“Passion has little to do with euphoria and everything to do with patience. It is not about feeling good. It is about endurance. Like patience, passion comes from the same Latin root: pati. It does not mean to flow with exuberance. It means to suffer”   (by Mark Z. Danielewski, House of Leaves)

神宮前のセゾンアートギャラリーで、現代美術家、笹田靖人さんによる「イノセントワールド」が開催。セゾン美術館の芳野まいさんにお招きいただき、オープニングパーティーに出席しました。1.10.2

マシンや人や多様なオブジェがぎっしりとシュールに自由に描きこまれた、ド迫力の絵画の数々。笹田靖人さん自らが熱弁をふるって解説する。1.10.3

「かえりみち」と題された絵が表すのは、「夢の実現への困難な道のり」だそうです。周囲に「絵で食べていくなんて無理」と反対されながら、でも決してあきらめず、遊びの誘惑にも負けず、夢を食べてしまう化け物にも恐れず、ひたすら描き続けて夢にむかっていく過程が、ぎっしりと描きこまれる。1.10.4

「相思相愛」と題された絵にも思わず見入ってしまいました。奥歯で思いをかみしめる男と女、傷だらけの男(女に傷がないのは……ちょっと笹田さんまだ若いわね、笑)などなど。小さく描きこまれたモチーフひとつひとつに彼なりの意味があって、それを聞くのがまたおもしろい。

気持ちがうわーっと入らないと絵なんて描けない、と語る笹田靖人さん30歳、情熱が伝染してきそうなほどアツイ方でした。そして情熱の持続には忍耐が必要ということを、笹田さんは絵を通して教えてくれる。

インタビュー記事も、心を揺さぶられます。こちらです。美術は過剰に足していき、デザインは引き算をしていく、という考え方にも納得。

情熱をもちつづけられるものがあるということじたい、「やりたいことが見つからない」という相談を受けることも多い現代において、とても幸せなことだと思う。

“Passion is the genesis of genius” (by Galileo Galilei).

インタビューにもあるように、笹田さんは山本耀司さんともコラボしている。ファッションとアートの結びつきについては、リシェス誌にも書きましたが、今後日本でも、さまざまな場面で増えていきそうです。会場にはファッション関係者も多々。

1.8芳野まいさん、地引由美さん、カルロこと黒部和夫さんと、笹田さんの絵の前で記念写真。

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