ジュン アシダ本店にて、クリスマスコンサート。つるの剛士さんによる歌とトークのミニライブでした。

ラストを飾るメインソングはもちろん、「君にありがとう」。芦田多恵さん、作詞作曲の都倉俊一さんも壇上に上がり、隠れたエピソードを披露。

現在の音楽状況においては、音程をはずす下手なアイドル歌手でも、コンピューターのコントロールで「上手い」ように録音できてしまうのだそうです。

しかし、つるのさんがこの歌を録音した現場は、都倉さんが目の前で指揮をとりながらのアナログ方式だったとのことです。

そもそも、なぜ都倉さんがつるのさんを選んだのかといえば、「ブラインドリスニング」。たくさんの候補者の歌声を、その主はだれかと告げられないまま聞いてみたところ、ことばが心にまで届く歌い方をしていた人がひとり、気になった。それがつるのさんだったというわけです。

芦田淳・友子夫妻の金婚式において、都倉さんからのサプライズプレゼントとして作られた曲であり、都倉さんは当初、歌い手としては森繁久彌さんのような方を想定していたそう。現在、40代前半のつるのさんは若すぎるかなと思ったけれど、言葉を届けるということを第一に考えて、お願いしたそうです。正解でしたね!

5人の子育てをするつるのさんは、人柄がそのままにじみ出た、あたたかく謙虚で、しかもユーモアにあふれたすてきなトークとパフォーマンスで観客を魅了。「歌手を志したわけではなく、たまたま歌え、と言われて歌ってみたのが好評で、それ以来、歌っている」そうですが、都倉さんまでもが「歌、うまいよね」と絶賛するほど、オーディエンスの「心」に届くような歌い方をなさいます。


(JA誌には、この歌をめぐるエピソードをエッセイとして寄稿しております。上はその英語版。この歌は世界中に広めたい)

愛情あふれる方々のリレーによって紡がれた奇跡の歌。歌われる内容じたいは、私自身の人生にはまったく無縁だったのでそこに漂う感情は想像するしかないのですが、なんとも心のあたたかくなる歌なのです。



コンサート後は、パティシエの辻口博啓さんと多恵さんコラボによる「チョコレートドレス」も展示された部屋に移動し、つるのさんも交じって、ミニパーティー。


ブティックの中も外もクリスマスムードが満載。マリアッチ?による生演奏も。


ミナ・タン・チャームは来年の干支にちなみ、ワンちゃんシリーズがフィーチャーされています。多恵さんが東北の復興のために続けているチャリティ活動の成果です。クリスマスプレゼントにぜひ。

社員のみなさまが(いつもながら)とてもあたたかく、しかもスマートにおもてなししてくださいました。本物のホスピタリティに感動し、また翻って自分も、いっそう喜んでいただけるような仕事をしなくてはと励まされました。すてきなクリスマスプレゼントをいただきました。ありがとうございました。

 

 

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