富山市の中心部に立つ「キラリ」。富山市立図書館と、ガラス美術館、富山第一銀行が入る複合ビル。かなり個性的な建物で、建築家は隈研吾さん。2015年夏に建てられたものです。

ガラス美術館も何パートかに分かれており、全部ていねいに見るとかなり消耗しますが、もっとも見ごたえがあったのは、6階のグラスアートガーデンのオブジェでしょうか。


アメリカのガラスアーティスト、デイル・チフーリによる極彩色のインスタレーションはエキゾチックでスケールが大きく、迫力満点でした。市議会に関わる方の話によれば、何ができるかわからない時点からすでに億単位を支払うことが決められていて、当初はかなりもめたそうです。しかしまあ、これだけのダイナミックな作品がそろってよかったですね。


上は「トヤマ・フロート・ボート」。神通川の漁で使用されていた笹船と、117個の浮玉。

上は夢の中に出てくる植物のような「トヤマ・ミルフィオリ」。千の花、を意味する。全方向、違う表情を見せてくれます。これがガラスでできているとは。

併設されているカフェも素敵です。「麩」の専門店が経営しているのですが、意外な麩のアレンジが楽しめるメニューが豊富で、インテリア、食器、テーブル、すべてにおいて「アート」が意識されています。下の写真はお麩を使ったあんみつ。抹茶のシロップをかけて完成します。テーブルには埋め込み式の花瓶があり、そこに花々があしらわれています。花瓶が倒れる心配もありません。


他にも富山にはスポット的にすばらしい建物が続々と作られているのですが、どうもその周辺がさびしかったり、交通機関が不便だったりするので、トータルな観光地としては盛り上がりに欠けるようなのです。関係者に話を聞くと、(これから建てられる予定の建物においても)県や市の税金が一部投入され、かつ、民間資本も参入しているので、ビジネスとしてうまく回りにくいこともあるとのこと。そのようにのんびりゆったりしたところがよい点でもあるのですが。

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