350ページほどある本格的な学術書で、この手の研究書を読み慣れていない方にはハードルが高いかもしれないのですが、興味のある向きにはお勧めです。小山直子さんの『フロックコートと羽織袴 礼装規範の形成と近代日本』(勁草書房)。

次回の日本経済新聞の連載「モードは語る」にこの本のことについて、またそこから感じた「日本人の、変わらぬメンタリティ」について書きました。しばし、お待ちくださいませ。

「礼服」に含まれた真の意味、和洋混合フォーマルの起源を丁寧に検証し、明らかにしてくれたよい本でした。御茶ノ水大学に提出した博士論文がもとになっている本とのことです。小山直子さん、リスペクト。

 

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