A kind of ballet / Manhunt

2018年2月19日

ジョン・ウー×福山雅治(の映画と呼んでいいのだろう、これは)の「マンハント」。

このようなジャンルをブレット・バレエ(弾丸バレエ)と呼ぶそうですが、とにかく最初から最後までジョン・ウー節のアクションアクションアクション。白い鳩が舞う、「敵」と「味方」が手錠でつながれて共闘する、バイクレース、そこに福山さん提案の「武士道」の要素が散りばめられる。情をゆさぶる浪花節もある。カッティングも洗練されていて、エンターテイメントとしてよくできた作品だと感じました。

 

フロリダの高校での無差別銃撃事件の記憶も生々しく、ブレット・バレエ映画を称賛してはいけないのではないかという自制も一瞬、働きましたが、しかし、これはあくまでエンターテイメントとして作られたフィクションであり、「国境を超えて一つの作品を創ることで、お互いの文化に対する理解を深め合いたい」という製作者の志も支持したい。現実とフィクションを混同した自制はこの際ひっこめます。ヴァイオレントなシーンの印象よりもはるかに強く、人と人との絆や信頼の大切さがメッセージとして伝わってくる映画です。

福山雅治はどのシーンを切り取ってもかっこいい。絵になる人ですね。ジョン・ウー監督のお嬢様も暗殺者ドーン役で出演、派手な立ち回りで鮮烈な印象を残しています。

 

 

 

ガンショットはフィクションのなかで昇華するにとどめてほしい。フィクションはそのためのものでもあります。

 

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