しばらく遠ざかっていた映画雑誌ですが、英国男優総選挙2017の特集とあれば買わないわけにはいきません。

鉄板のコリン・ファース、カンバーバッチ、そして新進のタロン・エガートンの3強。彼らのインタビューや分析記事が興味深い。

ジュード・ロウやダニエル・クレイグがはるか下のランクに入っているあたりに時代の変化(というか読者層との世代の違いの問題か)を痛感する…。そして女優となれば、知らない名前の方が多かった。ショック。しかし彼女たちの何人が、5年後もこの世界に生き残っているだろうか。

 

 

日本では台風の日の総選挙。キーパーソンズの言葉や動向から、見習いたいこと、戒めとしたいことが多々あった。

・調子のよいときこそ驕りは禁物。人を「排除」するなど不寛容と傲慢の極み。そうした不遜な態度を一瞬でも見せると、その一瞬が、これまでの「業績」をすべてなし崩しにする。風向きなど一瞬で逆方向に変わる。

・少しの期間でも身近でサポートしてくれた人は、最後まで大切にすること。離反者続出報道は、信用がないこと・薄情であることの世間への表明。

・一か所で大きな仕事を任されているなら、そこに腰を据えて任務を全うすることが第一で、どんなに長年望んだチャンス到来と見えようとも生半可なちょっかいを出してはならない。結果として全方向からの信頼を失う。

・「力」をもつ人に「排除」されても、うろたえる必要はない。そこにチャンスがある。

・「長」とつく名の任務についたならば、たとえ船が沈みかけていようとも、沈むまで、最後の一人としてその船を守り切るべき。これは古今東西不変の紳士のルール。まっさきに船を捨て、隣の船に乗り込むなど、生き恥をさらすも同然で、この汚点は永遠につきまとう。

・焦りによる「とりあえずの」数合わせだけの連合はなにも生まない。出遅れたように見えようとも、孤高に見えようとも、幹となる信念を貫いたほうが最終的には信頼を得られ、勝利につながる。

・リベラルとは、いかなる権力の縛りからも解放され、自由意志で行動できるということだ。右や左は関係ない。

・人望が集まると顔が明るく光ってくる。

・表層のイメージコントロールや根拠のない人気、そんなものは一瞬で化けの皮がはがれる。長きにわたって信頼を勝ち得られるのは、地に足のついた行動、一貫した理想や信念、そして誠実な対応、落ち着きと正しい情熱をもつ人柄。

 

人間の本質が露わになり、学ぶところの多い選挙だった。国民の信を得て議員に当選された方々の、誠実で情熱のある仕事を期待します。

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