資料の大整理をしていたら出てきたコピー。あまりにもよい言葉だったので、自分の備忘のためにもあらためて記しておきます。芦田淳先生の「上流のファッション 回想50年」という記事です。レイアウトから推測するに文藝春秋だろうか。(かなり昔の資料で、出典もわからなくなっております。)

「正田美智子夫人のアドバイス」という小見出しのもとに書かれている文章で、美智子さまのお言葉として次のようにあります。

「芦田さん、イメージを大切になさい。そのためには死守しなさい。高いイメージをつくるには苦しい長い時間がかかるけれど、そのイメージも気をゆるめると一瞬にして転落するものよ。落ちたイメージはもう元に戻らない。また初めから低いイメージで出発したら、高いイメージになることはないのです」

 

この一言一句が、真実。とくに最後のフレーズ。「初めから低いイメージで出発したら、高いイメージになることはない。」

どんなに時間をかけて築き上げたイメージも、なにかひとつ問題を起こせば一瞬にして転落する。そんな例は日々、ニュースになっている。

 

でも、そのように転落して、そこから這い上がることに成功した人の物語も人の心をうつものだ。ジョン・ガリアーノとかね。「イメージ」はどうなるかわからないけど、「イメージ」を超えたところで人を感動させる。

どん底の、ほんとうに悲惨で孤独なときには死にたくなるだろう。でも、そこから逃げず向き合ってがんばりぬいた人というのは、本人だけではなく、後に続く多くの人を救うのだ。そのがんばりそのものが、後に続く多くの人を励ます。「人類を救う宝」になる。すべての時期をヒーローズ・ジャーニーの「物語」の一章として俯瞰できるか。そのイマジネーションが「生きぬく力」になることもある。

 


(写真はJA誌最新号。上の備忘録とは関係ありませんが、芦田淳先生つながりで。淳先生の服も人生を変えるほどの威力がありますが、先生の人生や人への接し方、そして言葉そのものにも学ぶところが多いのですよ。)

 

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