「パッセンジャー」。

ジェニファー・ローレンスとクリス・プラット、ほぼ全編この二人だけでもたせる。(重要な脇役は二人、ちょこっと。)巨大な宇宙船のセットと宇宙空間の描写にたっぷり費用がかけられている。それを見ているだけで、近未来の光景を見ているようでワクワクする。が、映画の主人公と同様、次第にそれにも飽きてくる。やっぱり、人と人との物語がないと、世界はとんでもなく退屈なだけではなく、絶望に覆われるものなんですね。

120年間、冬眠し、着いたら新しい星で新生活を始めるはずだった修理工。ところが30年後に目覚めてしまい、残る90年間を一人で巨大な宇宙船のなかで生活することに。

そして彼の選択は。

 

王子様が女性を目覚めさせる話は物語の常だが、これは恐怖の目覚め。見染められたら災難。

しかしまあ、美男美女ですから互いに惹かれ合っていき、憎しみをぶつけながら、ともに闘う経験を経て、唯一無二の愛の物語は書き上げられる…。

オーロラを演じるジェニファー・ローレンスのセリフ。

If you live an ordinary life. all you’ll have are ordinary stories. 「平凡な生活を送っていたら、平凡な物語しか書けない」。非凡すぎる極限SF状況下での、常軌を逸しているようで、でも普遍的な愛のストーリー。

「今では人々は壊れたら直そうともせずにすぐ新しいものを買う。地球にはもう修理工の仕事がない」という主人公の移住動機がリアルで、完全な絵空事とも思えない。

 

(Photo from Internet Movie Data Base)

 

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