エンターテイメントタウン、品川プリンスホテルのアネックスの高層階がミレニアルズ仕様に改装されました。

イラストレーター大川久志さんによる壁紙に驚かされます。エントランスにもこのアートがありますが、改装後の部屋の壁紙にも使われているのです。これは「さまざまな人々が行きかい、コミュニケーションが生まれる品川の街」をイメージしたデザインとのこと。

最初はねー、抵抗ありましたよ。なにせ「顔」がかくも大量に壁にあるのですから。夜中に目覚めたりしたら怖いのではないかと。

ところが。これが意外と気にならないのです。それどころか、このお部屋サイズのコンパクトなビジネスホテルであれば通常は無機質に機能のみに徹するところ、大胆なアートがあるおかげであたたかみや楽しさを感じることができます。しかもインテリアには赤や青が効果的に使われており、グリーンもある。若いお友達の隠れ家や秘密基地に遊びにきたような気分になれる、なかなか楽しい空間なのです。

特筆すべきはバスルーム。なんと赤い壁ですよ。意外なことに、これがとてもよい効果を上げているのです。無機的なアイボリー一色ではもたらされない、旅の高揚感みたいなものを生んでくれます。鏡もハリウッドミラーのようで楽しい。

バスルームに赤、というのは意外でしたが、ワクワクしました。家のバスルームを改築するときにはこういう原色にしてみようと真剣に考えたりして。

アメニティもアロマテラピー・アソシエイツの上質なもので、よい香りとともに気分があがります。

仕事や生活に必要な機能は徹底的にコンパクトながら完備している。重たさがかけらもなく、部屋に入ってすぐに仕事にとりかかれる。フットワーク軽くWorcationをこなしていくいまどきのミレニアルズにはこういう個性派型のホテルも好まれるのかもしれませんね。

先入観が覆された、新しい発見の多いビジネストリップでした。

いつも豪華で巨大な本館のフラワーアレンジ。前野博紀さんによる「伸びやかに…晴れやかに…」。

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