Flammarionから出ている超大型の写真本”One Savile Row: The Invention of the English Gentleman: Gieves & Hawkes” が面白かった。10月1日トークショーに向けての仕込みもあって、どっぷりと勉強しました。ずしりと重たいんですけど、見ごたえ、読み応えあります。お値段も日本円にしたら8000円超えと高いですが、軍服から宮廷服、そしてメンズウエア一般への製作に、Gieves & Hawkesがどのように関わってきたのかがよくわかる。この世界が好きな人にとっては投資価値あり。

細部がよくわかる写真とともに(ドキドキしてきます)、新しい発見連続のテキスト。5人ほどのライターが手分けして書いています。だれか特定の人の見方に沿って歴史をたどるというより、主役はあくまでも写真と、アーカイブの情報。

(1950年代の、イギリス海軍将校が着るボートクローク。エリザベス女王も着用。このページはたまたま写真のキャプション的なこのような文字の大きさですが、きちんと文章として読める部分も多。)

戦場からボールルームまで、戦艦から重役室まで。テイラリングによって、場に応じてもっともパフォーマンスを発揮できる「ジェントルマン」を作る。このコンセプトにしびれます。

いかに軍服が精緻にシステマティックに作られてきたのか。階級を誇示することに男たちがどれほど知恵を絞ってきたのか。
              (将校が持つべき軍服一式のチャート。こんなにある……!)

ナチスドイツもびっくりのバッヂもあって、端正な紳士の意外なギャップを見た思い。

                       (Death or Glory) 

 

 

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