「キリスト」こと澤円さんに、ゲスト講師としてご来校いただきました。世界ナンバーワンプレゼンターが語る「グローバル人材に求められるプレゼンテーション術」。

90分、語る内容そのままを体現する「模範例」として、聞いて楽しく、見てスリリングな、聴衆を一瞬たりとも飽きさせないすばらしいプレゼンテーションを見せていただきました。

プレゼンテーションの意義、プレゼンテーションを行うための心構え、そして具体的なハウツーに至るまで。ご著書で内容の概要は読んでいたとはいえ、ご本人がこうして目の前で具体例とともに語るとまったく別の感動があり、非常に学びの多い濃密な時間となりました。

澤さんのプロフェッショナリズムというのはこれほどのレベルなのか!と感動したことがあります。まず、大量の荷物。これは、万一、こちらの機材がうまく動かなかったりインターネットが不具合になったときのための、ありとあらゆる「プランB」「プランC」に備えるための装備だそうです。機材不具合のせいにはせず、「できない」ということが決してないようにするための備え。驚きでした。

そして、マイクロソフト社からチェアマンズアワードを受賞したあとも、絶えざる自己研鑽を続け、自分のプレゼン中の映像を冷徹にチェックして、首の動かし方や口癖、手の位置、その他細部に至るまで徹底的に改め続けていること。その結果、ますますプレゼン術に磨きがかかっていることも、映像を見てわかりました。できる人ほど、このような努力を続けているのです。しかも、とても楽しそうに!

(立ち位置にも配慮。画面中央に立てば、映像が顔に映ったりせず、ノイズなしに観客は集中できる)


(ひとつひとつの動作がちゃんと絵になっており、意味があるという凄さ…)

学生とのコミュニケーションも90分間絶えず続き、ほぼ200名の全員が集中して前のめりに聴いて、参加して、楽しんでいました。質問も活発で、一人の学生からの「どうしてそのような外見なのか?」(笑)という質問にも、きわめて説得力ある答えをくださいました。スライドの写真は、澤さん新卒の頃。

成功するプレゼンのために、今この瞬間からアンテナを立て、情報を収集し続けること。よいプレゼンを目指すということは、よい生き方を重ねるということに他ならないということを心の底から実感できた時間でした。いやもうほんとうに面白かったです。

講義後の有志による懇談会には、奥様でありアーティストでもある澤奈緒さんも、シンガポールからのご帰国直後にもかかわらずご参加くださって、さらに楽しい時間を過ごさせていただきました。右奥が澤奈緒さんです。写真が小さくなってしまいごめんなさい……。

この日を境に「覚醒」した学生は多数だったはず。私はプロフェッショナリズムとは何かということを澤さんの行動から痛いほど学びました。まだまだ甘かった。身を引き締めて、いっそう厳しく精進しようと固く心に誓った日。

澤さん、奈緒さん、ありがとうございました! そしていつもながら授業のアシスタントとしてご尽力くださった事務室・資料室のスタッフにも心より感謝します。

 

澤さんの「世界No. 1プレゼン術」はこちらです。↓

USJ ナイトバージョン。当然のことながらクリスマス仕様。

おそろしく冷え込みましたが、20世紀アメリカの各時代を意識した通りや建物、演出に感心。


ウオーターワールドでは、役者さんたちが、極寒のなか、薄着で身体を張り、水や火のなかでパフォーマンス。物語は「?」でしたが、お疲れさまでした、と思わずねぎらいの声をかけたくなりました…。


やや空いていたので並び、乗ってみた「ジョーズ」。空いている理由がわかりました。すみません。


ジュラシックライドは最後に水しぶきがかかる乗り物で、これはさすがに風邪をひくおそれがあるのでパス。滝の光景はきれいでした。

こちらのホテルに滞在。タイムマシンを意識したエレベーターなど、パークと連動。お部屋の設備はまあまあでしたが、サービスなどは極限までカットしてある。それなりの価格帯のフロアでしたが新聞もない。「大阪のホテルのなかでNO.1」を獲得した朝食というのがどのようなものかと期待していましたが、たこやきや焼きそばまであるという品数の多さがNo.1ということらしかったです。とほほなクオリティでしたが、まあ、小さなお子様をもつファミリーを意識した、お祭りの延長ホテルということで。

このようなパークであるからこそ、「大人」を意識したサービスを増やすとさらなる集客やリピーターを見込めるはずだと思ったのですがいかがでしょう? ディズニーはその点、大人が満足できるようなサービスも整っています。

 

AI時代の「人間」の仕事に関して調べ物をしていたのですが、産業革命も経験している19世紀のエルバート・ハバードによるこんな言葉に遭遇。

“One machine can do the work of fifty ordinary men.  No machine can do the work of an extraordinary man.” (ひとつの機械は50人分の普通の人間の仕事ができる。ひとりのとびぬけた人間の仕事はどんな機械でもできない)

そのとびぬけ方が問題になる。「普通」の延長にある「優」や「秀」、すでにそこそこの成功ラインが見込める領域での「競合上位」ではすぐ機械にとってかわられるのだな。「普通」の横や斜めにはみ出す方向、その方向に振り切って加速していかないと「エクストラオーディナリー」にはなれないのだ。

振り切り方としては、ロケットが加速するときに、一部を切り離していく、あのイメージ。ブースターを切り離すことには不安がつきまとうが、それを確実におこなうことで身軽になり、雲の上遠くまで突き抜けられる。

初USJ。


大音響がほかの区画に影響を及ぼさないのはどういうシステムになっているのか? ディズニーとシステムがそっくりなのでいちいち比べてしまうのは仕方がないですね。

もちろんこちらはこちらで楽しい。作り物と分かっていてもそこまでやるかという精巧な作りに感動する。(二度目は感動が薄れるかもしれないが……)

ハリウッドライドは夜バージョンに乗ってみた。外から見るときらきらしていてきれいだが、乗ってみるとけっこう恐怖。もう二度と乗らない。絶叫しすぎて声がつぶれた。「バックライダー」っていう後ろ向きに乗るパターンもあったが、わざわざあんなおそろしいことに身をさらす意味がわかりません。笑




さらに意味がわからないのはこちらですね。フライングダイナソー。最初から真下にぶら下げられてのスタート、そして恐竜にふりまわされるかのようなぐるぐるライドが続く。下から見ると、かなり強烈。絶叫も半端ではない。これはどんな誘惑があろうと乗らない。ムリムリ。と言いながらけっこう真剣に見て写真を撮っているのはなぜだ。


すばらしかったのは、ハリーポッターの村。今はウィンターシーズンなのでわざわざ雪景色にしてある。

映画に出てくるショップもそのまま再現されていて、店内は大繁盛。マジックワンドとか寮ごとのガウンとか。品質がよければ勢いで買っていたなあ。ガウンはポリエステルではなく本格ウールバージョンもあればよいのに。

このお城の精巧さを見よ。ですね。


城内もいたるところが徹底的に凝っていて、ぎっしり飾られる肖像画が「話す」のだ。なんと楽しい。


キティ型に植えられた花々になごみます。

Jurassic Park (映画)のなかに、Dr. Grantのこんなセリフがあります。”T-Rex doesn’t want to be fed. He wants to hunt. Can’t just suppress 65 million years of gut instinct”  (T-レックスはえさがほしいわけではない。狩りがしたいのだ。本能は抑えられない)

こういう本能をもつ人間もいますね。そういう習性をもたない人間からするとまったく理解できなのですが、そのような別種の生き物がいるということを、早いうちに学んでおくと、防衛のための対処の仕方も考えられます。

Hackett London 2018 SS 展示会。銀座Hackett Londonにて。

6月のロンドンのテムズ川クルーズで「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」コレクションを拝見というか「体験」させていただいていたのですが、やはり東京・銀座の店内にディスプレイされている商品を見るとまた別の印象が生まれるものですね。やはりどのような「世界」(場所・時間・人)でそれが着られるのかということで、服の見え方も変わります。


銀座で見る「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」コレクションは、スポーティーとはいえ、やはり都会仕様なのでした(当然なのですが)。

この華やかなポケットチーフは「ハケット式」の4ピークス。ストールを「半襟」のように合わせることで何とも美しいグラデーションが生まれていますね。

リネンツイードの艶やかさは、やはり間近で見ていただきたい!ホワイトトラウザーズとの組み合わせで、知的でスポーティー&上品な印象を与えます(もちろん最終的には着る人によることは言うまでもありませんが)。

ビスポークもおこなっています。手前のお茶目な生地見本は「裏地」なのです。一枚一枚、全部写真を撮りたくなったくらい楽しい裏地が満載です。

こちらは来年から発売になるという、ハケット×綿谷画伯×鳩居堂のトリプルコラボレーションです。綿谷画伯がロンドンの風景を描いた扇子とチーフが収納されている鳩居堂の箱には、ハケット氏が直々に選んだというよい香りもついてます。扇子のサイズも、スーツの内ポケットに入るように小さめに作られています。

銀座店の1階。ゆったりと美しいディスプレイで眼福でした。そしてスタッフの皆様もイギリス紳士式にレッドソックス! ↓  黒・白・紺・灰・赤。これがイギリス式の「基本色」なんですね。


路面店での展示会は初めてでしたが(これまではBLBGプレスルーム内)、よりラグジュアリーなハケットロンドンの世界を堪能できたように思います。スタッフの皆様、ありがとうございました。

LEON 2018年1月号が発売中です。

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先日のジローラモさん&キーン・エトロさん特別講義の模様が紹介されています。

ありがとうございます。

掲載していただきながら恐縮なのですが、記事のテキストを何点か微訂正させてください。

・明治大学中野キャンパスの大ホールを貸し切って ⇒ このホールは、受講生が多いふだんの私の授業で使っている「教室」で、貸し切ったわけではありません。

・100人以上もの学生 ⇒ たしかに100人以上ではありますが、当日は約300人の学生でした。

・”ファッションの文学史、モードの神話学”  ⇒ ただの「モードの神話学」という授業です。いったい「ファッションの文学史」という麗しいワードがどこから出てきたのか…!? 笑

細かいことで申し訳ありません! ご参加いただいたうえ、掲載していただき、心より感謝しております。最高の思い出をさらにこのようにエンドースしていただき、ありがたい限りです。

「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」試写を拝見しました。映画美学校にて。


情報満載の、ポップで素敵なドキュメンタリーでした。ひたむきでピュア、人とは一緒に暮らせない仕事大好き人間のマノロの人柄にも迫る迫る…。

詳しくは紙媒体で書きますね。

映画美学校の入っているビルにはユーロスペースもあり、こんなカフェも。↓ 映画の写真が額入りで飾ってあり、その世界が好きな人が読みそうな本がぎっしりそろった図書館にもなっています。


実は今、大学の任期が5年×2期で満了(これ以上継続することは不可という規則になっています。米大統領の任期と同じですね。笑)になるにあたり、研究室においてある大量の本やDVDを整理しているのです。多くは学生さんに差し上げているのですが、貴重な古本ゆえに?誰も欲しがらない本も多く、図書館もすでに収容能力が限界とのことで引き取ってはくれず、捨てるにしのびないものもあり、どうしたものかと困惑中です。膨大な量の本とDVDを活かして映画とファッションとイギリス文化をテーマにしたこんなカフェ&バーを営めたら最高だなあと妄想。


本日より、六本木ヒルズ展望台東京シティビューで「ブルガリ セルペンティフォーム アートジュエリーデザイン」という展覧会がおこなわれます。

セルペンティにちなみ、へびにまつわるエッセイをHills Lifeに寄稿しました。こちらです。

展覧会のお供に、お読みいただければ幸いです。

服飾美学会研究会で、西宮市の武庫川女子大学を訪れました。


研究発表を拝聴してから、ミュージアムへ。「近現代のきものと暮らし」展が開催されています。

明治初期から昭和戦後期にかけてのきものや写真が丁寧な解説とともに展示されています。(触れることはできませんが、写真撮影は可能です)

合成染料などの技術革新を反映する着物、伝統回帰の表現、礼装、そして大戦下の総動員服、人絹、 国際結婚のための婚礼衣装、さらに着物ドレスにいたるまで、人々が日常の生活のなかで着用していた着物が時代を語ります。


アイフォン8の写真ではわかりづらいかもしれないのですが、右が合成染料で染められた着物。左が天然の藍の色です。1884年に直接染料が合成され、1956年には反応染料が合成されて、より鮮やかに色持ちよく染まるようになったとのことです。


西洋への憧れを表現する着物。洋服を着ることよりもむしろ、西洋風の柄の着物を着ることに憧れの方向が進んだというのが「らしい」ですね。左の赤と黄色の着物はペイズリーの形に似た洋花模様。中央は、唐草の地模様に西洋風の花柄。

 

こちらは伝統回帰を表現する着物。単なる伝統の模倣ではなく、アールヌーヴォーやアールデコの様式、新しい染色技術を取り入れた柄で、「西洋文化を媒介しての自己発見」という文脈でとらえられる、とのこと。


礼装が確立していくのは明治中期。

戦時下は国民服とともに総動員服を着せられることになる。上は防空頭巾。

こちらは「もんぺ」。ずぼんや二部式の着衣が受容され、戦後に洋装への移行を受け入れやすくしたというのは皮肉ですね。


こちらは上衣。人絹(人造絹糸)が国策繊維となり「ス・フ混規則」が出されて生活必需品の地位を占めていく。

人絹による帯。やはり締まりもよくなく、張りもいまひとつで、すぐへたりやすいそうです。

婚礼衣装も時代に応じて変化していく。こちらは、韓国の方との「国際結婚」の際に着用された折衷打掛。間近で見るとゴージャスです。

ほかにも、簡単に着用できる「着物ドレス」の提案や、学生さんのデザインによる浴衣などもあり、多くの学びを得られた研究会でした。より詳しく知りたい方、実物を通してご自分の目で見て考えたい方、ぜひ訪れてみられてはいかがでしょうか。無料で配布されている図録もとてもきちんと作られています。

武庫川女子大学のスタッフのみなさま、服飾美学会のみなさま、そして展示品に関する丁寧な研究発表で理解を深めてくださった樋口温子さま、ありがとうございました。武庫川女子大学は本当に敷地が広く、ゆったりと恵まれた施設のなか、このような資料を収集・展示する力もあり、感銘を受けました。

ニュージーランドでの「日本食」というのがどのような解釈をされているのか興味があり、とはいえ、あまり歩き回るのも疲れる、ということでプラザ・スタンフォード内の「日本食」レストラン、鉄板焼き「歌舞伎」へ。


この外連味のあるセッティングにはちょっと盛り上がりました。


日本酒もずらりと揃えられています。


コースを頼んだのですが、「前菜」に出てきたこの「テンプラ」と「スシ」なるものにまず笑いが…。 「テンプラ」はフリッターのようで、「スシ」にはマヨネーズがかけられております。


そして鉄板焼きパフォーマンスが始まるわけですが、そんなにしゃべらなくていいのに、終始、サービス精神旺盛で、笑わせようとしゃべりっぱなしの「シェフ」。


そして「口を開けて」と言って、客の口の中に鉄板から料理(卵焼き)を放り込むパフォーマンス。ほかのテーブルでもやっていて、盛り上がっていましたが、これ、日本では絶対やらない(できない)でしょうねえ…。


さらに、「投げる」パフォーマンスは続きます。鉄板の上で炒めたご飯(チャーハンですな)をお椀に入れ、お椀ごと客に投げてキャッチさせるのです。これも日本でやろうとすれば「食べ物を粗末に扱うな!」と非難殺到必至と思われます。実際、私はあんまり快い感じはしなかった。

お椀投げも、隣のテーブルでもやっていたので、「定番」のサービスなんですね。そしてこんな「フランベ」もお約束のパフォーマンスであるようです。

そして包丁をくるくる回したり左右に素早く持ち替えたりするパフォーマンスで締めてくれるのですが、これもなんだか危なっかしいというか、刃物を客の前で振り回すというのは、やはり日本のシェフだったらやらないところ。(包丁が高速で回っているのですが、高速すぎて映ってないですね)




日本人のスタッフも何人かいらしたので、日本流を正確に提供するつもりはなく、あえて、ニュージーランド受けのいい、アレンジされた鉄板焼きスタイルを演出しているのでしょうね。いやもう完全に異国料理でした…。笑

プラザスタンフォードのドアマン。オークランドでも、たまにネクタイ姿を見たと思えばユニフォーム。

(ニュージーランドシリーズはこれで終了です。ありがとうございました。)

ワイヘケ島ワイナリーの続き。2軒めは、Cable Bay。


緑を生かしたオーガニックな一軒めとは印象が変わり、スリークで都会的な印象のワイナリー。

チーズを中心にしたおつまみをいただきながら、5種類ほどをテイスティング。

樽、樽、樽…。こうしてワインが熟成されていく。

ライブラリーのようなワインセラー。

少し雲が出てきて、風がほどよくひんやりとしてくる。

「試飲はもう十分……」な気分になったが、あと一軒ということで気力を持ち上げる。最後のワイナリーは、Te Motu.


ツアーメンバーも、酔いも手伝ってだいぶ打ち解けてくる。この頃になるとワインの写真も撮り飽き、「猫とワイン」の撮影会になってしまう。ワイナリーの飼い猫だと思うのだが、撮られ慣れていて、グラスのそばでさりげなくポーズをとってくれるのがおかしい。


一面に広がるブドウ畑。

Back to Auckland.  Thank you and Good-bye, Waihake Island.