(前項からの続き)
朝ご飯は、専用ラウンジで和食が用意されます。1の膳(スターター)、2の膳、3の膳(デザートとコーヒー)。朝からボリュームたっぷり。

珈琲(と漢字で書きたくなる)のカップ&ソーサーは九谷焼(久谷金山)。ゴールドがふんだんにあしらわれています。当然、食洗器にかけられないのですべて手洗いだそうです。

この花香路の宿泊客は専用ラウンジ(眺望がないのが玉にキズ)だけでなく、


庭園に面した眺めのいいグランドプリンスのクラブラウンジ「花雅」(はなみやび)も使えるうえ(↑)、

隣のさくらタワーのスパや新高輪グランドプリンスの2つのプールまで使えます。


(新高輪グランドプリンスにはダイヤモンドプールとスカイプールがあります。上はダイヤモンドプール、下がスカイプール。スカイプールは夜のライトアップがロマンティックです。)

つまり、和と洋のいいところどり+庭園でつながる3つのホテルのいいところどり。


さらに、都会のわびさびといった風情の庭園内の茶室のなかでのお茶の体験(ホテルスタッフがもてなしてくれる)や、着付け・折り紙・風呂敷体験までできるという盛りだくさんのお楽しみが用意されています。初心者にも形式をうるさく問われないのが嬉しいですね。


きめこまやかに選ばれたアメニティや浴衣や調度品など、海外からのお客様にはとりわけ喜んでいただけるのではないかと思います。


最近の外資系ラグジュアリーホテルは、高層ビルの30階あたりがフロントになっていて、さらにそこからエレベーターを乗り換えてさらなる高層の客室に行く……というタイプが多いですね。それはそれで非日常感があっていいのですが、こんなふうに広々と庭園が広がる昭和ゴージャススタイルのホテルもやはりすばらしい。内装やおもてなしを時代に合わせてアップデートしていくことで、外資に負けない日本独自の高級ホテルスタイルを発信できるのではないかと思いました。

ホテルスタッフのみなさま、あたたかなおもてなしをありがとうございました。

 

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