「La La Land」。

あの「Whiplash(セッション)」のダミアン・チャゼルが脚本・監督。圧倒的な濃度と美しさで、時間を忘れさせる傑作でした。涙流し過ぎで、憑き物が落ちたかのように、「夢」をあきらめる決心がついたのは自分でも不思議。ミアが夢を叶える過程で代替的に満足させられたというか、それほど感情を根こそぎごっそりもっていかれる映画でした。観終ってものすごく疲れた。(SNSには「元気になれる」とか「夢をあきらめないでと背中をおしてもらった」というコメントが多々見受けられましたが。笑) 「セッション」とは違うように見えて、監督が観客に対してやっていることは根底において少し似ているような感覚を覚えました。これはあくまで私個人の受け取り方なのですが。

ミアが起死回生のオーディションで歌う歌はこたえますね。

Here’s to the ones who dream
Foolish as they may seem
Here’s to the hearts that ache
Here’s to the mess we make

She told me
“A bit of madness is key
To give us new colors to see
Who knows where it will lead us?
And that’s why they need us”

So bring on the rebels
The ripples from pebbles
The painters, and poets, and plays

And here’s to the fools who dream
Crazy as they may seem
Here’s to the hearts that break

前と、後で、景色が違って見えるという映画や本にたまに出会いますが、まぎれもなくその一つ。タイトルのセンスもいい。しばらくBGMはこの映画のサントラになりそうです。

 こちらは、スコア盤。

そして今年もオスカーの季節到来。去年の今頃はLAにいたんだ、そういえば。一年はあっという間。現実はビターなまま。

<追記です>

La La Land評として、Wiredのこちらの記事がよみごたえありました。

2 返信
  1. たけい
    たけい says:

    凄く贅沢な表現の連続に自分も少しつかれました。
    プラネタリウムの星空をバックに2人が宙を舞う
    ところなんか凄すぎですよね。
    エマストーンの熱演で傑作になりましたね。
    色使いも綺麗で絶対映画館で観るべきですね。
    ラストは少し切ないけどそれも含めて良かった。

    返信
    • Kaori
      Kaori says:

      >たけいさん

      ほんとに、「あのとき、別の選択肢もあった」というシーンの連続は、
      切なくて、ほろ苦いですよね。
      多くの人が自分の過去を投影してしまうところでもあるかもしれません。
      あれほど力強い傑作と同時代に出会えてよかった、です。

      返信

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