Wonder Woman.


ガル・ガドットはじめ、アマゾネスたちの戦闘アクションがすばらしい。最後の「神々の戦い」になるとCGばかりが目立ち、マンガになってしまって怪獣映画の戦闘シーンを見ているようだったが。(もとはコミックとはいえ)

 

女性監督によるフェミニズム映画……ではなく、「戦争をやめない」人間社会への問題提起がテーマになっている。だれか一人の悪者に責任をなすりつけ、そいつを殺してしまえば平和になる……というわけではない。全員の責任だ、というセリフをスティーブに語らせる。

 

Diana: My mother was right about the world, she said they didn’t deserve me…

Steve: Maybe it’s not what you deserve, but what you believe. I believe that this war should end. If you believe the same, then help me stop it! Help me, please!

5倍、10倍、と厳しいトレーニングを積んできたプリンセスには、愚劣な戦争ばかり繰り返す人間社会は、「助けるに値しない」下等な社会。それでも、信念のために、愛や友情のために、闘うキャラクター。脇を固める男性たちも「自分の仕事や能力に値するものを受け取っていない」「なりたいものにはなれていない」というセリフをちらちらと言いながら、それでも「今日一日を救う」ために全力で闘う。絶望のなかのかすかな光、このあたりに救われる人が多い時代なのかもしれない。

 

ガル・ガドットはイスラエル出身の兵役経験者(18歳の時から2年間、戦闘トレーナー)ということもあって、政治問題に敏感な国では、「イスラエル出身の女優が戦士として英雄視される映画」に対し、ボイコット運動もあったと報じられる。

 

朝からJアラート、映画に描かれるような世界がよそ事とは思えない。

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