ファッションディレクターのホッシーこと干場義雅さんに、中野キャンパスにゲスト講義に来ていただきました。5年ほど前には和泉校舎に来ていただいたことがあります。

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今回はアシスタントのサトシーノくんもご一緒に登壇していただきました。
下の写真、左がサトシーノ。35歳ということですが、学生の中に溶け込んでしまえる雰囲気です。ピュアにファッションが好きで、ホッシーが編集長をつとめる講談社のウェブサイト、Forza Styleで編集アシスタントとして仕事をしています。

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ホッシーはとにかく存在感が濃くて、登壇しただけで学生からどよめきが起きるほど。

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ファッションメディアの作られ方。「女性にモテたい」という根源動機がどのように発展して「ビジネスにおいてもモテる」につながっていくのか。一見、ばかばかしく見える記事の裏で、どのようにお金が動いているのか。夢をかなえるためにはどのようなマインドセットをもつべきか。などなど、熱く語っていただきました。

最後は近著2冊を学生の「じゃんけん勝者」にプレゼント。

その後も近隣のカフェにて、サトシーノをまじえ、キャリアの話、仕事の話を中心にしばらく話が尽きず。全く違うタイプに見えますが、根本のところで仕事に対する態度や考え方は、私のそれと通底するところがあるんですね。「365日、手抜きをせずに毎日なんらかの仕事をしている」とか、「周囲に対してまず感謝し、与えることから始める」とか、「いま、ここを最高に幸せに生きるために努力をする」とか、「チャンスが来たらとりあえずつかむ、そのために日々準備をしておく」とか。「自分のことばを磨いて発信し、それによって口説く(異性もビジネスパートナーも)、あるいはチャンスを引き寄せる」とか。「他人を妬むひまあれば自分の関心事を究める」とか。フリーランスとして名前を売りながら、むだに敵を作らず、長く働き続けるためにはやはりそのような発想と行動が最低限、必要なのかもしれません。というよりむしろ、それを苦に思わず好きでやっていける人が結果として生き残っていけるケースが多いのでしょう。(例外は常にあります。)

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そのうえで、ホッシーがあっぱれだなあと思うのは、妬みや中傷に対する考え方でした。彼のマルチな活躍ぶりに妬みを感じ、ネットで中傷を書き込む輩もいるらしい。それに対し、ホッシーは「わざわざ僕のことを書くために貴重な時間を割いてくれて、ありがとう」と考えるのだそうです。そうですよね、時間は財産。それをわざわざ他人の悪口を書き込むために使うというのは、愛というか、強い関心の裏返しですものね。どうでもよければスルーします。助手のサトシーノいわく、ホッシーは、自分に対する悪口にも「いいね」を押すそうです。人気の秘密は、卑屈には決してならないこの肝の据わった悟りの境地にもありますね。

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お忙しい中、学生の視野を広げ、彼らのこれからの過ごし方の刺激となるお話をしていただきました。私も見習いたいヒントを多々いただきました。ありがとうございました。

 

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