10月の初めの1週間、ニュージーランドに行っていました。学校視察や面談が主目的でした。

以下は、往復のニュージーランド航空の中で見た映画の備忘録メモです。

 

まずは、”Hidden Figures”。 60年代のNASA、まだ人種差別、性差別がふつうにある時代に、陰の立役者となった有能な黒人女性たち。数学の天才、キャサリンを演じるタラジ・P・ヘンソンが美しい。なんだかんだといって最後は能力のある人を正当に認める人がいる環境は、それなりに有能な人が集まっていたNASAだからということもあるかもしれない。

ドロシーのセリフ。”If you act right – you are right. That’s for certain.”  (正しい行いをすれば、あなたは正しいの。それは確か。)

 

次、”Baby Driver”。エドガー・ライト監督の犯罪モノ。聴覚障害をもつベイビーが天才的な運転ぶりで犯罪者たちを運ぶ。音楽もクール、アクションも大胆、シャープでスタイリッシュなリズムで物語が進んでいく。ドックを演じるケビン・スペイシーが愛し合う若い二人のために一肌脱ぐところ、ちょっとぐっとくる。ドン・ドレイパーことジョン・ハムが、「裏切った」ベイビー(アンセル・エルゴット)を執拗に追い詰めていくあたり、怖い。悪い奴らはみんなひどい死に方をするんだけど、最後の落としどころがよく、ちょっとした快作ですね。

 

“Spider-Man:Homecoming” 。前半は、いまひとつついていけなかった。自撮りやYouTobeなど多用するノリは今どきのミレニアルズにはリアリティがあるんだろうか。後半「彼女のお父さんと闘う羽目になる」あたりから少し映画世界に入れた。でも過去のスパイダーマンのような痛快さには少し欠ける印象も残る。それにしても、スパイダーマン、異なるキャストでいったい何度映画化されるのか。

そして、”Alien: Covenant”。植民地としての別の星へ向かう2000人を乗せた宇宙船。ふとした拍子にメッセージを聞き、降りてみたらとんでもない惨事がふりかかることになった……。エイリアンが身体を食い破ってでてくる話はどこかで見たな。植民地到達まで宇宙船のなかで冬眠する人間の話もどこかで見たな。知らない星からとぎれとぎれのSOSを送ってくる映像はどこかで見たな。どこかで見た映像のつぎはぎのようにも見えたが、未来の話だからこそまったく「見たこともない」ものを見せてほしかったする気もする(観客はわがままだ)。

デイヴィドのセリフ。”Serve in Heaven or reign in Hell?”   天国で人に使われるか、地獄で支配者となるか。各種の選択を迫られている今の心境と重なる気がして記憶に残る。

 

 

 

4 返信
  1. たけい
    たけい says:

    HiddenFigures観てきました。
    邦題はドリーム。実話の映画化は興味深い
    のですが、娯楽作品としてみると単調で
    いまいち盛り上がりに欠けると感じました。
    確かに3人の女優さんは好演していましたが
    個人的にはケビンコスナー貫禄ついたのが印象
    に残りました。

    返信
    • Kaori
      Kaori says:

      >たけいさん
      そうそう、邦題は「ドリーム」なんですよね。
      「ドリームガール」からの連想でしょうか。共通点もそこはかとなくある?!
      ケビン・コスナー、役柄で得してましたね。
      キルスティン・ダンストは逆にこの役を引き受けてよかったのかどうかと
      思いましたが…。
      安心して見られる、佳作ではありました。

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  2. たけい
    たけい says:

    たまには、「意地悪な役を引き受けるのも
    気分転換になる」とインタビューに答えて
    いました。数年前にうつ病の治療を受けて
    かなり考え方変えたみたいです。

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    • Kaori
      Kaori says:

      >たけいさん
      なるほど「気分転換」。うつ病だったのですね…。
      思えば「メランコリア」の役どころはけっこう彼女に合っていたのかも。

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