明日土曜日のNikkei Styleの講演「夏の装い直前講座」のためにいろいろ資料を探していたのですが、クールビズ、スーパークールビズって、基本、男性への服装指南なのね。いちおう、一般論として性別にかかわらず適用される「〇」「×」項目というのはあるのですが(ジーンズやサンダルは×とか)、今年の環境省のHPを見たら、

男性にはこんなイメージで、百貨店と結託して新素材のスーツを買おうと促し、

 

女性(というより女の子)にはむしろクールな環境を作る「クールシェア」のほうに力入れろと促しているような印象が残る。そういう意図はないとしても、HP見るとそういう印象が残る。

なんだこの環境省お墨付きのアニメって。ゴーヤやきゅうりで覆われた家なんて暗くて辛気臭くて住みたくないわ。キミの未来とキミの今(君野ミライとイマ)という名前も恥ずかしく、共感ポイントがほとんどないわ。

政府は、男性には服装の指示を細かく出すが、女性が仕事で何を着るべきかにはとくに触れない。女性は勝手に考えてくれという姿勢は、明治時代初期から全く変わってないのですね。

それどころか女の子は家にゴーヤ植えたりしてクールな家庭環境を整えろっていう。笑

 

 

おそろしいほどのシンクロニシティが訪れて、近日中に発売になる女性のビジネスパーソン向けの服装指南本監修の仕事を進めているのですが、女性のビジネスパーソンの服装って、バリエーションが豊か過ぎて選べないようで、現実はそんなに選択肢がなかったりするのだ、という事実に直面しています。

今回監修する本ではイラストレーションも入ります。そのために「具体的にはこんな感じ」というのを既存のスタイルの写真(ご協力くださったブランドのみなさま、ありがとうございます。ほかにはなんと私の日頃の社交服もあるよ。笑)の細部をビジネス仕様に替えたりして指示を出しているのですが、その作業が本当に面白いのですね。子供の頃にリカちゃん人形で服を着せ替えて遊んでいた感覚が猛然とよみがえってくるみたいな。この路線のワードローブで女性用ビジネスウエアのコレクションをディレクションしてみたいな。アメリカ発のこの本にはクールビズはないので、クールビズ仕様も作ってみたい。

ビジネスウーマンが、服のことなど忘れて、仕事に没頭できるための服。ほどよいサクセスアピールで部下や上司にも万全の信頼を得られる服。「女」だからどうこうということは超越して、仕事人としてのヒューマンな魅力と能力を全面開花できる服。プレゼンや交渉の場面で勇気とパワーを与えてくれるような服。こういうの、ほんとに今の市場にないのです。黒いポリエステルのリクルートスーツはそうしたコンセプトの対極にある服なのよ。

さて。まずは明日、日比谷でみなさまにお目にかかれますことを楽しみにしています。

 

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