イギリスのラグジュアリーブランド(英国王室御用達)Asprey の秋冬新作バッグ発表会。青山の金田中にて。

イギリス本国よりマーケティング・コミュニケーションのトップであるロレーン・クレイグ氏とレザーアクセサリー部門のディレクターであるヒラリー・ルイス氏が来日、素敵なプレゼンテーションがおこなわれました。

ロレーンはアスプレイというブランドの解説。1781年創業で、今年で237年になるイギリス最古のラグジュアリーブランドであること。1847年にニューボンドストリートに旗艦店をオープン、二階には独自の工房があり、クラフツマンシップを大切にしていること。「アスプレイ」のパープルの包装そのものが喜びになっていること(フランスのエルメスのような立ち位置?)。英王室のメンバーにも愛され続け、先日のロイヤルウェディングでメーガン妃がつけていたアクアマリンの指輪がアスプレイのものであること。

映画界でも愛され、レッドカーペットのみならず、「タイタニック」「マッチポイント」「ツーリスト」などの作品内でも使われていること。

などなど、ザ・ブリティッシュスタンダードを世界に示し続けるブランドとしてのアスプレイがわかりやすく親しみやすく伝わる内容でした。

そしてヒラリーは、今期のハンドバッグコレクションについて解説。インスピレーションの源はキューガーデン。エキゾチックな植物ばかりではなく、建物からもヒントを得て、今シーズンのカラーコレクションが展開されています。

クロコダイル、リザードの素材で作られた、鮮やかな発色の高級感あふれるハンドバッグは宝石のようなたたずまいで、ため息ものです。

こちらは私の一目ぼれバッグ。A4が入るこんなおしゃれなバッグがほしいのですが、ほんと、レアなのですよね。

今回もいつものように、「A4が入るバッグ、パーティーバッグ、シューズケース」が一体となったバッグを作ってほしいとプレゼンしたのですが(バッグメーカーの方に会うたびに提案しています)、難しそうねえ……と首をひねられました。そもそもラグジュアリーブランドは、持ち物が少なくてよいノーブルな方々用で、私のような仕事人間はあまり想定されていないのかもしませんね。

どなたか私と一緒にコラボして理想のバッグを作ってくれませんか? いちいち帰宅してバッグまで持ち替えたりすることの難しい日本では需要があるはずなのですが。デザインの構想、御社にプレゼンにまいりますよ~!

その後は、ロレーン(左)、ヒラリー(右)を囲んで、金田中のお料理でランチ。

アスプレイは日本では3店舗しか扱っていないのですね。銀座のサンモトヤマ、大阪のリッツカールトン、そして大阪の高島屋。全世界でもかなり限られた店舗の展開です(ロンドン、ニューヨーク、ビヴァリ―ヒルズ、マイアミ、サンモリッツ、そして日本の3店)。大量生産できるものではないので、一点一点、丁寧に作り、販売しているそう。ハンドバッグも世代を超えて受け継がれていくものなので、3世代で使い続けるということになれば、コストパフォーマンスはよいかも(この手の計算はラグジュアリーブランドがよく使うマジックでもあるのですが。笑)

 

アスプレイジャパンの中村之夫さんは、上の花柄バッグと同じアップリケを施したジャケットでご挨拶。写真でははっきり見えなくて恐縮なのですが、左胸にお花のアップリケがあるのよ。さすがブランドへの愛が大きい!

アスプレイの魅力が伝わるすばらしい発表会でした。お招きいただき、ありがとうございました。

 

☆☆☆☆

 

 

発表会の後はシティホテルのデイユースを使って4時間こもって原稿を書き上げて送り、「心斎橋リフォーム」副社長の内本久美子さんの出版記念パーティーへ。華やかな方々が大勢お祝いにかけつけていらした盛会でした。内本さん、おめでとうございます。

会場で久しぶりにデヴィッド・W・マークス氏にもお会いしました。「AMETORA」日本語版はなんと3刷ですって! 新作の構想も伺いました。中央はイラストレーターの穂積和夫先生。穂積先生も近々、新しい本をご出版されるとのことです。(たまたま3人ともブルーを使ったコーディネートでした。笑) 旺盛な創作活動に刺激を受けます。私も加速して書いていかないと、あっという間に一年も半分。

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