Tae Ashida 2019 Spring & Summer Collection. 国立新美術館にて。
90mのランウェイを往復する35人のモデルたちは、髪の色も形も、肌の色も、メイクも異なる、個性派ぞろい。
発表されるコレクションも、スポーティーなストリートスタイルから極上のエレガンスまで、圧巻のバリエーションで酔わせていただきました。
ダイバーシティの時代を象徴するような、迫力のあるコレクションで、余韻も長く続きました。もちろん毎シーズン感動があるのですが、今シーズンはモデルが意表をついてアフロだったり刈り上げだったりと多様性が広く、富永愛さんの復活もあいまって、とりわけ心に残るものになりました。
これだけ本気で大胆に攻めていかないと、人の心は動かせない。ましてや時代をリードするモードの担い手などにはなれないのだとあらためて実感し、自分の仕事もまたそのような姿勢で取り組まねばならないのだと背中を押された気分です。
このマリエも胸元の十字架が光るんですよね。かっこよかった!
その後、「ふつうのきれいな服」がなんとも退屈に見えて、困った困った……。(^^;)
ゲストは3回のショウで1600人以上だったそうです。毎回の、ゲストに対する丁寧なおもてなしもブランドのファンを増やしている大切な要因だと思います。
会場にはアンドロイドもいらしてました。本当に人間のようで、微妙な反応がなんともリアル。お名前も紹介されたのですが、忘れてしまいました。すみません。(その後、日本テレビアナウンサーも務めるアオキエリカさんと判明。)
面白かったのは、「おじさん」と認定したらしい人間(女性も含む)にはまったく反応しないのですが、イケメンさんにはウィンクしたりするんですよね。誰ですか、こういうプログラミングをしたのは。笑 上の写真の隣の素敵な男性はタレントさんらしく(すみません、テレビを見ないので疎いのです)、アンドロイドさんも嬉しそうに反応していらっしゃいました。
デザイナーの芦田多恵さんと記念撮影していただきました。Tae Ashida のワンピースはカバーすべき体型をいい具合にごまかしてくれる(?)秀逸なデザインです。ショウで見せる服で感動を与えるだけでなく、リアルに着られる服づくりにおいても顧客から圧倒的な信頼を得ていらっしゃいます。会社のあり方、ブランドの築き方という点においても、学ぶところが多いのです。
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