たった2000字の原稿なのに一週間以上かかることもある。ひとえに私が不器用で効率が悪いだけだといえばそれまでですが。

今年のメンズではスリーピースを提唱しているところが多い。スリーピーススーツの英国らしさに関する原稿をひとまず脱稿する。

この本(David Kuchta, The Three-Piece Suit and Modern Masculinity. Univ. of California Press)は2002年に出てすぐ購入した本ですが、注釈と参考文献たっぷりの学術書です。今回、これ読んでから概要をと思っていたのですが、専門的すぎて共感どころがなく、おそらくファッション雑誌の読者はついてこない……。

それはそれとして、スーツの話でここまで深くアカデミックにリサーチができるのだという例としてのお守りのような本です。(拙著『スーツの神話』は、この本がまだ出版されていない2000年に出しています。)

結局、今回の原稿はまったくの独創的、といえば聞こえはいいですが、この本とは無関係に強引なスリーピーススーツの起源の解釈をおこない、ややファニーにまとめました。活字になったらお知らせしますのでご笑覧くださいませ。

king ccharles II

350年前に衣服改革宣言を発してスーツのシステムを作ったチャールズ2世。足首のリボンがさりげに効いてますね。足首見せがうまいこのパンツは現代のガウチョ風?! と思わせる絶妙のバランス。バロックね。アントニア・フレイザーによるチャールズ2世伝の表紙。

 

 

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