芦田淳先生がご逝去されたという知らせを受けました。88歳でいらっしゃいました。

日本のプレタポルテの先導者であり、世界に誇る日本のラグジュアリーブランドのデザイナーとして、多くの方に愛され、敬われ、慕われていらっしゃいました。

その作品からもさることながら、お仕事ぶり、お人柄から、とても多くのことを学ばせていただきました。

もう10年ほども前になるでしょうか、日経新聞の連載「モードの方程式」に目を留めていただき、JA誌への執筆者として、秘書の熊井さんを通してお声がけくださったのが、遠い遠い昔のようにも思えます。

以後、公私にわたり、芦田先生、芦田ファミリーのみなさま、そして「ジュン・アシダ」の社員のみなさまとはこの上なくよきお付き合いをさせていただいてきました。多くのすばらしい機会を与えていただき、服飾史家としても、一人の人間としても、どうあるべきかを示していただき、育てていただきました。

まだ悲しみと動揺がおさまらず、同時に深いところから感謝があふれてきて、気持ちの整理もできませんが、先生のお仕事は必ず文章で後世に伝えていきます。

芦田淳先生のご逝去を心より悼み、ご冥福をお祈り申し上げます。

 

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