尾原蓉子先生著『Fashion Business 創造する未来』(繊研新聞社)。発刊おめでとうございます。

日本にファッションビジネスということばを紹介した尾原蓉子先生による、この半世紀間の集大成ともよべる力作。450ぺージ近く、詳細なデータや最新の具体例をぎっしりと盛り込みながら、今まさに起きているファッションビジネス革命を分析・整理していきます。

現状を俯瞰し、足元をもう一度見つめて未来を創造するために、深い思索を促す本です。4年がかりでまとめ上げられた大作は、新幹線片道で読める類の軽い本ではなく、相当な歯ごたえがあります。それゆえに、得るものもいっそう大きい。

グローバリゼーションとデジタル革命がすすむさなか、新しい現象が生まれては消え、さらに新しい現象が続々起きているように見えますが、本当のところ、現実にいったい何が起きているのか。錯綜する現状を把握し、進路を定めるための灯台となってくれる本です。

個人的には、当然の前提として語られるファッションビジネス用語が、知らなかったものばかりで愕然としました。言葉をひとつひとつ、学び、覚えながら、曇りを払うように、新しい視野を手に入れていっているという印象です。

ファッション文化史と、ファッションビジネス。同じファッションを扱っているようで、アプローチが違えばこうも使う言葉が違うのかとあらためて驚きながら、非常に濃い学びの体験をさせていただきました。どのようなアプローチであれ、「なまもの」であるファッションを扱う人は知っておくべきことがずしりと詰まっています。

 

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2 返信
  1. Kaori
    Kaori says:

    >尾原先生 かえって身に余るお言葉を賜り、恐縮しつつ、ありがとうございました。
    ファッションビジネスの枠を超えて、多くの読者の手にこのご高著が届くよう、願っています。

    返信

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