チョン・ミョンフン指揮の東京フィルハーモニー交響楽団によるプッチーニの歌劇「蝶々夫人」。24日、渋谷オーチャードホールにて。

FullSizeRender (121)

蝶々さんを演じるVittoria Yeoはソウル生まれ、ピンカートン大佐役はイタリア出身のVincenzo Costanzo。脇を固める領事、ゴロー、スズキ、ボンゾ、ヤマドリ、ピンカートン妻はすべて日本のオペラ歌手。蝶々さんは豪華な和服⇒ピンクのドレス⇒白無垢と3度着替えて愛の絶頂から絶望のどん底までの女の情感を歌い上げました。ピンカートンはずっとブラックタイのタキシード、脇を固める日本人オペラ歌手陣がすべてホワイトタイのテイルコート。「主役」のほうが寛いだ服を着るという法則がここにも?

butterfly 1
(Photo shared from the official Facebook page of Tokyo Philharmonic Orchestra)

パフォーマンスは圧巻で、第一部では愛が成就するまでの男性、女性、それぞれの率直な心の機微が奏でられ、第二部では希望、疑念、不安、怒り、諦め、絶望、後悔、哀しみといった感情や激情が繊細にドラマチックに、歌い上げられます。その感情の揺さぶり方、別次元の世界へのいざない方はもう別格で、すっかり蝶々夫人の世界に没入して、終始、号泣してました……。文字どおり、魂が洗い清められるようなカタルシス効果。

butterfly 3

 (Photo shared from the official Facebook page of Tokyo Philharmonic Orchestra)

満席の会場は熱狂。ブラボーコールと熱い拍手がなりやまず、しばらく感動に包み込まれていました。こういうときは「空気」がほんとうによい熱を帯びますね。東京フィルのみなさまはじめ出演者のみなさま、すばらしい経験をさせていただき、ありがとうございました。

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です