel, Richesse, Mitsukoshi Isetan Holdings, Mikimoto, Zele Network, Hitotsubashi University, BLBG, Fondation des Arts de la Fragrance Franco-Japonaise, The Japan-British Society, Penhalogon, Koko-no-Gakkou by Yoshikazu Yamagata,  J-Wave.

What is the most thrilling aspect of fashion is, it sometimes helps us to reveal the most unexpected side of ourselves.

2015年感謝のまとめシリーズその2。ファッション、ライフスタイル全般に関するエッセイに関しても、多くの媒体で書かせていただきました。もっとも印象深かった仕事は、「ソーシャルカレンダー」連載も担当していたリシェス誌での特別記事、シェリー・ブレアさんへのインタビュー記事です。8.29.1      (8月29日 プリンスホテルさくらタワーにて)

25ansでは35周年記念巻頭エッセイを、レギュラー執筆陣の一人として寄稿させていただいたのは感無量。ラグジュアリー、ダイアナ妃、ロイヤルスタイルなどその後に続くテーマはすべて25ansでの仕事がスタートでしたから。読売新聞、北日本新聞「まんまる」、両連載もともに50回を超える長期連載となり、多くの人に感想などのお声をかけていただけるようになりました。アシダジュンさんの広報誌JAも、もう10年近く書かせていただいており、長いお付き合いが続くのはなによりもありがたいことと感謝しています。最新号には満を持して?「ファッション学宣言」を書きました。もう後に引けない思いです。

Japan-in-Depthに寄稿した「ボストン美術館キモノウェンズデー事件」総括記事はウェブ上でも話題となり多くの方に読まれ、いま、英語版を準備中です。また、GQ誌に書いた「ノームコア」の記事は、ウェブ版がいまだに根強く読まれ続けています。トレンドの話であるからこそ、普遍性をもつ文体で確実に書いていくことの大切さをあらためて肝に銘じています。

さらに、多くのブランドから、コレクション、ショールーム、展示会、新作発表会へお招きいただき最先端のファッションがうまれゆく現場に立ち会うことができたことは幸いでした。そしてある高級化粧品会社×ファッション誌タイアップの「輝く女性10人」の一人に選んでいただいたのはおまけのような幸運!

2015 fashion 2
フレグランス、ビューティー関連の展示会、発表会にも数多くお招きいただき、よい香りと新しい情報が途切れることのない一年でした。心より感謝申し上げます。
2015 perfume

Special thanks to Jun Ashida, Tae Ashida, Mikimoto, British Luxury Brand Group, Regina Romantico, Tadashi Shoji, Richesse, 25ans, Kitanippon Shinbun, Yomiuri Shinbun, Sarai, Precious, Mitsukan Water Research Center, Japan-in-Depth, GQ, Shiseido, Guerlain, Sisley, Parfum de Rosine, Penhaligon, Different Company, Fueguia, Jo Malone, Dunhill, Valentino, Ferragamo, Laboratory Perfume……

I recommend this article of Elle Japon, to whom attracted to these keywords;  English Gentleman, Public School, Eton, British Culture, etc.

ジェントルマン、イギリス階級制度、イートン、パブリックスクール、というキーワードにぐっとくるかたにお勧めの記事。エルジャポンのイートン校潜入記事です。Fourth of Juneのことはこの写真つきの記事ではじめて具体的に知ることができました。

メンズファッションに関しては、今年もたくさんの原稿を書かせていただき、研修講師を務めたりトークショーのゲストとして話をさせていただいたりしました。また刺激的なファッションシーンにも立ち会うことができて幸運でした。

Special Thanks to United Arrows, D’urban, Fairfax, British Luxury Brand Group (including Hacket London, Globe-Trotter), Mitsukoshi Isetan, Isetan Mens (including Chalie Vice, Salon de Shimaji), Batak House Cut, Ralph Laurent, Giorgio Armani, Union Works, 45rpm, Rude Boy, Le Parrin, Men’s Preciou, GQ, Asahi Shinbun digital, Sarai, Openers, J-Wave……

お仕事をご一緒させていただいたみなさま、そして読者のみなさまに心より感謝申し上げます。引き続き、ジェントルマンシップやダンディズムを論じるときには、専門的に学んできたイギリス文化史の視点を活かし、知識と感性をブラッシュアップしてお役に立てるようがんばります。mensfashion 2015のコラージュ

 

 

Perhaps this was the last social event of 2015.   Visited Russian Embassy at Azabu, to attend the piano concert of Miss Kanon Matsuda, and after party.  12.28.812.28.4

Russian Ambassador Mr. Afanasyev Evgeny Vladimirovich and Miss Kanon, 19 years old. The wall behind them is “Moscow of 1876”.
12.28.1
Met and enjoyed conversation with many friends.  With Ms. Hisae Odashima and Ms. Nobuko Tsutsumi, and a Russian gentleman.

12.28.5

Beautiful fruits served at the party.  This small orange is called “Clementine”.  Unexpectedly sweet and delicious.

☆☆☆

ロシア大使館にて、松田華音(まつだかのん)さんのピアノコンサート。まだ19歳ですが、モスクワ音楽院に、日本人としては初のロシア政府特別奨学生として留学中です。

日本とロシアの友好にとっても貴重な機会、ということを、ロシア大使はなんども強調していらっしゃいました。

160名ほどのご参加のみなさまで華やかだったアフターパーティー。久々にお会いしたかった小田島久恵さん(fatale にて青石ひかりさんの名で占いも連載中)とも再会、ご一緒した堤信子さんと3人でガールズ(失礼)トークで盛り上がり気がつけば最後の客に。笑

ロシアのお酒や食べ物がたくさん振る舞われました。私はパーティーでは食べないのですが(飲んでしゃべってばかりいる)、このちびみかんにはそそられました。ぶどうの粒とかわらないくらいの小ささ。構造はしっかり、みかんで、甘くおいしい。

FB友でもあるイギリス在住の作家、入江敦彦さんが、「クレメンタイン」という名であると教えてくれました。なるほど!

関係ないですが、ジョン・フォードの「荒野の決闘」の英語のタイトルは、”My Darling Clementine”です。なんてことを連想しました。

今回の会にお招きくださったのは、東京フィルの松田亜有子さんです。昨年のEsprit Dior×Forbesのトークショーに来てくださったのが最初のご縁で、今年はルイ13世の会、プライベートな食事会、と楽しい機会をご一緒させていただきました。ありがとうございました。

終わらせるべき仕事がまだまだ。あと2日も残っている!ラストスパート。

 

 

 

Official Web Site of Isetan Men’s uploaded “Party Snap” of the opening reception of Isetan Men’s Salone at Marunouchi.isetan salone

Isetan Men’s のオフィシャルサイトで、先日の丸の内Isetan Men’s Salone のパーティースナップが掲載されています。

大学での講義帰りだったこともあり、撮られることは想定していなかったのでなんだかお堅い装いですが。

逆に、こんな格好で講義するのか?!と聞かれるのですが、はい、上着だけ着替えます。日中はノースリーブドレスの上にテーラードジャケット、夜には上だけオーガンジーのボレロに着替えればカジュアルなパーティーであれば問題ありません。たぶん。

昼は堅気の仕事で夜にレセプション、というケースが多いのですが、そういうライフスタイルに合うファッションというのを提案していただければ需要はあると思うのですが、デザイナーのみなさま、いかがでしょう?

ともあれ、スナップコレクションでは、私などはともかく、ほかのメンズの出席者の方々の装いはさすが決まってます。

それにしても世の中が騒がしいクリスマスウィークにはみごとに一度もソーシャルイベントに出席しませんでした。こんな昔の(って2週間前)パーティースナップを懐かしみながらこもって淡々と仕事をしています。諸々の遅れを取り戻しますm(__)mm(__)m

 

Vintage Clothing Research Committee, at 45rpm Minami-Aoyama.

Mr. Akira Hasegawa has got a new “vintage” jacket, which is supposed to have been worn in the 18th century.  Connoisseurs of mens’  clothing joined and discussed about vintage tailoring. Fruitful meeting.  Thank you all, who has special knowledge and experiences concerning tailoring.12.19.2015.14

Detailed article will be followed later.

☆☆☆
45rpmのパタンナー、平成生まれの長谷川彰良さんが、新しい古着(という言い方も妙だが)を入手し、識者が集まって鑑賞しながらそれぞれの立場からテイラリングを議論するという勉強会でした。なんと18世紀のフロックコートを直接手にとったり着たりして多方面から研究できるというまたとない機会。

それぞれの専門的な立場から見ると、同じ服を見ていながら新しい発見が多々!テイラリングの話だけで濃厚な2時間を過ごすという貴重な学びの経験をさせていただきました。詳しくは専門的な媒体で書く予定です。しばし、お待ちくださいませ。
12.19.2015.12

左から、ヴィンテージクローズマニアで実際に1920年代の服を着ている高梨周三さん、バタクハウスカット新宿御苑店店長の川部純さん、パパになったばかりでもある古着マニアのパタンナー長谷川彰良さん、古着屋さんだったジェレミー・ハケットさんの発言をよく知るハケットロンドンの大西さん、そして写真には写っていませんが平成生まれの女性テイラー、”SHEETS”のモリタ・トモさん。それぞれの立場から見るとこう見える、という意見をぶつけて集合知を作るというのは楽しく有意義なことでした。みなさま、ありがとうございました。

 

Magician Mr. GO!  came to my class and gave a lecture & performance.12.18.5

The unique career building story of Mr. GO!  itself is funny but magical, therefore full of inspiration.  Moreover, his incredible performance surprised and moved us deeply. I feel lucky to share this happy excitement with my students.12.18.6

Special thanks to talented and generous Mr. GO! .12.18.2

Memorial photo, with a magic card of A of Heart.

☆☆☆

マジシャンGO! さんに講演&パフォーマンスに来ていただきました。
世界トップクラスのマジシャンの、夢を抱いてから苦労を重ね、現在に至るまでのお話そのものが、面白おかしくもマジカル。心の底から望むものを手にするためにはどう行動すればよいかという示唆に満ちたお話でした。

驚愕のパフォーマンスもさることながら、なぜ私たちの目と脳は騙されてしまうのか?というアカデミックな問いも突き付けられた、ワクワクする時間でした。クライマックスの「未開封の明大茶ボトルに名前を書いたカードを入れる」マジックでは、ホール全体が興奮のるつぼに。

実は、GO!さんは超超ご多忙スケジュールのなか、クリスマスプレゼントとして、ボランティアで来てくださいました。これからのキャリアに迷う学生にとってはとりわけ、すばらしいギフトになったのではないかと思います。

終了後も、近所のバルでお話を伺いました。震災後は被災地にマジックを披露しにいき、被災者の方々を元気づけるつもりがかえってエネルギーをもらいに行ったようだったというお話。今日も、大学生から逆にエネルギーを与えてもらったというお話。昨日のJUJUさんの記事に関して感じたことと、なにか通じる話のように思います。天からのギフト(才能)を使って人を幸せにしようとすると、逆にエネルギーがますます満ちてくるということ、たしかにあるんですね。

そして来年の夢も。叶うといいね! これからの夢を素直に語りあえる人と時間を過ごせるというのは、幸せなことですね。話を聞いていると「夢に向かってまっすぐ」感が伝染するようで、わたしも2016年は「A of Heart」の心意気で行こうという気になりました。

善意の連鎖がよい循環をもたらしますように。GO! さんと一緒にご来校いただき、プチマジックを披露してくださったお弟子さんのYouさんにも感謝します。思えばGO!さんとのご縁が始まったのは、今年4月1日のチャーリー・ヴァイスの誕生パーティーでした。チャーリーにあらためて感謝。そしてこの日の講演&パフォーマンス実現にいたるまでに関わってくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

Invited to the Press Presentation of Sisleya L’integral by Sisley Japan.  At Palace Hotel.12.15.1

New Anti-Aging cream by Sisley now acts on the third dimension of ageing: it acts not only upon the visible signs of intrinsic and extrinsic ageing, but also, and for the first time, on those linked to behavioral ageing.

It will be released on the 11th March, 2016.12.15.5

Memorial Photo. From left: Ms. Nobuko Tsutsumi, Mr. Jerome Dovillers (Representative Director of Sisley Japan), Nakano, Ms. Yumi Jibiki, and Ms. Kaoru Gunji (PR of Sisley Japan).

12.15.10

After the presentation, petit party with Yumi-san and Nobuko-san at Palace Hotel Lounge. Thank you, both of you, for those wonderful contributions to the Liberty Academy of Meiji University this year.

☆☆☆

シスレージャパンさまよりお招きいただき、パレスホテルにて新製品「シスレイヤ・ランテグラル」発表会。エイジングをもたらす3つの要因、すなわち遺伝的側面、環境的側面のほか、行動的側面にもはたらきかけるのが新しいというクリーム。効きそうです。シスレー・ジャパン代表取締役ジェローム・ドヴィレ氏じきじきのスピーチもあり、アンチエイジングの新潮流を知ることをできたうえに、シスレー社の新製品に対するたしかな自信がうかがえた発表会でした。

終了後、同じく参加していた地引由美さん、堤信子さんとパレスホテルラウンジにてカクテル。今年はお二人には明治大学リバティアカデミーにおいても多大な貢献をしていただきました。感謝してもしきれないくらいです。来年に向けての夢を語りあった(お二人においてはすぐにそのまま実現しそうなくらい、ありありとその様子が描けた!)、充実した楽しい時間でした。あまり未来を描く習慣のない私も、それぞれのお話を聞いているうちに、夢のかけらのようなアイディアが生まれてきたような気がしました。さっそく帰途にメモ。

常にロジカルに、オープンハートで、さっそうと笑顔で仕事をしていく信子さんと由美さんには、私も大きな影響を受けています。いつもほんとうにありがとう! 来年もどうぞよろしくお願いします。


シスレーのホリデーバッグに書かれていた「Give」。Givenchy かと思った・・・のは冗談ですが、Giveってやはり幸運を招きよせる最大にして最後のカギではないかと思う。与える、委ねる、贈る、伝える、発する、捧げる、譲る、差し出す、捨てる・・・。なにか行き詰ったら、Give という行為をしてみると、必ず思いもよらなかった報酬が降ってくる。やれるだけのことをすべてやって、あとは、我執を捨てて天に委ねるという思いでGive。お返しは期待しない。12.15.11パレスホテルラウンジから見る夜景の美しさもまた、この日、思いがけず降ってきた「ギフト」。

 

 

Business lunch with Ms. Takako Akiho, Ambassador of the great cognac Louis XIII.  At the modern French restaurant Corrage at Conrad Tokyo.12.15.2

The main topic was about our collaboration next year. We first met at the Louis XIII dinner held at September this year.  Ambassador Takako-san is standing on the right side of this photo taken then.  Louis XIII event

Back to Conrad. The dishes are so superb and atmosphere of the Conrad is exclusive but open, suave but snob in a good sense. Thanks to the star chef, Mr. Maeda, for the super excellent service.12.15.3Memorial photo with Chef Maeda.

Special thanks to Takako-san and Louis XIII.  I cannot wait to the collaboration work with you next year.

☆☆☆

コニャックの最高峰「ルイ13世」のアンバサダー、秋保貴子さんにお招きいただき、コンラッド東京「コラージュ」でビジネスランチをご一緒させていただきました。

メインの話題は、来年のコラボレーションのお仕事。まだ内容はこれから詰めていきますが、今からたいへん楽しみです。

「コラージュ」のシェフは前田慎也さん。京都のご出身で、ロンドンの“The Canteen”や“Soho House”などで部門料理長を経て、ニューヨークの“Aquavit”で活躍。その後、再びロンドンのスターシェフ、ゴードン・ラムゼイグループのレストランに外部から初の副料理長として入社。すぐに才能を認められ、二ツ星“Petrus” や三ツ星“The Restaurant Gordon Ramsay”などでシニア副料理長を務め、2008年2月に「ゴードン・ラムゼイat コンラッド東京」のシェフ・ド・キュイジーヌ(料理長)に。そこでの料理長就任時よりミシュランの星を獲得し続け、「コラージュ」でも2年連続でミシュラン一ツ星を獲得していらっしゃいます。ひとつひとつ、ミクロのレベル(というのはおおげさですが、そう言いたくなるほど)にまで工夫の行き届いた、すばらしいお料理に感動しました。ミーハーに記念写真をご一緒していただきました!

ミーハーの言い訳がましいかもしれませんが、やはり力のある、好もしい波動(これはほんとうに理屈を超えた直感なのですが、確かに、波動のようなものを感じます。別の表現で「オーラ」と呼ばれるものかもしれません)を発している方とお写真を撮ると、よい方向に共振していくように感じるのです。自分もそんな存在でありたい、と思わされます。

天井高く、ちとスノッブで、凛とした「気」が満ち溢れる空間のなか、秋保さんとのお話も深まり、来年のコラボレーションに向けて、ご提供できる内容をさらにバージョンアップさせていかねばと心身がひきしまる思いでした。

秋保さんは明治大学の公開講座にも来てくださったり、コラムをご愛読くださったりして、そのたびに感想も丁寧に届けてくださいます。最新のダーバンサイトでのコラムが刺激になって、よりよい将来に向かってともに歩んでいけるようなモノを買おうと決心して高価なお着物も購入されたとか。私のほうがびっくり。笑。また、「そのような(関係を未来へ向けて大事に育てていける)男性に選んでもらえるような女性になりたいと思った」とも。あーそれは私もだが、なかなか現実はうまくいかんよね……。笑。選んでもらえなかったヒトが憧れをこめて所詮きれいごとを書いておりますが、きれいごとも厳しい現実を生き抜くためには必要、と言われ、そういう読まれ方もあるのかと少し安心した次第。それにしても、「感想を伝える」ことは人間関係の第一歩、と言ったのは見城徹さんだったか、大切なことだと思わされました。私も心が動いたら照れずに感想を伝えることを怠らないようにしよう、とあらためて決心。

すばらしいおもてなしを通して、来年への具体的な「夢」のひとつを思い描くことができたような気がしています。「コラージュ」のスタッフのみなさま、そしてルイ13世アンバサダーの秋保貴子さんに心より感謝申し上げます。

 

フィギュアスケートの羽生結弦さんが300点越えした理由について、dmenu映画というサイトでの分析が面白かった。

野村萬斎から受けた助言というのが、他の仕事にもすべて通用する内容。たとえば私の仕事にとっても、たいへん有益なアドバイスである。以下、分析の引用です。

~~~~~~~~
①誤作動しないくらい徹底的に型を身体に覚え込ませること
②同じ演目でもやるたびに新しい驚きを観客に与えるよう演じること
③型を効果的に見せるためには押すだけでなく引く演技も必要であること
④型にはすべて意味があり、その意味は自分で解釈するもの
⑤記憶に残るような演技をすれば結果はついてくる
⑥精神性が重要。場を支配するためには場を味方につける

~~~~~~~~~
とりわけ6番。場を味方につけるため、場の「気」を集めるという発想が、論理的でないようで、実は経験上、きわめて腑に落ちる話なのである。

場の「気」を支配する。これが300点越えの演技をもたらした点について、このライターさんは、次のように表現する。

「天を仰ぎ、地に言い聞かせ、指先に意識を集中させた。「GPシリーズNHK杯」を滑り出した羽生は、すぐに集めた“気”をいったん胸の前で珠にし、すぐに会場の両サイドに放出した。コンビネーションスピンのあと、能でいう“開き”のポーズを取り、再度“気”を引き寄せる。トリプルアクセルに続くダブルトゥーループでは両手を上にあげ、天に持ち上げた“気”を着地と同時に放出。続いて緩やかに右回転し、会場の空気を身にまとったかと思うと、トリプルアクセル、シングルループ、トリプルサルコーと真逆に連続で飛び、身に引き寄せた空気を一気に会場の隅まで放った。すべてのジャンプを決め、コレオグラフィックシークエンスに入る際には、鈴の音とともに両腕を左右に大きく広げ、前の空間にアピール。ラストの足換えコンビネーションスピンで上へと昇りつめ、太鼓の音とともに地上に君臨した」

さらに、ややスピリチュアルが入っていそうなこの「気」を集めるということに対し、中井貴一のことばで集約。「演技とは、一身に集めた様々な気を発散すること。それは、すべての芝居ができたうえで、一度そぎ落としたときに成立する」と。

たとえば成功した講演やトークショーと、その感覚に至らなかった講演の決定的な違いはここなのですね。ある人はそれを「聴衆とのコミュニケーション」と呼び、ある人は「場の空気を読む」と呼びますが、たぶん、内実は同じこと。見えないけれども実は確実に存在する場の空気。これを操ることが最終的な「成功」のカギだ。でなければ、「動画」や「録画」を画面で見ているだけでもいいはずだ。そうではなく、内容がわかっていてもライブをわざわざ体験しにいくのは、場の気を操り、操られるその場限りの感覚を共有するため。

Congratulations to my friends, who have published memorable books recently.  One book is “The World Barber Tour”, by the Razor Club.  The other “Poisson” by Ms. Yukari Koyama.

☆祝! 「The World Barber Tour 」発刊。12.11.2015.6

カミソリ倶楽部さんによる壮大なプロジェクトの完成です。2008年から現在まで、世界38か国、157の理髪店を実際に訪れ、データや写真や虚実織り交ぜたエピソードでその土地のさまざまなことがらを紹介する本。それぞれの土地の文化が、理髪店から浮かび上がるというとてもユニークで価値のある本です。

 

カミソリ倶楽部さんとのご縁は、ペンハリガンのイベントから。プロジェクトの完成、おめでとうございます! ヒゲ倶楽部の丸山尊人さん、ご恵贈ありがとうございました。
higekurabu
ぺンハリガン「バイオレア」の発表会にて。左がヒゲ倶楽部会長の丸山さん。

☆そしてもう一冊が、こやまゆかりさん原作による「ポワソン」第二巻。ポワソンとはフランス語で「魚」の意味。ポンパドゥール夫人の旧姓が「ポワソン」で、平民出身の彼女は、ヴェルサイユ宮殿でさんざん「魚」ネタでからかわれたのです。poison 2
ポンパドゥール夫人を描く漫画も映画もすでにいくつかありますが、ゆかりさん版は、より心理的な闘いにぐぐっと迫っているのです。好色であっても愛を知らないルイ15世を虜にした彼女の魅力とは
なんだったのか?!

封を開いたら面白すぎてそのまま一気に読み切ってしまいました。サインまで入れてくださって感激。

koyama sign
ゆかりさん、おめでとう&ありがとう!第三巻が待ちきれません。

koyama matumoto
10月のリーガロイヤル大阪の講演に来てくださった、こやまゆかりさん(左)。中央は、やはり人気漫画家の松本美緒さん。古今東西の「壮絶な生き方をした女たち」で時間を忘れて盛り上がりっぱなしだったひと時です。

 

Opening reception at Isetan Salone Tokyo, Marunouchi.12.11.2015.8

Suave and cozy shopping place, filled with air of modern Tokyo.12.11.2015.9

Honored to see the famous flower designer Mr. Nicolai Bergmann himself!  Memorial photo in front of flower boxes of Nicolai Bergmann.12.11.2015.2

Special thanks to Ms. Ouko Narikawa and Ms. Naoko Tashiro of Isetan Men’s. Memorial photo with Ouko-san.12.11.2015.1

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丸の内にIsetan Saloneオープン。伊勢丹メンズ館のエッセンスをワンフロアに凝縮したショッピングスペースです。木のぬくもりが活きたモダン東京スタイルのインテリアで、よい「気」が流れているのを感じます。

ジャン=ポール・エヴァンのショコラショーで休憩できるスペースもあり、男性も女性も楽しめます。

高級フラワーアレンジメントで有名なニコライ・バーグマン、そのデザイナーご本人にもお会いできて感激でした。お花のイメージを裏切らない、ご覧の通りの美しい方です。

店内をサロン・ド・シマジのチーママとしても知られる成川央子さんにご案内いただきました(写真)。ご招待くださったのは、メンズ館オープン当初、つまり10年以上も前からお知り合いの田代直子さん。OPENERSのお仕事をご一緒した当時は「エシカル」ということばもまだ知られていなかった時代で、当時はメンズフレグランスやコスメのバイヤーでいらっしゃいましたが、いまやお名刺には「部長」の肩書きが。考えてみれば私も10年前とは別人(社会的にというよりもむしろ中身が)。Time flies but time can do so much, in a good sense. 10年後なんてきっとあっという間でしょうが、その間を夢中で駆け抜けられれば幸いではないかと思います。

他の社員のみなさまにもあたたかくもてなしていただきました。ありがとうございました。丸の内界隈の男性の外見とマインドを変える、新しいパワースポットになるのではないかと期待しています。

 

“Manmaru” (January issue, 2016), a magazine attached to Kitanippon Shinbun, is released today.manmaru 1 cover

「まんまる」2016年1月号発行されました。

今号は「良書との出会い」特集。「人生を変えた一冊」というお題をいただき、連載「ファッション歳時記」の特別版として、デビュー翻訳『性とスーツ』が変えた人生について書きました。ちょい、ハズカシイですが、このような過程を経て今のような仕事をしています。という話です。manmaru books左下の写真は、自宅で次男撮影。立つ位置を指示されました(まんなかではない)笑。

Isetan Men’s Official Website uploaded a detailed article about our talkshow at Chalie Vice last month.

Be a gentleman isetan
伊勢丹メンズ公式サイトで、先月おこなわれましたチャーリー・ヴァイスのサロントークショーの詳細リポートが掲載されています。こんなことを話していたのか……。最中は夢中なので、あとから気づくことも多々です。個人的には「ああいえばよかった」「こうすべきだった」の苦い反省もありますが、では具体的にどうすべきだったのかを脳内にたたきこんで次に活かしたいと思います。

あー。でもその場で、その瞬間に出てくるものがその人のすべてですね。それ以上でも、それ以下でもない。だからこそ「今、ここ」に対する集中力がものをいう。トークショーや講演の時には常につきまとう思いです。

このトークショーそのものに関しては、田窪さんの名司会ぶりあって、トータルで読めば面白い記事になっているのではないかと思います。ご笑覧くださいませ。

A beautiful sunset gifted from heaven yesterday.12.5.2015“The first stab of love is like a sunset, a blaze of color — oranges, pearly pinks, vibrant purples…” ― Anna Godbersen, The Luxe

I do not know whether it is just a coincidence or not…  But it is true that the less I attach to a thing or a person, the more I am rewarded.  People say I write only superficially nice words, actually I do, but beautiful incidents like this sunset do happen to me when I release my obsession and throw away my ego.  Give what I have, then the unexpected gift comes from the unexpected people or place. It is a mystery, maybe I am only lucky for the moment, but I believe it has been a good strategy for me to stay passive for the opportunities but create active within them as my heart and other people feel pleasant.

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積極的に活動しているように見えるかもしれませんが、私の「機会」や「人」に対する態度は徹底的に受け身です。イヤミに聞こえたら申し訳ないのですが、自分から何かをつかみにいくとか、追うということはめったにしません。訪れない機会は縁がない、どんなに好きでも振り向かない人は縁がない、と思い、去る人も決して追いません。逆に、執着やエゴを手放せば手放すほど、予想もしない機会が訪れることがあります。それに対しては、持てるものをすべて注ぎ込んで自由にフルに最大限に活かす。「機会」のほうが予想すらしなかったほどに。この結果が「積極的」に見えるだけなのだろうと思います。エネルギーは強く、我は弱く、采配は天に委ねる。機会も人も来なければ、それはそれで淡々と一人でなんとかやっていける。長い長いトンネルを経て、たくさんの後悔と決心を繰り返した果てに、そういう境地に最近、至りました。「きれいごとばっかり」と批判されたので書いてみました。浅瀬に流れていく水のようなそんな生き方を理想とし、実践しようとしているので、ある人々にとっては不愉快で底の浅い「きれいごと」ばかりに見えるのでしょう。早晩この世を去らねばならない、しかも残された時間がそれほど多くないのですから、きれいごと嫌いな方は、穏やかにスルーしてくださいませ。

Meiji University Press (1 / Dec. /2015) has introduced our Bond Lecture.  Thank you so much!
meidaikouhou

明治大学広報12月号(No.686)に掲載されました。感謝。
それにしても、他の教授陣の重厚な写真の数々に比べ、この写真だけ浮いておるな……

まあ、自分にないものをまねしようったってフェイクにしかなりませんものね。自分なりの「ファッション・スタディーズ」の考え方と方法論を実践していけばいくほど「倫理」を究めていく感覚に近くなっていくのだが、そうなればなるほど、見た目が一見派手になっていくという、これまた一見「矛盾」。

前例がなかろうと、「そんなことやる人はほかにいない」状況であろうと、積み重ねた試行錯誤の上の内側からの確信があれば、静かな落ち着きを保っていられる。自信というほどではない、虚勢とは無縁、プライドなんぞとも違う、ビクビクする必要も媚びる必要もない、とても「自由」な感覚です。「ありのままで」と訳された”Let it go”というのはこの境地ではないかと思ったりします。The cold never bothered me anyway.

と書くとかっこよくなってしまうのでアレですが、別の言い方をすれば「だれもいないところで一人」の自由に満ち足りるようになった、という程度です(^-^;

A year has passed since the great exhibition of the “Survival of Elegance” of Jun Ashida.  Here comes the official short movie. I am very honored to have taken a small part of this exhibition, by writing almost all the text part of the exhibition.

A year ago. Time flies away.  I wish the Elegance of Jun Ashida and Tae Ashida will shine forever !

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Just a murmur. Remembering the way I was this year..

I hope I have grown up a little bit more than a year ago.  I’ve got self-control and possessed self-sufficiency enough to feel light-hearted, even when I had to go through tough emotional experiences. I could manage to go on to the next step, after a little bit of tears. I’ve got this strength through my own methods and thinking of “Fashion Studies”.  Special thanks to imaginative Mr. Bond, who has always been active as my source of inspiration and kept me up to aim at the supreme ideal of elegance.

Attended a champagne party at the ball room of Grand Hyatt. Hosted by BLBG.  Followed a premiere of Spectre.12.2.2015.3

Met a lot of people and I am afraid I was too talkative and appear frivolous person (as I actually am) because of Bollinger (4~5 glasses…).  My life is such a shallow one.

Recently I came to realize that it is better not take myself seriously; that is almost an only way not to feel depressed because of  many defects of myself.
12.2.2015.1
Anyway, great party, where beautiful guests dressed like actors in the world of James Bond. Thanks to Chairman Jeff (we had official dinner only the day before yesterday and he welcomed me saying “Long time no see!”. That’s British joke)  and CEO of Japan, Mr. Takubo, dressed neatly this time.

12.2.1

I am afraid I look to have had too much bollinger: I sent this photo to Jeff with this message. And his reply was “I am sorry to disagree with you; there is no such thing as too much Bolly”.  So Brit.

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BLBG主催のカクテルパーティー、グランドハイアットのボールルームにて。その後「スペクター」試写会。一昨日お会いしたばかりのグローブ・トロッター会長のジェフさんにも再会しました。「ボランジェ飲み過ぎの顔で恐縮ですが」というメッセージとともに記念写真を送りましたところ、「いやそれには同意しかねる。ボリーを飲み過ぎるということほどすばらしいことはない」というお返事でした。

Lecture for the staff of the Men’s Clothing and Accessories Department at Mitsukoshi Isetan.  Because I love this theme so much, I am afraid I put the information rather too much. Prepared 150 slides of visual material, not enough for me, but perhaps too many for the listener. Modern history of men’s fashion seems banal but actually, once you find the key to look from the other point of view, it is very tricky and there are abundant episodes to talk.

Thank you all, who patiently listened to my lecture. Special thanks to the staff of Mitsukoshi Isetan Human Solutions who offered me great opportunities.伊勢丹研修

三越伊勢丹百貨店メンズフロアご担当者さまを対象に、研修講師をつとめさせていただきました。ありがとうございました。

Globe Trotter night.

Dinner with the chairman Mr. Jeff Vaughan of Globe Trotter and real globe trotter Mr. Takanori Nakamura, who travels from the South Pole to the North Pole with Globe Trotter suitcase. Exciting to hear the brand history and hidden episodes from both British chairman and Japanese CEO.

Thank you all who share the British spirits full of twisted humor. An exuberant night to remember.11.30(from left) Mr. Toshiyasu Takubo, CEO of Globe Trotter Japan.  Ms. Satoko Enomoto, PR of Globe Trotter.  Nakano. Mr. Jeff Vaughan, Chairman of Globe Trotter.  Mr. Takanori Nakamura.

グローブ・トロッター会長がイギリスより来日、ディナーにお招きいただきました。北極から南極まで旅するリアル・グローブ・トロッター(地球を旅する人)であるコラムニストの中村孝則さんもご一緒でした。

すべての工程をイギリスの工場で作り上げているただひとつのブランドになったグローブ・トロッターの、歴史や公開されていない秘話を、会長と、日本のCEOである田窪氏からともにお伺いできたことはなかなかエキサイティングでした。ちょっと毒舌入ったザ・ブリティッシュ・ユーモアに笑い転げた夜でした(イギリス人はファニーなことを言いながら決して笑い転げませんが)。

 

青山のレストラン、ミュージアム1999ロアラブッシュにて。