パレスチナ大使ワリード・シアム夫人、マーリ・シアムさんにお招きいただき、ジュエリーデザイナー中野哲哉氏のジュエリーを鑑賞しながらのパレスティナ式ティーパーティー。パレスチナ大使公邸にて。


中野哲哉さんは、大阪府知事賞を2度受賞している気鋭のジュエリーデザイナー。天然素材を活かす高度で繊細な技法により、大胆なデザインの一点もののジュエリーを作っていらっしゃいます。鏡に映っているのが中野さん。

こちらの赤いジュエリーは、珊瑚。

タマムシがジュエリーとして使われていることは、今回、初めて知りました。

え?虫??とぎょっとしたのですが、たしかに光り輝く美しい光沢。赤い線が入っているのは、日本のタマムシだそうです。

中東にインスピレーションを得た、ペルシア絨毯型のネックレス。とりはずしてブローチとしても使えます。

ほかにも指輪やブレスレットなど、たくさんのジュエリーが紹介されていましたが、すべて、裏側にもおまじないになる多様なモチーフが作り込まれているんですよね。中野さんによれば、「魔」は「間」から入り込む。だから、徹底的に「間」をなくすことで、それが「魔除け」となるんだそうです。チャクラのある場所にジュエリーを重ねることで、強力な魔除けになるというわけですね。

大使公邸はさすがにすばらしくセンスのいいインテリア。

マーリが用意してくださったたくさんのパレスティナ式軽食やスイーツを、カルダモン入りコーヒーやセージ入りの紅茶とともにいただきました。どれもスパイシーで、新鮮なおいしさです。


パレスチナのファッション史の本も見せていただきました。


このヘッドドレスの横に垂れているのは、本物のコイン。


アラブ夫人の会でご縁を得たみなさまと再会。中央は、駐日カタール大使夫人のジャミーラ。ジャミーラとは、イタリア大使館のドルチェ&ガッバ―ナのショウでもお会いしました。

お心のこもったおもてなしをありがとうございました。 何よりも、マーリとの再会が嬉しかった! (ジュンアシダ広報誌JAに寄稿した私のエッセイの英語版を読んで、ご連絡をくださったのが、そもそものご縁の始まりでした。発信はチャンスの始まりですね。)

中東には難しい問題が山積していますが、だからこそ、積極的にファッションや文化を通して「人」レベルで平和な友好関係を築いていこうという努力をなさっていることを感じます。美しいものを愛する「人」対「人」として、政治や国境の壁を超えて絆を作る努力を続けることができる、せめてその程度の「平和」は守られる世界であってほしいと強く願います。(双子座満月の夜に)

 

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