何人かに勧めてもらいながら見逃していた映画をやっとDVDで。「セッション」。原題はWhiplash。

相手の精神にきつく鞭打つ鬼教師フレッチャー。手を血まみれにしながら歪んでいくドラマー。両方とも「いやな奴」だ。いやな奴ふたりが、変態というか狂気をエスカレートさせ、もはや指導なのかいじめなのか復讐なのかわからないくらい、限界越えしていく。ラスト、あらゆる常識やら世間の視線やらの枠を飛び越えてしまった果ての果てに、ふわっと一瞬、究極の音楽的瞬間、おそらく本来の意味での「ジャズセッション」の最高の瞬間が現れて終わる。

whiplash 2

見ている間の99%、心がささくれ立つ。さいごの「やまないドラマのwhiplash」では実際に気分が悪くなりかけた。

もうぎりぎりだと思った限界の果ての、一瞬のラストの至福が、すべてをひっくり返す。鳥肌もの。

なんだか強烈な「体験」だった。ぐったり。いまどきこれほど強烈な体験をさせてくれる挑発的な映画も珍しい。貴重な怪作。

whiplash

フィールグッドではまったくないので、観客を選びますね。フレッチャーのこのセリフはパンチ力あった……。「すべての英語の中でもっとも人間をダメにする二語を知ってるか。GOOD JOBだ」。

whiplash 3写真はすべて、Whiplash の公式フェイスブックページよりシェアさせていただきました。

 

 

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