2019年1月26日
愛知の服地産地、尾張一宮へ。いわゆる「尾州(びしゅう)織物」のメッカですね。織り上がった生地に洗いをかけるとき、この地に流れる軟水の川(木曽川など)の水が生地にやわらかな風合いを与えてくれるのだそうです。
1850年創立の老舗服地メーカー、中外国島(ちゅうがいくにしま)さんの工場とコンセプトショップを取材しました。



工場見学のあとは、繊維の発展を見つめてきたレトロビル、Re-Tailへ。1933年に繊維組合事務所として建築されたビルです。2016年からファションデザインや繊維に関する企業や個人のテナントが入るRe-Tail として再スタートしました。Tail は尾州の尾。Retail (小売り)も意味する含蓄ある言葉。


このビルの2階には、中外国島の服地を使うテイラー、Concept Taylorが入っています。しっかりと目の詰んだ上質な光沢を放つ服地で作られた正統派クラシックスタイル。信頼感を与える、品格のあるスーツをつくっています。

日本が誇る優秀な尾州織物、実は数々の海外ブランドにも使われているのです。それが宣伝されていないだけ。もっと脚光を浴びていい、すばらしい製品です。
これから時折、自分の勉強も兼ねて尾張一宮の記事もアップしていくかと思いますが、どうぞよろしくおつきあいください。
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