My First Lalique / Lalique Renewal Open

2019年4月26日

ラリック銀座本店がリニューアルオープン。お披露目会にお招きいただきました。

クリスタル装飾品からジュエリー、香水、インテリア、アート、そしてワインにいたるまでのラリックユニバース。

日本発の新しいコンセプトは「マイ・ファースト・ラリック」。店舗では気軽にすべての商品を体験しながら、五感でラリックの世界にひたることができます。

ラリックとは、1888年創業の「クリスタルガラス界のオートクチュール」と称されるブランド。創業者のルネ・ラリックは、モダンジュエリーの生みの親として知られます。アールヌーヴォーの傑作はいまでも美術史やファッション史の本に紹介されていますね。

上の写真は、ラリックとダミアン・ハーストとのコラボ作品です。右、はさみのオブジェは「エターナルクロス」。伝統的なロストワックス手法で作られているそうです。「エターナル」シリーズは生命の循環の象徴として多様なモチーフをクリスタルで表現。

ほかにも建築家マリオ・ボッタとの共同クリエーションはじめ、アートな作品が揃います。ここはちょっとした美術館です。

ワインもリリースされました。思えばラリックは、美しいデカンタも数多く生み出してきたので、中身まで自社で展開することには整合性があるんですよね。レリーフが刻まれた華麗なボトルも「アート・オブ・ライフスタイル」というラリックの哲学を伝えています。

そのワインを注いでいただいたグラスがまたすばらしいのです。クリスタルガラスの本家の本領発揮といった完成度の高さ。ステムにほどこされたさりげない装飾にふれつつボルドーの白ワイン(シャトー ラフォリ ペラゲ)をいただくと、もうなんとも言いようのない恍惚感が。

数々の香水ボトルを手がけてきた延長に、フレグランスそのものも作ってしまうという着想が生まれます。上は「レ コンポジション パフメ」からの新作。そもそも最初に香水ボトルを手がけたのは、フランソワ・コティの依頼だったそうです。突出した良いものを創っていると、思わぬ異業種から声がかかり、当初予想もしなかった世界が開けていく、という王道パターンですね。

特筆すべきは中央の限定クリスタルボトルでしょうか。波の中から現れる神秘的な美女「ナイアード」がボトルの上に立っています。まるで生きているかのような。中身はシグネチャーフレグランスである「ラリック ドゥ ラリック」ですが、これもボンボニエールと似たところがあり、重要なのはむしろ容器のほう(もちろん香水もよい香りではあります)。パルファム100mlで24万円!

このマリア様の透明感には目が洗われました。心に触れるような優しさ、清らかさなんですよね。写真で再現しにくいのがもどかしい。

銀座にお出かけになる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。くどいですが、小さな美術館のような、豊かな世界が広がっています。

お招きありがとうございました。

Leave a Comment