Prince Hotels Australia Food & Wine Fair 2018 が開催されます。


プリンスホテル東京シティエリアの7つのホテル+新横浜プリンスホテル、計8カ所のプリンスホテルにおいて、オーストラリア大使館後援のもと、オーストラリアの食とワインのフェアが開催されます。今年で4回目となる、大人気のフェアです。


29日には、ザ・プリンス・パークタワー東京スカイバンケットにてレセプションが開催されました。上はプリンス名物の氷の彫刻。いつもテーマに沿った驚きの作品が披露されています。


駐日オーストラリア大使、リチャード・コート閣下によるご挨拶。

東京シティエリア総支配人の武井久昌氏によるご挨拶。


テープカットの儀式。

いつもながら驚愕のチョコレートの彫刻。全部チョコレートでできてます。リアル過ぎで食べるのもこわいワニ。責任制作はエグゼクティブ シェフパティシエの内藤武志さんですよ。

ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さんです。お料理のレベルは高く、どれも上質な素材の良さが引き立って美味しく、見た目も洗練されています。

フェアは9月1日~10月31日まで。8つのホテルそれぞれにおいてオーストラリアの食材とワインを使ったメニューが提供されるほか、モダンオーストラリアンレストランOchreのオーナーシェフ、クレイグ・スクワイア氏が招聘される美食の夕べが開催されたり(9月14日)、オーストラリアPR大使でもあるエリカ・アンギャルさんによる美活セミナーが開催されたり(10月21日)など、わくわくするようなイベントが満載です。

エリカ・アンギャルさんのトークショー。


特別ゲストとしてドナ・バークさんが登場。歌手でもあり、東海道新幹線の英語のアナウンスを担当していらっしゃる方でもありますよ。あの”Ladies and Gentlemen, we are soon arriving at Shinagawa……”というアナウンスですね。歌も披露されたのですが、合間のトークでもゲストを笑わせてくださるサービス精神旺盛の素敵なシンガーパフォーマーでいらっしゃいました。上の写真の右の方に映るゲストは、駐日大使ご夫妻とエリカ・アンギャルさん。9月30日にはパークタワー東京のメロディーラインにて、ドナ・バークさんのライブもおこなわれますよ。

フェア期間中は選定されたオーストラリアワインも15種類、提供されます。レセプションでサービスされたスパークリングは、カステリ・チェックメイト。白は当然、ソーヴィニヨン・ブラン! 南半球のソーヴィニヨン・ブランはヨーロッパのそれとはちょっと印象がちがって、格別に美味しいのよね。ショウ・アンド・スミスのソーヴィニヨン・ブラン、美味しくて飲み過ぎました…。写真上は、プリンスホテル エグゼクティブ シェフソムリエの市村義章さん。

ソムリエのみなさまと。左から市村さん、中野、グランドプリンス高輪「ル・トリアノン」の安藤祐さん、そしてザ・プリンスギャラリー紀尾井町「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」の藤永希さんです。とてもスマートな振る舞いながら気さくなソムリエさんたちですので、お食事の際のワインは率直に相談してみてね。

エリカさんと。この日はオーストラリアに敬意を払い、国旗をイメージしてネイビー×白ドット×赤を組み合わせたつもりだったのですが、

誰もそんなことなどに気が付いてくれなかった件。

会場各所やテーブルに飾られるのはオーストラリアのワイルドフラワー。

最新のオーストラリアの本格的な食が楽しめるフェア、楽しみですね。というかオーストラリアに行きたくなりました!

 

 

 

 

2000字のエッセイを書くのも6000字の解説を書くのも、彫刻を削るようなところがありますが、(創る、というよりも削って中身が現れるほうに尽力していく、というイメージ)、2,3ワードのコンセプトコピーを考えるのは、ひたすら無意識の世界に沈潜していくことで浮上してくることがあります。

昨日は重要なキーコンセプトが課題で、心が動き、多くの人の行動の方向を示すことができるような言葉の「浮上」を待ってひたすらぐるぐる芝公園を歩いてました。

緑のなかを歩くと血の巡りがよくなるのか、新鮮な酸素を補給できるためか、あるいは、歩きながらひたすら自分の「本心」の底を見ることができるからか、ウソのないことばの浮上を助けるには効果的なんですね。

(東京プリンスホテルのフロントロビーの花。安定の華やかさ)

結果、無意識の底から浮かび上がってきたコピーが、採用となりました。まだ本決定ではないですが、ほっと嬉しいですね。

 

さて8月も残り少ないですが、あと4本の原稿+単行本の残り全部。できると思えばきっとできる。たぶん。

 

 

 

25ans 10月号発売です。英国ロイヤル特集のなかで、ロイヤル・ファブ・フォーについて、編集部のスタッフとともに語り尽くしておりますよ。

期間限定(おそらく)だからいっそう輝くロイヤル・ファブ・フォー、今が絶頂だと思います。

特集では、ほかにも英王室の最新情報が写真とともに満載。英王室ファンは必見よ。

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ジョン・T・モロイ著 の古典、New Woman’s Dress for Success. 日本語版を監修しました。ディスカヴァー・トゥエンティワンより本日発売です。

 

『服を味方にすれば仕事はうまく行く』。

 

 

マリッサ・メイヤー、クリスティーヌ・ラガルド、アナ・ウィンター、アンゲラ・メルケル、ミシェル・オバマ……世間のルールを超えて(時に壊して)自分自身のスタイルに行きつき、リスペクトを受ける方々。どうせ仕事をするなら、慣習(ルール)に従ってその他大勢のなかに埋没したりせずに、彼女たちのような爽快なレベルを目指したいよね。(モロイはそこまで書いてません。これは私の意見)

 

 

最近、本を買うのはすべてamazonだったのですが、今日、探したいテーマがあって、久しぶりに書店で時間を過ごしていました。

当初の目的は世界史関係の棚だったのですが、ファッションの棚を通ったときに、吸い寄せられるように見つけたのが、山田登世子先生の「モードの誘惑」(藤原書店)。


なんと発行日が8月30日(これからだ)になっているので、書棚に一足早く並んだばかりだったのでしょうか。

帯のことば「惜しまれつつ急逝した……」という言葉に衝撃を受けました。知らなかった。2年前に亡くなっていらしたとは。

当初の目的を忘れ、山田先生の本をすぐに購入してしばらく近くのカフェで読みながら呆然としていました。(ショックで文字が全部は頭に入らない)

もう5,6年ほど前になるかと思うが、いちど、都内の高校でおこなわれていた公開講義を聴きに行ったことがあり、フランス文学者らしいシックでスノッブな語り口に魅了されていました。その後、山田先生からぜひ一度お茶しながら話しませんかというメールをいただき、ぜひそのうちに、などと言っているうちに時間が経ってしまっていたのでした。名古屋と横浜では遠いので時間を合わせるのが難しいなどと思っていた私がばかでした。この世とあの世に比べればたった90分で行ける距離ではないか。お会いできたタイミングで、無理にでも時間を作ってお会いしておけばよかった……。人は永遠に生きていないのだ。涙涙涙

 

たまたまふらっと入った書店で、手招きするように見えた、山田先生の遺稿集。偶然かもしれない。でもこの発売日のタイミング(遺稿集が発売されることなど知らなかった)で出会ったということは、山田先生が私になにかを語りかけようとしていたのだとしか思えない。

生前に伺うことができなかった話をゆっくり伺うつもりで、拝読します。

 

そして、本にならなかったエッセイをこうして遺稿集として本の形でまとめ、出版してくれる伴侶に恵まれた山田先生はお幸せだと思う。

比べられるものではないけれど、私が書いてきた膨大な量の記事はほとんど本になっていない。死後にまとめてくれそうな人もいない(息子たちに期待するのはムリ)。おそらく、そのまま埋もれていくだろう。死んだらすべて忘却のかなた。虚しいな。

自分の死後のことはさておき。

山田登世子先生は、フランスのモードを語るのにふさわしい教養とエレガンスと文体をそなえた方だった。2年も訃報を知らず、今さらながらなのですが、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

アフリカ系ばかり活躍する「ブラックパンサー」の大ヒットの記憶がさめないうちに、というわけでもないだろうけど、いまアメリカのカルチュア&ファッション系のニュースをチェックしていると、頻繁に言及されているのが「クレイジー・リッチ・アジアンズ」という映画だということがわかります。

ケヴィン・クワンの同タイトルのベストセラー小説の映画版です。クレイジーなほどのリッチなアジア人ばかりでてくるハリウッド映画。ラブコメですが、ファッション映画としても注目度が高いようです。



ケヴィン・クワンはシンガポーリアンで、中心になるファミリーはチャイニーズ。「リッチ・アジアンズ」というとき、日本人は入ってないのな。

みんな同じがよいという規格品をつくる教育システム、ヘアピンの位置まで同じ真っ黒の就活スーツを着せる文化、仕事とは「お金のためにがまんすべきこと」と思い込ませるような社会のなかで、「クレイジー」が出てくるわけもないですね。

 

ZOZOの前澤氏みたいなattitudeで、仕事に熱狂しながらのびのび楽し気に活躍する人を、もっと周囲がふつうに見る社会になればよいのに(嫉妬で叩くこともせず、羨望もせず、ふつうに多様なあり方として)。前澤氏級にクレイジーな発想で働くリッチでハッピーなビジネスパーソンがあたりまえにごろごろいるという社会のほうが、風通しがよさそう。

 

Go out and chase your dreams no matter how crazy it looks. (by Shanice Williams) 

↑ 昨日の高校生にはこう言ってあげたかったけど、私が言ってもまったく説得力がないので躊躇したのね……。前澤氏みたいな成功者が言うと、説得力がありますね。

 

 

 

Factelier ものづくりカレッジのライブレクチャー。

勉強熱心なゲストのみなさまと熱い時間を共有できて、ほんとうに楽しかったです。ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。

やはりファッション史のことを話している時がいちばん幸せだなー。デザイナーの情熱が憑依してくるように感じる瞬間があるんだよね。笑。

将来の進路に悩む高校生のご参加もありました。最後の質疑の時間に、「自分の好きなことをやって生きていたいけど、先生や周りの大人に反対される。どう思いますか?」という趣旨のご質問でした。

全く想定外のご質問で、将来ある高校生に無責任なことはいえないととっさに思い、お茶を濁すような答えしかできなかったけど。(何であれ仕事に就いたら、その仕事を愛する努力をするといいとかなんとか。)

誠実に答えようとすると、とても長くなりそうだ。何かの機会にまとまった原稿にするなり話をするなりしたいと思います。よい課題をいただきました。

仕事を楽しむ背中を見せて、彼らの未来に希望を与えるのも、大人の責任だな、と痛感した次第。

 

終了後も著書をご購入くださったお客様にサインをしたり話をしたりで延々1時間以上……。ありがたいことですね。

ご参加くださいましたゲストの皆様、ファクトリエ社長の山田敏夫さん(写真左)はじめスタッフのみなさまに、あらためて、心より感謝します。

ぜひファクトリエさんに作ってほしい仕事服があるので、デザイン画をきれいに描けるようがんばります。Factelier / Kaori Nakanoのダブルネームで洋服を出してもらうという新たな夢ができましたよ。笑

 

 

 

 

 

 

台風がまた西日本に上陸していますが、みなさま、大丈夫ですか? 報道写真を見る限り大丈夫じゃありませんね。 

横浜ですら激しい雨風に揺れております。どれほど大きな台風なのか。台風の進路になってしまった地域のみなさま、さぞかし不安と恐怖で眠れぬ夜になっているのではないかと拝察しますが、どうか安全第一にお過ごしください。

 

☆☆☆☆☆

こんなときにも能天気なファッションの仕事の話で恐縮のかぎりですが、嵐が通り過ぎるのを待つしかないという方がいらっしゃるならば、その間のつかのまの現実逃避にでもなれば幸いです。

GQ Japan 10月号が本日発売です。

ファッション特集のテーマは、フォーエバー・ヤング・アト・ハート。

ヤング・アト・ハートのクイーンとして、ヴィヴィアン・ウエストウッドについて、書きました。ヴィヴィアンの功績を凝縮しましたよ。

今はdマガジンでも読めますが、やはり紙をめくるのがよいという方のためにアマゾンリンクを↓

 

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それにしても今年、連続して襲来する台風の残酷さときたら……。被害が広がらないことを祈るばかりです。

ウィスキー対談 後半がアップされました。こちらです。

毎度、情け容赦のない「ど」リアリズムな写真にほんと気が引けます……。お見苦しくて申し訳ない限りですが、少しでも慣れていただければ(というか写真はスルーしていただければ)ありがたいかぎりです。今回の後編で、終わりです。

 

 

束の間、現実逃避させてくれた白いストレッチリモ。昨日のザ・プリンス・パークタワー東京です。誰を待っているのかなー。

 

 

コフィ・アナン氏の言動、立ち居振る舞いには、真・善・美の筋が通っていました。4年前に書いていた記事を再掲します。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

“To live is to choose. But to choose well, you must know who you are and what you stand for, where you want to go and why you want to get there.”  (By Kofi Annan)

「生きるとは選択することだ。よき選択をするためには、自分が誰なのかを知り、何のために生きるのかを知り、どこを目指したいのか、なぜそのゴールに行きたいのかを知らねばならない」(コフィ・アナン)

 

私はいつも岐路において世間や周囲が「間違っている」「普通はそうしない」という選択ばかりしてきた。選択の理由は後付けで適当にごまかしてきたが、実はかなり動物的な直感に従い、「たいへんそうなほう」「冒険価値の高そうなほう」を選んでいる。なぜそうしたいのか? いまいちどきちんと考えた上で、ましな選択をしていきなさいというアナン氏からの遺言と受け取りました。心からの感謝をこめて。

LEON×Nikkei Style Magazineの取材と撮影でした。

芝公園ザ・プリンスパークタワー東京にて。

撮影場所として使わせていただいたのは、ハーバーロイヤルスイート。

LEONのチームはノリがよくて、終始笑わせていただきました。


楽しい現場でした。左からヘアメイクの伊藤さん、ライターの持田さん、編集の清水さん、中野、編集の市村さん、そしてカメラマンの齊藤さんです。ありがとうございました! きめ細やかにご配慮くださったパークタワーのスタッフにも心より感謝申し上げます。

 

そのままパークタワーでTokyo Music Cruise 2018.
ボールルーム、メロディライン、森のチャペル、どこも満席で立ち見であふれている! 世代も若い方からご年配の方まで、それぞれのペースでライブを楽しんでいらっしゃる光景は何とも美しいものでした。(撮影不可につき、写真がなくて残念ですが、どの場所も、ミュージシャンと観客が一体になって盛り上がっています。)


そして穴場的なスポットでもある、鈴虫カフェ。


ここでは芝公園から流れてくるライブと鈴虫の音色、そしてアーティスティクな照明と線香花火の香りに包まれ、和の雰囲気のなか、おしゃれでおいしいフードとドリンクを楽しめます。


オプションで浴衣も着つけてもらえますよ。若い女性グループばかりか、男性だけのグループもいらして、ほんわかとノスタルジックな雰囲気のなかリフレッシュできました。

大人気の鈴虫カフェは、来週いっぱい、開いています。

そして今回のTMCのメイン、スカイチャペルでのミッドナイトライブ。

迫る東京タワーを真横に見ながら、アン・サリーと畠山美由紀、そして土岐麻子、という何ともゴージャスなトリオによるライブ。宿泊プラン限定なので観客もそのまま泊まっていくだけでいいというリラックスしたムード。シャンパンを飲みながら日付が変わるまで3人の歌とトークを楽しむという、ファミリーのような一体感に包まれた贅沢な時空でした。

17日、そして日付が変わった18日はそれぞれアン・サリーさんと畠山美由紀さんのバースデーということで、ホテルからゴージャスなケーキと花束がサプライズでプレゼントされました!

先ほど森のチャペルでライブをしていた澤田かおりさんも実はお誕生日で、かおりさんにもスペシャルケーキが。なんとトリプルバースデーだったのですね。パークタワーのパティシエさんたち、がんばりましたよね(^^;)

翌朝の芝公園も晴れ渡って、まだ暑いとはいえ、秋を感じさせる風が心地よい。

(A room with a view of Tokyo Tower, Shiba-Park, Skytree, etc.)

ザ・プリンスパークタワー東京は改装後の部屋が快適で洗練されており、非日常空間ながらゆったりと寛げるばかりか、クラブラウンジの朝食は、極上です。えり抜きの素材と丁寧に作られた料理が、最適のバランスで並べられたブッフェです。

ここはよい「気」が流れており、来るたびに浄化されるような感覚を味わえます。

 

 

Tokyo Music Cruise は本日18日もやってますよ。午後2時オープンからミッドナイトまで、大勢のアーティストが登場します。今日のミッドナイトはジルデコイと澤田かおり、そしてミズノマリです。こちらもガールズトークが楽しそう。(うかがえないのが残念です)

ライブトークでは、話題を作り込まず、その場を楽しんでいるありのままの自分自身から出てくる言葉が観客との一体感を作るんだということも、あらためて学ばせていただきました。

 

 

朝から嬉しいヤマト便が届きました。

 

監修した本ができました。

内容については、20年前のアメリカの古典の翻訳ということもあり、必ずしもすべて同意しているわけではないところもありますが、著者のモロイの意見を尊重しています。

現在の日本の事情に合う?合わない?と考えさせられるところも含め、読者のみなさんが意識を向けるきっかけになったり、新しい日本のビジネススタンダードが生まれる議論のきっかけになったりしたら、嬉しいですよ。

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28日発売ですが、22日の銀座ファクトリエでの講演では、発売日に先駆けて販売します。

 

さて、人様の本のお手伝いばかりしていて、自著はどうなんだ?と厳しい目を向けられますが。

現在執筆中(書きおろし)の本は「ロイヤルスタイル」、続いて「誰がアパレルを救うのか?(仮)」。前者は3年越しの企画(ごめんなさい)、後者は、長くアカデミアで研究してきたことの集大成を、ビジネスパーソンに向けて発信します。来年くらいになりそうですが、少しでも早くお届けできるよう、すきま時間を惜しんで魂を入れて書いていますので、楽しみに待っていてくださいね。

 

☆☆☆

 

唐突で恐縮ですが、インタビューで答えていたりすることは、必ずしも「本当のこと」ではないことがあるんですよね。読者(視聴者)のために、あるいはインタビュアーのために、あるいは誰か大切な人を守るために、シチュエーションに合わせて、サービスで答えていることもある。シャネルにしても、サンローランにしても、そうだったんですよね。「ウソ」を語っているのかというと、それはまた違って、「見方によってはもう一つの真実になりうるもの」というかね。

おそらくあらゆるインタビュー記事において、書かれていること、口にされていることをそのまま心の中の真実とイコールとしてベタに受け止めないほうがいい。そんなもん、やすやすと言えるわけがないですもん。大人の読み方を身につけないとね。

 

 

 

 

お盆の内は仕事関係の連絡が来ないだろうからひたすら没頭して書けるな、と思ったのが甘かったですね。世間がお盆だろうと何だろうとほぼ関係なく普通に仕事してる関係者が多く、通常とほぼ変わらぬ連絡量の日々でした。しかし書かないとどうにも先に進まないのでひたすらゴール目指して1万字を3日ほどで書きました。調べながら、確認しながらだから、遅いんです。肩も目もバリバリ。

あとゴールまで4万字ほど残ってます。

そのほかに連載や単発原稿で、1000字ものを6本、6000字ものを1本。これら全部、8月中に書かねばならない。

コンサルの仕事や会議の時間、講演の時間とそれにかかる準備時間、撮影付き取材時間、ファミリーのイベントや会食の時間を引くと実質7日間分の猶予がある。この時間でこの原稿量は正確に計算したら絶対に厳しい。でも、7日もある。と考えたほうがなぜか不思議とうまくいくんですね。7日もあるから間に合う、という前提で向き合ってた方が楽しく書けるんだー。(この楽観的すぎる性格ゆえに苦労の連続)

 合間に読んで面白かった本。安定の君塚先生による『ジョージ4世の夢のあと』。

ジョージ4世って、私にとっては、ブランメルのライバルというイメージが大きいのね。ブランメルが「あのデブは誰だ?」と皮肉った、おデブさんの国王。「ヨーロッパ一のジェントルマン」と言われた衣装道楽王。放蕩王。浪費大王。

でもこの本ではそんなダンディがらみのジョージは出てこなくて、美術や建築に多大な貢献をした、見せ方上手なパフォーマーとしてのジョージ4世が活写される。

財政面から見るとたしかに浪費大王でしたが、この人が美意識を最大限に発揮して作り上げた美術館や道路、建物はその後のイギリス帝国の栄華を象徴するレガシーとして今なお重要な役割を果たしている。

人も、現象も、ほんと、一面だけではとらえられないですよね。

だいぶ知っていたつもりのイギリス史ですが、まだまだ知らないことがぞろぞろあって、学んでも学んでも新しいことが出てくるというのは、ほんと楽しい。

ジョージ4世のおこなったことは、継承されなかったという点で「Invention of Tradition(伝統の創造)」は成し遂げられなかったことになるけど、しかし、時代に合った形でそれぞれの君主にふさわしい儀礼が展開されていくという英王室の「伝統」ができた、という君塚先生の指摘には、なるほど納得。

8月後半のスパート、がんばりましょう。

 

夏休みで遠くへお出かけの方も多いと思います。

うちの近所はみな「子供たちと孫が帰ってくる」みたいな世代なので、この時期はかえって周辺が混雑するのです。

都心はガラガラになりますね。そんなときこそ、都内のホテルのプールサイドで夏を満喫!というのもよいですよ。

新高輪グランドプリンスホテルには、2つのプールがあり、夜までプール三昧ができます。

まずは、SKY POOL。高輪地区の3つのプリンスホテル(ザ・プリンスさくらタワー、グランドプリンス高輪、グランドプリンス新高輪)に宿泊のゲストのみが利用できる、プライベートな感覚のあるプールです。

広がる夜空が楽しめるライトアップされたナイトプールは、カップルの天国だったりしますが……。笑 プールサイドではお食事やドリンクも楽しめます。

場違い感のあるわたくし、リゾートを楽しむ風情を装っておりますが、実はこの日はクリスマスの企画を議論するお仕事でした。クリスマスとお正月に向けての闘いはとうに始まっているのです。猛暑のなか、汗かきながらクリスマスケーキのことを考える。今、この季節にコートや毛皮のことを考えているファッションデザイナーの気持ちがよくわかります。

SKY POOLではミュージックナイトもあります。8月はあと、15日(水)、22日(水)、29日(水)。ピアニストとDJによるBGMをお楽しみいただけます。

(Night view from a room of Grand Prince Hotel New Takanawa)

 

そしてもう一つのプールは、DIAMOND POOL。こちらは宿泊ゲストのほか、各種会員のビジターも利用できます。シーズンパスポートを購入してほぼ毎日いらっしゃる方もいるそうです。

有料ですがカバナを借り切って、プールサイドのテントの中で一日優雅に食べたり飲んだり読書したりというのも可能。

こちらでも一瞬、インスタ蠅に化け、リゾート風を装ってみましたが、実はひたすら仕事虫。

DIAMOND POOLでは、8月12日、13日、14日、17日、18日に、朝8:30からモーニングプール&ビタミンカラーのイエローに彩られた朝食を(プールサイドで)楽しむことができます。

SKY POOL とDIAMOND POOLのことを考えていたら、 Lucy in the Sky with Diamondのメロディが脳内に流れてきました……。

 


そんな特色の異なる2つのプールをもつグランドプリンス新高輪は、デザインスタジオSPINの小市泰弘さんにより、大々的にリノベーションが行われて、ロビーはシックながら高級感のある華やかな空間に生まれ変わっておりますよ。

開放感のあるラウンジMomiji からはDIAMOND POOLも見える緑が広がり、癒されます。夜はライブもあり、プールもライトアップされるので大人の社交場としてもセクシーな空間になります。(窓側の、一段低めに設置されたソファ席がお勧めです。)

 

ではみなさま、すてきな夏休みをお過ごしくださいね。

 

 

 

6月に日比谷でおこなわれました、Nikkei Style Men’s Fashion Salon の採録が公開されました。こちらです。

もう丸の内周辺ではスーツ着てる人が歩いていない夏休みに入ったタイミングでこれを公開するというのも(^^;)

 

 

 

監修したビジネス本が発売されます。

『服を味方にすれば仕事はうまくいく:Business Fashion Rules』(ディスカヴァー・トウェンティワン)。

ジョン・T・モロイの原作は20年前にアメリカでベストセラーになった、いわばビジネスウエア・ルールの古典です。

日本語訳はディスカヴァー・トウェンティワンから2005年に『ミリオネーゼのためのファッションルール』として発売されております。

今回、女性活躍推進法のおかげかと思いますが、女性の管理職が増え、女性のビジネススウエア需要が高まっております。その流れを受けて、急遽、2005年版が新装再発売されることになり、監修をお引き受けした次第です。序文を書き、古くなった用語を新しくしました。

 

 

8月26日発売です。表紙は、若干変更がある予定です。amazonでは予約を開始しております。

「ファッション」や「服」がむしろ嫌い、あるいは興味ない、考えたこともない、という方に向けた本ではないかと思っています。服ごときに仕事の邪魔をさせない。そのために最低限もっておきたい自覚を促す、基本中の基本が書いてあります。公私で着る服は、無意識のレべルで人の評価を左右する(できればそんなこと認めたくはないですが)。だからこそ侮れないんですね。

 (Click to amazon)

読売新聞 金曜夕刊連載「スタイルアイコン」。

本日は、キム・カーダシアンについて書きました。

この人だけは取り上げるのをやめとこうと思っていたのですが、さすがに科学者が「カーダシアン指数」というのを持ち出すまでになると、それはそれで現代を象徴する人なのかと。

お近くに読売夕刊がありましたらご笑覧ください。

 

 

さて、カーダシアンついでに。

記事の文中で、「キム・カーダシアンも愛用」という惹句をつけると売れる、という趣旨のことを書きました。

まさにその製品のひとつ、ロディアルの ドラゴンズブラッド リップマスク。

キム・カーダシアンが自身のインスタでこのマスク(下の赤いパッケージ)を愛用中の写真をアップしてました。不気味な説得力のある写真でした。笑

上のピンクのマスクは、肌が夏枯れしてる今の時期にもお勧めのマスクです。ピンクダイヤモンド フェイスマスク。ダイヤモンドパウダー配合のバイオセルロース素材のマスク。

ロディアルはイギリスのブランドで、設立者は元美容エディターのマリア・ハッチステファニス。スネークシリーズとか、ドラゴンズブラッドシリーズとか、名前がおどろおどろしいのですが、最先端テクノロジーを駆使した美容製品を続々出しているセレブ御用達コスメブランドです。

ピンクダイヤモンドのフェイスマスクは8枚で18000円とお値段もよいのですが、効き目も確実。ハリ、艶、一気に上がります。勝負をかけたいプレゼンや登壇など、大切な日の準備に。

 

 

 

現代ビジネスでの島地勝彦さん連載「タリスカ ゴールデンアワー」にゲストとしてお招きいただきました。

前編が公開されました。こちらです。

 

カメラマンの立木義浩さんは容赦しないから、そうとう顔がこわいよね。気後れします。見苦しくてすみません。ほっそりした美人に生まれていたらもっと苦労の少ない人生だったであろう……とつくづく思います。

 

ビジネスランチでザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のレストラン、Oasis Garden。

メンズの高級スキンケアラインを扱う方々とのランチでしたが、男性の肌について、知らなかったことを学ぶよい機会になりました。

男性はヒゲを毎日そるので、顔の下半分の皮膚が、額よりも薄くなっているってご存じでしたか?! (常識だったらごめんなさいね。初めて聞くお話でした)

男性と女性の皮膚構造そのものの違いや、経年変化のしかたの違いなど、専門家の興味深い話ばかりで、勉強になりました。

そういえば、最近の男子大学生は肌ケアに対する意識も高く、光脱毛をしている方も多いのよね。私のかつてのゼミ生の一人は、飲み会で「今日は顔を脱毛してきたばかりなのでアルコール禁止なんです」と言ってた。で、周囲もふつうに納得してた。驚愕したのは私だけだった!

 

 

さて、最近、「飯テロ」続きになってるかもしれなかったら恐縮ですが、お料理があまりにもすばらしかったので、アップしますね。

まずは前菜。鱒と鎌倉野菜をシトラス系のドレッシングで、という一皿。ガラスの器も涼し気で、夏らしい美味しさでした。

そして桃のソースで味付けされたカッペリーニ。これも旬のフレッシュな味わい。

メインのステーキも、夏野菜とともに。肉厚なのですがナイフを入れるととても柔らかく、絶妙の焼き加減で、素材のすばらしさが十全に引き出されていました。

 

華やかなデザート。ベリーと、金粉で飾られたバラの花びらがアクセントになっています。

見た目も味も香りも満足度の高い、とても洗練されたコースでした。

作ってくださったシェフの長岡泰央さん。ありがとうございました!

 

せっかくなので、ギャラリー自慢のスイートルーム見学。

こちらは人気のデザイナーズスイート。ベッドルームとリビングの空間に間仕切りはないのですが、ベッドが二段ほど高いところに設置されていることで、ドラマティックな効果が生まれています。

皇居まで見渡せる圧巻の眺望にも、心がストレッチするような感覚を覚えます。

眺めのよい広々としたバスルームにはサウナもついてます。


そしてザ・プリンスギャラリースイート。こちらは、リビングというか会議室としても使える部屋。ファイアープレースもあるよ。

ベッドルームは壁も革張り、チェアも某超高級車の内装を作るところと同じ製作者が手がけているそうで、ご覧の通り、リッチな質感を湛えています。

バスルームも、広々。都内の眺望独占。当然のようにサウナ付き。

このホテルは8割が外国人客で、私が見学したときもアラブ圏の富裕層がちらほら。

ホテルのテーマはLevitation(浮遊)、そしてアート。ホテルのいたるところにアートが掲げてあるのです。アートとレヴィテーションの関連については、アナイス・ニンのこんな言葉が参考になるでしょうか。

Art is the method of levitation, in order to separate one’s self from enslavement by the earth. (By Anais Nin)

地面に縛り付けられている奴隷状態。そこから離れ、浮遊するための方法なり手段なりが、アート。

人間には時折、浮遊が必要。浮遊したまま降りてこない私のようなのはダメなのかもしれないですけどね。

 

 

 

銀座4丁目のミキモト本店7階にあるミキモトホールで、「Feel The Pearl 感じるパール展」開催中です。

パールができるまでの、真珠と母貝のヒストリー。御木本幸吉さんのことも学べるよ。

パールが育つ海にヴァーチャルトリップできるVR体験コーナー。

これは楽しい!360度、自然の風景や養殖場の光景を、臨場感たっぷりに楽しめますよ。

東京大学三崎臨海実験所の資料。

そしてミキモトの歴史、いや真珠の歴史に残りそうな、圧巻のパールジュエリーの数々。

全面、鏡張りになっているので、無限にパールがきらめいている空間に迷い込んだような錯覚をおぼえます。

なんと入場無料。お子さまの夏休みのプチ研究にもお勧めです。日本が世界に誇る養殖真珠はいったいどうやって作られるのか? 楽しみながら学んでおきたいですよね。

Feel The Pearl 展は、9月5日まで。

 

北日本新聞別冊「まんまる」9月号発行です。

連載「ファッション歳時記」第83回「ブローチを解読せよ」。

エリザベス女王のファッション解読ゲーム。こんなゲームを提供してくれる女王陛下、もう最高です!

会社設立3か月無事経過祝い(笑)をしていただきました。銀座ICONICにて。

ここはHiramatsu さんの系列だそうで、さすが、とびっきり美しく美味しいお料理を楽しませていただきました。

台風が近づいているあいにくのお天気でしたが、しっとりした配色の花に癒されます。パープルのグラデーション、センスいい。

 

前菜の3種プティサレから楽しい。洗濯物のようにミニ洗濯ばさみではさまれてぶら下がっているのは、自家製ベーコン。

マグロとアボカドのタルタルのなかに、トマトとスイカのガスパチョが注がれます。この演出にもワクワクします。

そして北海道カレイのポワレ、岩手県産ムール貝のナージュ仕立て。

肉料理は、宮崎牛のロティ。

そしてデザートは、抹茶のムースとライチのジュレ。わざと「カップが倒れて中から抹茶がこぼれました」という演出がなされているプレート。しかもサプライズのメッセージが入っています!

“Kaori sensei Congratulations! Wishing you all the best!”

チョコレートペンによるとても繊細な筆致です。後半のメッセージはそのままお返ししたい。

ミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、アクリス/コンテスの杉浦弘美さん、ありがとうございました。!

アクリスさんからはこんなお茶目なバッグチャームをご恵贈いただきました。心より感謝します。

 

長い長い3か月経過、でした。慣れないことも多かったのですが、ありがたいことに、以前と変わらぬ、というか以前よりもお仕事のお声掛けを多々いただき、本当に嬉しくありがたく、みなさまのご厚意には感謝してもしきれません。

そして今なお私を(元・学生でもないのに)「香織先生」と「先生」つきで呼んでくださる方が多いことに、とても身の引き締まる思いがしています。

かつては取引先の方に、「先生」呼ばわりはやめてくださいとお願いし続けていたこともあったのですが、それがなくならないので、あるときからふと相手の立場に立ってみて、「先生」と呼びたいというお気持ちをもってくださっているならば、その人の気持ちのほうを大切にしたほうがよいのではないかと思うようになりました。それで、呼びたい人にそう呼んでもらうために、これからはお仕事内容によっては(←ここ大事)、Consulting Professor (顧問教授)を名乗ることにしました。シャーロックがConsulting Detective (顧問探偵)と自称していることを知っている人はニヤリとしてくださると思いますが。笑

肩書きは自分で作れ。お弟子くんたちには常々言っていることですが、自分から率先しないとね! (あんまり不評だったらその時点で撤回すればいいだけのことね)

もちろん、先生呼ばわりしないからといって不機嫌になるはずもなし。ふつうに「さん」呼ばわりで全然OKです。

さ、人生は短い。大好きな仕事に邁進できる時間はもっと短い。支えてくださる大切な方々を巻き込みながら、みんなが笑顔になれる成果を出せるよう、まずは「一周年」目指して、着実に日々、信用を積み重ねていかねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

Mamma Mia!  Here We Go Again 試写。


あのマンマ・ミーア!の続編というか、10年後のバージョン。シングルマザー・ドナの1979年からの冒険。そしてドナの夢をかなえホテルをオープンする娘ソフィの現在。この二つの物語が同時進行する。

ドナがなぜギリシアのカロカイリ島に住むことになったのか。なぜ「3人のパパ」と出会うことになったのか。その物語だけでも相当楽しくドラマティックで、そこに現在のソフィの物語や感情が二重写しになっていくので、感情の増幅も大きい。

それを盛り上げるのが、ABBAの永遠の名曲に合わせた歌、ダンス、そして70年代ファッション!

若きドナを演じるリリー・ジェームズが魅力全開で目が離せず。ギリシアの海と空に囲まれ、オレンジと陽光にきらきら輝く笑顔を向けられたら、そりゃあ出会う男は全員、恋をするだろうなと深く納得。

キャストもあらゆる世代のオールスター。3人のパパのピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドが余裕の枯れた魅力をみせつけ、アンディ・ガルシアやシェール、メリル・ストリープも変わらぬオーラで圧倒。娘ソフィ世代のアマンダ・セイフライドはじめ、ジョシュ・ディラン、ジェレミー・アーヴアイン、ヒュー・スキナーら若き「3人のパパ」も今後を期待させる。そのほか、ギリシアの島の人や動物たちもいい味出してるんです。

オル・パーカーの脚本もすばらしい。笑いとウィット満載。

爆音、爆ダンス上映会やればすぐに満員になりそうな。

最初から最後まで、幸福感にあふれている。祝福されている。もう美しすぎて途中からずっと泣いてました。試写室も笑いと涙で熱気ありました。ああなってこうなって大団円、というのはわかっているのだけれど、それでもそこに至るまでの一瞬一瞬が奇跡。心の洗浄にお勧めです。

May the best of your lives be the best of our lives. 若きターニャのセリフ。

 

8月24日全国ロードショー。東宝東和配給。

 

ビジネスランチで、東京のオアシスこと芝公園のザ・プリンス・パークタワー東京33階にある「ブリーズヴェール」。

パノラミックで解放感のある景色が楽しめるばかりでなく、お料理もおもてなしも心に残る、素敵なレストランです。

こちらは、前菜、サーモンと茄子のタルタル。

冷たいガスパチョ。身体の芯から元気が出てきそうな美味しさ。

オーストラリアビーフのフィレステーキ。

デザートは、3皿も出てきます。最初は「お口直し」と称するアイスクリーム。次にメインデザート。そして最後にプチフールのセット。ランチといえどこのボリュームとクオリティ。

こうした上質なサービスを提供してくれる場で話をすると、ポジティブなアイディアがお互いにどんどん出しあえるので、その後のお仕事もうまく回ることが多いのです。(どんな場所であれポジティブな意見を出しあえるのが本来の理想ではあります。ただ、愚痴や批判や否定など後ろ向きの言葉が出にくい雰囲気の場所というのは、たしかにあります。逆にいえば、案件を批判的に検討する必要があるときには、やや冷たくて暗めの会議室みたいな場所がいい。)

 

ついでにといってはなんですが、ザ・パークタワー情報。

ホテル1階にあるギフトショップでは、私も時々、お中元や贈答用の品を買います。一押しは、スペイン産のオリーブオイル。ここのオリーブオイルはこれまで経験したオリーブオイルのなかでも最高レベルの中に入るのではないかと思う。鮮烈です。

ギフトショップでいま、いちばん目をひくのは、驚愕のチョコレート。

こちらは、バッグではなくチョコレートなのです。チョコレートで作られたバッグというか。さらにこの「バッグ」のなかに、通常のチョコレートを詰め合わせることも可能。プレゼントされた方は相当嬉しいと思いますが、食べるのはもったいない気がする芸術品ですね。

 

ついで続きで、改装後のお部屋の見学も。

こちらは、パノラミックフロアのジュニアスイート。森の中にいるような感覚を再現し、家具も「四角」ではありません。右の緑の家具はロッキングチェア。すべてこの部屋のために特別に作られています。そして窓から見える東京タワーのこの距離感はどうでしょう。

ちなみに、隣の部屋はビューバスつきで、バラを浮かべたお風呂から、この距離で東京タワーを眺めることができるそうです。

そしてロイヤルフロアのロイヤルスイート。入った途端に思わず歓声が出てしまうこのリッチ感を生かし、宿泊ばかりでなく展示会やちょっとした商談などにもご利用いただいているとのこと。


インタビュールームとしても使えるのではと、いろいろ妄想の広がるゴージャスな空間です。

バスルームもこのような広さ。

 

 

ここ1,2年、改装やバージョンアップを着々と進めてきたパークタワー東京はこのたび、「プリファードホテル&リゾーツ」のラグジュアリーなコレクションLVX(ラックス)に加わったそうです。祝!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 恥ずかしいのを通り越すレベルの「なにを今さら」感があり、恐縮の限りではありますが……。

「進撃の巨人 Attack on Titan」、面白いですね。(なにを今さら(^^;)、ですよね全く)

移動中はNetflix配信のアニメ版にどっぷりひたっております。まだシーズン1を終了したばかりですが、この世界観にはわしづかみされました。

ジェンダー、国籍など関係ない世界になっているのも、ジェンダーによって言葉遣いや仕事内容が変わらないというのも、自然な設定に見え、すがすがしい。

兵士たちの制服もセンスがいいし(コスプレ欲誘われる)、時々さしはさまれる「公開可能な情報」という機密文書風のマニアックな資料にもワクワクするし、現代社会の悪夢を反映したような世界、名セリフが盛り込まれる脚本、そしてキャラクターに命を吹き込む声優たちもすばらしいですね。

 

「壁の中」の安穏を捨て、生命の危険を承知で外へ出て闘う。力の限界まで闘ったって、英雄的な勝利などなかなか訪れず、一人では太刀打ちできるはずのない「人食い巨人」の不条理を前に無力感に打ちのめされることの繰り返し。某医大入試の「女子は減点」どころではない、これまで受けてきたあれやこれやの不条理な仕打ちが思い出されたり映像に重ね合わされたりした。大昔から、今も、そしておそらく未来だって、人間をとりまく世界から不条理がなくなることは決してない。突拍子もないようで、とても現実味のあるこんな物語を考えついた原作者、リスペクト。

 

それにしても「進撃の巨人」、この先さらに長い物語が待っているらしい……。

 

I’m strong. Stronger than all of you. Extremely strong!  And that’s why I’ll be able to drive the enemy out there even on my own.

いつか言ってみたいかっこよすぎるミカサのセリフ。避けられない不条理や、嫉妬から来る妨害など、危険な諸々の要素と闘って、それでも生き残るには、Extremely strong! と自称できるほど自身を鍛錬していくしかないんですよね。

 

 

日本経済新聞 土曜夕刊連載「モードは語る」。

 

本日は、先日「ファクトリエ」に取材した「応援経済」をテーマに書きました。

ちょっと本文と論旨はずれますが、心が弱っているときには、逆に誰かを応援してみると、いつのまにか元気を回復していることもあるのよね。

 

Special thanks to Mr. Toshio Yamada and all the staff of Factelier.

 

 

猛暑でも台風でも楽しめる総合エンターテイメント<タウン>、品川プリンスホテル。現在、フロントロビーに飾られている迫力のアレンジメントは華道家・前野博紀さんによる「花鯨 Whale with Flowers」。

たしかに、引いて眺めるとクジラのように見えます。

最上階にあるTable 9とのご縁が続きます。ここ は文字通り9つのセクションに分かれており、中央のTokyo Fusion Dining のほかに、8カ所、趣きの異なるレストラン&バーのコーナーがあります。


この日はGrill & Steak のコーナーで、「婦人画報」のチームとご一緒しました。ご覧のようにこの一角はインテリアもヴェルサイユ宮殿風(笑)で、個室ではないのに個室感もあり、落ち着ける空間です。

遠くには羽田空港が見え、真下には品川駅に発着する新幹線が見えるという、なんとも縁起のよいスポットなのです。

猛暑のなか早朝から働き通しの一日を締めくくる最初の一杯というのはもう……最高にありがたいですね。

ディナーコースはグリル料理をメインとした充実した7皿のコースです。

お料理の説明をしてくださる小川守哉シェフ。

前菜のピンチョス&フルーツトマトのシャンパンゼリー寄せとエスプーマ。

オマール海老とアワビ、彩り野菜のドーム仕立て。お皿もアートピースのような存在感があります。

フォアグラのポワレ パッションフルーツソース。

福岡県産オキナヒメジとホタテ貝のグリル。

飛騨牛サーロインのグリル。

すばらしいグリル料理尽くしの後のデザートはドラマティックに青い光を放って登場しました。桃のスープ仕立てフロマージュムース 赤い果実のアイスクリーム添え。

食後は少し移動してバーで食後酒という楽しみ方もできます。朝4時までオープンしている大人の社交レストランです(私には12時以降に起きている体力はもうありませんが……)。ゲートシティ、品川のエネルギーを感じさせるパワースポットでもあります。

 

熱風のなかを少し歩くだけでかなりの体力を消耗する今日この頃ですが、仕事の仲間に迷惑をかけないためにも、倒れる前に(!)しっかり食べてタフに働きたいものです。

 

 

ご一緒してくださったみなさま。左から「婦人画報」の永野さん、大槻さん、「プリンスホテル」マーケティングの中尾根さん、(中野)、「婦人画報」の富澤さん、「プリンスホテル」マーケティング平野さん。ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

今年もやってきますよTokyo Music Cruise の季節が。

8月17日(金)、18日(土)の2日間、ザ・プリンスパークタワー東京で繰り広げられる大人の音楽フェス。


混雑した野外で立ちっぱなしで音楽で盛り上がるのも楽しいのかもしれないのですが、すみません、私には無理です……。涼しいホテルの中で、シャンパンを飲みながらゆったりとあれこれ聴くことができるというのが最高です。

とはいえこのイベントは室内着席ばかりじゃなく、屋外の芝公園でのライブもあり、スタンディング席もあり、自由にお好きな楽しみ方ができます。まさに大人の音楽フェス。

お目当てのアーチストの時間にいくもよし、ふらりと入って予想外の出会いを果たすもよし。真夜中のライブが楽しめる宿泊プランもありますよ。

私も、去年とても楽しかったので今年も参ります。どこかの会場で見かけたらお声かけてね。

 

詳細はこちらから。

講演のご案内です。

「ファクトリエ」ものづくりカレッジ夏期集中講座。

ファクトリエに取材に行ったらその場で講師としてスカウトされましたよ。笑

詳細はこちらから。他の講師のラインナップがすばらしく、ぜひ私も聞きに行きたい講座が多々。

 

私の登壇は、8月22日(水)19:00~20:00、銀座ファクトリエにて。テーマは、20世紀~21世紀に時代を変えたデザイナー、スタイルアイコン、プレイヤー。ファッションから見た時代の空気についても話します。

 

 

夏こそ来るべき実りの季節のためにインプット。お申し込みはこちらから。

「婦人画報」9月号発売です。

特集「NEO SLOANE STYLE 2018: 秋のおしゃれ、新・貴族主義」。

巻頭エッセイとして、英国生まれの美意識、スローン主義について解説しています。写真も註も充実して、英国好きの方には面白く読んでいただけると思います。是非読んでみてくださいね。


 

 

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