昨日の朝日新聞の鷲田先生コラム。
「渋好み」を説明するのにこのめんどくさい感じ、いいですね。渋い。
☆☆☆
以下は、最近、目に余るなあと思うことに対する苦言。
広報やマーケティングの方法に唯一絶対の正解はないけれど、明らかにこれは逆効果だろうと思われることが横行しています。
一度、名刺を交換しただけの人に、メルマガばりに不特定多数向けの広報メールを勝手に送りつけること。よかれと思って送っている方、ほんとうに宣伝効果があると思っていらっしゃいますか?
正直に申し上げますと、早急に返信の必要な仕事の大量のメールの合間に、この手の宣伝メールが入ってくるのは、決して好感をもてることではありません。
「名刺交換させていただいた方にお送りしています」という注意書きが入っていることが多いですが、こんなことが常態としておこなわれるならば、名刺交換することさえ恐怖になります。「一斉メールは不要です」といちいちお断りするのも気を使い、せっかくお会いした方なので、その旨を丁寧に書きますが、それはそれで時間もとられます。
ほんとうにその企業なり人なりのコアなファンで「ぜひ読みたいから送ってください」という顧客の方にのみお送りされたらいかがでしょうか? それこそお金を払ってもメルマガとして読みたい、というくらいのファンであれば効果的かもしれませんが、そうでない場合、かえって企業のイメージは、宣伝メールが送りつけられてくるたびに、「コミュニケーションの何たるかも知らない迷惑な会社」として、下がるばかりです。(ご自分が受け取る立場になって想像してみれば、すぐにわかることだと思います。)
迷惑メールが来ないかぎりにおいて、御社のご発展を心よりお祈り申し上げております。
“There is a time and place for publicity, but to stay a sane person, you must have a personal life. ” (By Liam Hemsworth)
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