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6月15日(水)19:00~20:30 明治大学中野キャンパスにて公開講座をおこないます。

お申込みは、明治大学リバティアカデミーHPからお願い申し上げます。

もしご都合が合うようでしたらどうぞご来場くださいませ! みなさまにお目にかかれますことを楽しみにしています。

(講座終了後、本の販売・サイン会もあります。)

明治大学リバティアカデミー「メンズファッションイラストレーションの世界」第3講。

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この日は最終回にしてようやく、実際に描き始めます。綿谷講師が用意してきた練習用のイラストを使って、スーツにまつわるさまざまな要素を、描きながら学び、最後に講師が講評を加える、という形式。私もいち生徒として真剣に描いてみました。

 

1.シワを入れてみる。FullSizeRender (9)

いやー、むずかしい。これまでスーツのシワがどこにどのように入っているのか意識すらしていなかった。ちなみに上が画伯による「模範例」。なるほど、論理的。

2.ボールドストライプを描いてみる。

ケーリー・グラントの白いスーツを、たっぷりとドレープが入ったボールドストライプのスーツとして描く、という課題。ストライプにしても、パーツによってその方向がどんなふうに向かっているのか、まったく意識したこともなかった。こちらが、「模範例」。

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とくに襟、肩、胸元、袖まわりの方向が要注意だったのですが、途中でわけがわからなくなった私は、ケーリー・グラントに花束贈られたいな願望を描き込んでみました。へへへ。70点でした。上衿、肩まわりなど、ストライプが向かう方向がちがうとストライプスーツらしく見えないんですね。いままでいったい何を見てきたんだろう。下が、花でごまかした(笑)私の作品。肩のストライプは外側に向かっていなくちゃいけないんですね。そして上襟は、首のほうに向かって立ち上がらなくてはダメ、と。胸元に曲線がないからドレープが生まれてないし。むずかしー。

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3.最後は、実際の古い写真をトレースして、モダンブリテンのジェントルマンをイラストとして描く、という課題。そのまんまトレースするんじゃつまらないので、パーツの幅を変えたり細部にアレンジを加えたりして、その人の個性が出る「イラストレーション」にしていく。

受講生それぞれの個性が現れたイラストを一枚一枚、OHPで掲示しながら、パーツや持ち物のうんちくも加えられていくので、メンズスタイルに関する知識も同時に深まっていくという仕組み。

ちなみにわたしは、メガネをかけた英国紳士エージェントであるハリー・ハート、エグジー、などなどを思い出して、黒ぶちメガネを加えてみました。ついでに左手にはたばこの代わりにシャネルのギフトボックス。ふふふ。これも贈られたい願望というか妄想(笑)。このくらいのファンタジーを描き込むことくらい許してね。

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これは大胆なキャラ化がよいと評価されて95点もらいました!笑 靴がベルルッティっぽい、工芸品みたいな、という画伯のコメントには爆笑。

 

そんなこんなで感心したり笑ったり描いたりしているうちにあっという間に時間が過ぎ、ゼミのような一体感を感じられた、貴重な講座となりました。

一般の大学の公開講座としては前例のないテーマでしたが、果敢にチャレンジしてくださり、斬新なアプローチで有意義な学びの場を提供してくださった綿谷画伯には、心より感謝します。イラストレーションという視点からメンズファションを見ることで、これまで盲点だった多くのことに気づきました。今後の研究や執筆、講義にも活かしていきたいと思います。

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ご参加くださいました受講生のなかには、毎回、名古屋から新幹線で来てくださる方(雑誌の表紙を飾ったこともある坪井秀樹さん)もいらっしゃいました。プロをめざす美大の学生さんや、昨年のリピーターの方も何名かいらっしゃいました。熱心な参加者のみなさまのおかげで、3回とも、ハイコンテクストな内容となり、おおいに盛り上がりました。サポートしてくださった事務局のみなさまにも、お礼申し上げます。みなさん、ほんとうにありがとうございました!

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Isetan Men’s Net から、新刊『紳士の名品50』のインタビューを受けました。

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三越伊勢丹百貨店でとりあつかっているものもたくさん取り上げましたので(結果的にそうなったのですが)、そのなかのいくつかの商品と一緒に撮影でした。写真左から、伊勢丹メンズ館の成川央子さん、中野、本書担当編集者の河内真人さん、Isetan Men’s Netの記事を書いてくださる梶井誠さんです。ありがとうございました。

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メンズ館から出版祝いとして花束をいただきました! ニコライ・バーグマン!! ひと月の間に二度もバーグマンを手にできるなんてなんとなんと幸せなことなのでしょうか!!!

本のなかでは「菊はタブー」と書きましたが、この菊は白くない特殊な種類のもので、甘くなりがちな花束にぴりっとスパイスを効かせて深みを与えている感じです。大人の花束です。ありがとうございました。

 

 

<みなさま、応援を賜り、ありがとうございました>

Men’s Club編集長の戸賀さんのブログでご紹介いただきました。

放送作家の野呂エイシロウさんもブログでご紹介くださいました。

まんが家のこやまゆかりさんも、フェイスブックにて身に余るお言葉をアップしてくださいました。

ほかにもSNSで早々にあたたかなお言葉をたくさん頂戴して、感謝感激しています。

 

みなさん、ほんとうにありがとうございます。

Men’s Club 7月号発売です。FullSizeRender (3)

トラッド特集において、世界に影響を与えるリーダーのなかから7人(政治家4人、英王室3人)、トラッド巧者を選び、コメントしています。FullSizeRender (4)

機会がありましたらご笑覧ください。

編集長の戸賀敬城さんのブログに、特集についての紹介があります。こちら。

そういえばこの記事が私のMen’s Club デビューかも?笑

世界遺産富岡製糸場の近くにある群馬県立富岡東高等学校で、高校生、保護者、先生方に講演でした。

素直で初々しい、すてきな生徒さんたちでした。音楽部の合唱、体操部の華麗な新体操を見せていただいたあとでの、90分の「ファッション学ってなに?」と題した講演。

独自のファッション学を築いてみて、そこから学んだことのなかから、高校生にとってこれからの生活や人生の礎になるだろう(と私が思った)考え方をシェアしてきました。

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吉田慎一郎・校長先生、田中克寛・教頭先生と記念写真。

ご縁をつないでくれたのは、なんと、大人の不良のDen(笑)、サロンドシマジ。
右の田中教頭先生がとてもおしゃれな方で、サロンドシマジの常連さんなのだそうです。

どこでどんなご縁がつながるかわからない。予想外、圏外のできごとがあるからこそワクワクしますよね。tomioka higashi

学校の壇上は数年前のPTA会長時代以来で、どこか懐かしい感じがしました。高崎駅と学校までの間は、PTAの役員の方々が自家用の車で送迎してくださいました。帰りには地元自慢のアイスクリームまでご馳走になりました。とてもあたたかなおもてなしに、心より感謝します。ありがとうございました!
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tomioka higashi 1富岡東高等学校は女子高ですが、2年後には、富岡高校と合併されるとのことです。「人品雅致(ひとがらすぐれふぜいあり)」という素敵なことばをモットーとする女子高。その精神が、男女共学校となる合併後も受け継がれていきますように。

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明治大学リバティアカデミー「メンズファッションイラストレーションの世界」、第2講が無事終わりました。この日は、ホイチョイプロダクションの馬場康夫さんをお招きしての、鼎談式講義。

過去を振り返る、という映画を何本も作っている馬場さんの視点から機関銃のように語り紡がれる戦後風俗史が刺激的すぎた!! 録音しておくべきだったと激しく後悔。

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VAN、石津謙介、本場アメリカのアイビールック、テイクアイビー、みゆき族、ビートルズ、ジャパニーズモッズ、平凡パンチ、アンアン創刊、70年代ベルボトムジーンズ、メイドインUSAカタログ、ジョンデンバー、70年代バックパックスタイル、菊池武夫、傷だらけの天使、ラルフローレン、アニーホール、DCブランド、ハマトラ、ボディコン、ウエアリングバイブル、私をスキーに連れてって、彼女が水着にきがえたら、波の数だけ抱きしめて、アメリカンジゴロ、リチャードギア、危険な情事、マイケルダグラス、レオン、ピッティウォモ、ノームコア、スティーブジョブス、トムブラウン、鈴木編集長

というあたりが主なキーワードだったのですが、ウェアリングバイブルあたりから、スカーフをボタンホールに通すなどわけがわからない着こなしが提唱されはじめ、イラストレーターとしてもまじめにやってらんないやということで綿谷画伯もマンガチックな画風を獲得していった…という話が面白かった。FullSizeRender (12)

日本のトレンドにビッグウェンズデーはじめ、映画の影響がとても大きかったということもあらためて知りました。馬場さん製作映画「スキーに」「水着に」「波の数だけ」のポスターはイラストレーションでしたが(偶然、穂積和夫⇒綿谷寛⇒森本美由紀という師弟ルート)、それはイラストレーションを豪華に使うアメリカ映画への憧れからきたものであり、日本においては最初のことだったということも明かされました。

馬場さんの愛用ブランドはずっとブルックスブラザーズだそうですが、声もダンディだなと思ったら、なんとラジオ番組AVANTIのパーソナリティまでつとめていらしたそうです。馬場さんの手帳にもびっくり。こまかな字でびっしり情報が書きこんである分厚い手帳でした。会食のたびに詳らかに記録しておくそうです。

記録してこそ歴史や作品が作られる。あらためて、記録の大切さを教えられました。

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馬場康夫さん、リバティ事務局の河合充さん、綿谷寛講師です。すばらしいお力添えを賜りましたおかげで、かけがえのない貴重な講座となりました。ありがとうございました!

 

 

 

「紳士の名品50」(小学館)本日発売です。shinshi 3表紙のイラストについて。
表には、コートを手にしている紳士がひとりで立っています。
裏表紙には、こんなイラストが。本を読み終えると、女性にスマートにコートを着せてあげられるような紳士になっているというストーリーですね。綿谷画伯考案のお茶目なコンセプトです。

という話を、昨日、明治大学(リバティアカデミー)にご来校くださったホイチョイプロダクションの馬場康夫さんに伝えましたところ、「ぼくだったら着せるんじゃなくて脱がせてるなあ(笑)」ですと(^-^;

単なるモノガイドではない名品ガイド。50の名品を語りながら、そもそも明確な定義のない<ジェントルマン / 紳士>的な思考や態度やふるまいを考えてみました。お手に取ってご覧いただければ幸いです。

 

昨日の日曜の朝は、J-Wave Smile on Sunday にて、知的な美声のレイチェル・チャンさんナビゲートで、スーツ生誕350周年にまつわる話をしてまいりました。

J-Wave の公式サイトで内容が紹介されています。

とても楽しい時間でした。レイチェルさんはじめ、スタッフのみなさま、ありがとうございました!

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スーツのシステム誕生の経緯は、もう16年前の著書になりますが、『スーツの神話』に詳しく書いております。絶版になっておりますが、復刻版を出してくださる出版社さまを大募集中です(笑)。

「紳士」という観点からスーツの投資価値をどのように考えるのかについては、新刊の「スリーピーススーツ」の項目にも書いております。

 

紀尾井町に特設されている「旅するルイ・ヴィトン」展のプライベートビューにお招きいただきました。

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この展示は圧巻ですね。材木商だった創始者の話にはじまり、交通機関の変化とともに鞄とファッションがいかに変化してきたのか、すばらしい演出で堪能することができます。現在の作品もちらほら混じるあたり、ブランドの宣伝としてこれ以上はないと思われる迫力。

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さきに鞄があってモノをいれるんじゃなくて、モノにあわせて鞄をオーダーしていたんですね。食器やグルーミンググッズ、靴、ブラシ類、楽器、とにかくありとあらゆるモノ。それができる階級がヴィトンを育てたということでしょうか。IMG_2533

本棚をそのまま持ち運んでいたという「証拠」のルイ・ヴィトンケースにもおどろき。

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日本のコーナーでは、海老のマークつきの海老蔵さんの海老色ヴィトンとか、

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板垣退助のヴィトンとか。

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ルイ・ヴィトン六本木店のスタッフによる「アート・オブ・パッキング」のパフォーマンスにも感動しました。ハワイ二泊三日分、30アイテムをコンパクトにスーツケースに入れるという、マジックを見るような技の披露。感心してしまい、大学でも学生たちにその技の秘訣を伝授(笑)。

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これからますますファッションとアートは不可分になっていきますね。

ポールスミスの六本木店にも立ち寄ってみましたが、世界最大の旗艦店というこちらも、アートハウスのようになっています。5.15.2016.1            (店内壁面のみ撮影可能ということで了解を得ました)

 

新刊の見本が届きました。とても丁寧に作られたことが伝わる、素敵な本になっています。ブックデザイン、イラスト、装丁などなど、関わってくださったすべての方に感謝します。

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モノをもたないことがもてはやされる時代でもありますが、人の叡智と技術と愛の結晶でもある名品は、豊かな文化を形成してきました。「紳士」の形成においては、そんな名品とのつきあい方も大切な役割を担っています。

発売まであと4日です。