12月に見た映画のなかから。
?Frozen II
力強い神話的なストーリーと一瞬も飽きさせない展開。大迫力の美しい絵。白馬に乗って波をかけるエルサ、大波を寸前で止めるエルサには鳥肌が立つくらい。エルサのブルーのドレスのコスプレはぜひトライしてみたい。
オラフのセリフがいつもユニーク。そのなかのひとつ。
“We’re calling this ‘controlling what you can when things feel out of control.’ ”
”Into the Unknown” と朗々と歌い上げられるテーマソングもディズニーらしく脳内妄想世界を広げてくれる。
?マチネの終わりに
平野啓一郎原作。福山雅治と石田ゆり子が演じる、ひとつのラブストーリー。伊勢谷友介、桜井ユキらのわき役が強い。味わい深い。1週間以上経ってもじわじわ余韻が続き、ひとつひとつのシーンや言葉が思い出される。
同僚をテロで失った小峰洋子(石田ゆり子)の「わたしでなくてよかったな、と」というあまりにも率直な告白がずっとひっかかる。いい人ぶらない。とりつくろわない。世間の眼よりありのままの気持ちに正直。なのに本当のところがわからない。そういうもどかしい感じが男性をひきよせる引力になるのだろう、と思いながら。
?LUPIN III: The First
鉄板の面白さ。3DCGでこれだけのレベルのものを作れるなら生身の俳優やアクション撮影など不要になるのではないかと思わせるほどのリアリティ。リアルが過ぎて「不気味の谷」が発生する瞬間も感じる。とはいえ楽しさは変わらない。ルパンシリーズでは人をなかなか殺さない。それがいい。90分、最高に痛快でロマンティックな高揚を堪能できる。それぞれのキャラクターが極限まで「らしさ」を極めているこのシリーズは、やはり不滅。
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