多くの方々にご来場いただき、何名かの方々からはありがたくも好意的なコメントもお寄せいただいた公開講座でしたが、成否は自分がいちばんよくわかる。個人的には反省点が多々です。

・いただいた資料のあまりのありがたさ、おもしろさに、これをすべて活かそうと試みていたのですが、それを全部やっていたらスライドが250枚にものぼりました。90分のなかでこれを見せるには相当無理があり、半分に減らし、それでも多いかもしれないと思い、ぎりぎりまで涙ながらに割愛する箇所を検討していました。結果として、全体のストーリーテリングを練り上げる余裕が不足しました。創始者の魅力をフルに伝えきれなかったのではないかという心残りがあります。

・ほかの原稿書きの仕事や大学の通常授業(週5コマ)、展示会めぐりや不義理ができない社交まで全部こなしながら上の研究を並列して行うという日々が続いたために睡眠不足気味となり、そのうえ自分の体力を過信してハイヒールで90分立ったまま講義という背伸びをしてしまったために、講義の後半は、せっかくの内容をフルブルーム・パフォーマンスでお伝えできなかったという不甲斐なさが残ります。エレガントに演じ切ろうとするならば、それなりの休息も「仕事のうち」として確保すべきでした。

・つまるところ準備不足・体力不足・自信不足で、内容の魅力を、それにふさわしい伝え方で伝えきれなかったのではないかという思いが残ります。関わってくださったみなさま、ほんとうにごめんなさい。心よりお詫び申し上げるとともに、寛大なご高配の数々にあらためて深く感謝申し上げます。

 

そんなこんなの悔しさで結局、また眠れず、片目に結膜下出血を起こして起き上がれずにいたところを次男に慰められました。「誰もやらなかったことに挑戦して、失敗できるということは、まだまだ成長のチャンスがあるということじゃん」。こう言ってくれる子供のためにも立ち上がって背中をみせねば。

「アバウト・タイム」という映画を思い出しました。主人公の一族の男たちはタイムスリップができるのです。「やらかした」と思ったらその直前の時点まで戻り、反省点に立って最高のパフォーマンスを発揮して、よりよい人生を築いていく……というお話。しかし現実はやり直しがきかない。常に未来から現在に戻ってきている、というつもりで、その時、その時の最善を尽くしていかねばならない……というような教えもほのめかす映画でしたが。

しかし、最善を尽くすためには、

精神論よりもまずは時間・体力の確保。

今回得た、最大の教訓です。次回はクリーンヒットを飛ばすために。

 

「エレガンスとは、体力である。」(By Nakano Kaori)

 

 

 

赤潮で貝が全滅してもめげなかった幸吉さんの根性、国際社会から総バッシングにあっても引かなかった幸吉さんのガッツ、「常に誰かが背中を見ているというつもりで仕事に打ち込む」という淳先生の誠実な勤勉ぶりを今こそ見習い、次に向けて精進します。

11-18-2016-3

 

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