中央大学ビジネススクール教授の田中洋先生の「ブランド戦略論」。個々の具体例も交えながら、教科書としてブランドにまつわる知っておきたい理論が網羅されています。田中先生には、ラグジュアリー研究会にも(ズームにて)お越しいただき、ゲスト講師として貴重なレクチャーをしていただきました。多謝。ラグジュアリーの原則中の原則は、新・旧それぞれに通じるところがあり、普遍です。この分野を語る際には、ぜひ一読しておきたい一冊です。

ちなみに田中先生によるラグジュアリーの条件は以下の通り。新旧ラグジュアリーにともに通じる条件かと思います。「非日常」のみ今は少し変化しており、日常的にラグジュアリーを感じるラグジュアリーがあってもよいのではという時代になっています。

・知覚入手困難
・日常との距離=非日常
・希少
・社会的価値(他の人が良いと決めたこと)
・個人的関連性
・非有用性

「社会的価値」に関しても現在は過渡期でしょうか。他の人や権威が「価値あり」と決めたことは関係がないという人も増えてきました。

「ラグジュアリーのジレンマ」なる言葉も教えていただきました。ある程度販路を広げようとすれば希少性がなくなる。それに対する解決法も本書に書かれておりますよ。

 

〇再開後、初のディズニーシー。

薄曇りでしたが、外気温は35度。

季節に応じた花々がディズニーの魅力ですが、この日はひまわりが全開。

この日一番の目的は、ソアリン(Soaring)。いつもは5、6時間待ちだそうですが、この日は60分待ちということで、それでも私としては苦痛に感じましたが、それほどの価値というのはどれほどのものか見ておこうと思い、待つことにしました。

マーメードのセクションあたりが最後尾で、延々と海底2万マイルあたりを経由して60分。ソーシャルディスタンスを保って待つよう、係の人がひっきりなしにチェックに来ます。マスク必須でいたるところに消毒液があり、徹底して感染症対策がおこなわれています。

待っているだけでサウナ状態ですが、ANA石垣インターコンチで知ったアロマおしぼりをたくさん持参していきましたので、比較的気持ちよく過ごせました。

いよいよソアリン城へ到着。乗り場までここからさらに15分ほどかかります。笑 待つ間も退屈しないよう、きめ細やかな工夫が凝らされているあたりはさすがディズニー。

いったいどのようなアトラクションなのか、まったく予備知識なしで行ったので、このあたりからあれこれ想像をふくらませつつ。

住みたくなるほど美しい庭。

中は「空を飛ぶ」「地球を知る」ことに関する博物館のようです。

ようやく乗れたソアリンは、10分間の空からの地球の名所一巡りといった印象のアトラクション。匂いつきで、リアリティがすごかった。物理的には高く昇っていないはずなのに、脳内でおそろしい高度まで上昇 (soar)するんですね。これは優雅でスリリングな世界一周。旅行に行かなくてもこれでOKと思わせる。また乗りたいけどもう待つのは十分。

 

 

“Refuse to be average. Let your heart soar as high as it will.” (By Aiden Wilson Tozer)

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