トラン・アン・ユン監督による「エタニティ・永遠の花たちへ」。オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョというフランスを代表する女優が、時代に翻弄されながらもけなげに生きて家族を愛する3世代の女性を演じる。

                        © Nord-Ouest

19世紀末から20世紀前半にかけての時代の移ろいを表すのは、美しいコスチューム。実際にヴィンテージものが集められているというだけあり、細部にいたるまで凝っていて、眼福です。ウェディングドレスも見ごたえあります。豊かさを感じさせるインテリアや自然の風景のなか、丁寧に暮らしを楽しむ人々の一瞬一瞬が、絵画のよう。

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ある意味、とても幸せな「上流階級の女の一生」でしょうか。それぞれの瞬間が、たとえ別れの時であっても、「命」への賛歌に見えます。悪意を抱く人もおらず、大問題が起きるわけでもなく、ストーリーはナレーションで語られていきます。心地よい音楽と美麗な映像に、なにか「包まれる」ような感覚に浸れる映画。

映画とは関係がありませんが、私の祖母は105歳で、先週の敬老の日に、K市での最長寿者として表彰されました。身体が丈夫にできている、ということが世代を超えて自分に受け継がれているもっとも貴重な要素かもしれません。

 

☆☆☆

「エタニティ 永遠の花たちへ」
原題:Éternité2016年/フランス・ベルギー/115
監督:トラン・アン・ユン
配給:キノフィルムズ

9月30日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

 

 

 

 

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