ラグジュアリーな男性用パンツ「TOOT」を展開するCEO、枡野恵也さんの著書。枡野さんのキャリア論、人生論が展開されます。

枡野さんもラグジュアリー研究会に途中から参加くださっています。マッキンゼーにいらしただけあって、話を始めると引き込まれます。「ラグジュアリーとはバカすれすれなのではないか?」論には思わず膝を打ちました。ルックスもユニークでロマンティスト、現在のキャリアは必然、とだれもが納得する「ラグジュアリーな」方です。著書も読むと元気が出ます。

“Without deviation progress is not possible.”  (By Frank Zappa)

 

 

〇ディズニーシーの続き。

もう何十回来ているかわからないくらいなのですが、毎回、心に響く場所が違うし、それぞれの場所に違う思い出もある。

それぞれの場所に立つと、「あの時の選択」につい思いが及んでしまいます。これまで何度か人生の岐路を分ける選択を迫られましたが、その選択は振り返ってみるとすべて、社会の価値観から見ると「損」するほうでした。

「(社会的評価基準から見ると)間違った選択」ばかり繰り返して、時折こうして、選択をした当時の心境に戻れる場に来てみると……やはりその選択を非常に後悔します。あのとき、「左」ではなく「右」を選んでいたら、「西」ではなく「東」を選んでいたら、明らかに今よりも、トクしていた人生だっただろう。

そういう後悔はあるものの、その瞬間にタイムスリップして戻れるとしたら、やはり同じ選択をしてしまうような気もします。

いつも「ワクワクする」方を選んでしまい、その先はオールアローン、自分一人でなんとか切り開いていかねばならない孤独が待っているという。「なんの経済的保証もないけど、ワクワクする」ほうを選んでしまうのは、もはや病と思われる。The syndrome of making bad choices=SMBCとか。(どこかの銀行みたいな)

しかしそういう無謀な経験をしてきているゆえに、他人の選択に対してはいろいろな可能性を客観的に示唆できる。そういう経験が今、誰かの役に立っていたりする。だからどちらでもよかったのだと思うことにしています。

この作り込みの徹底ぶりにはやはり情熱を感じます。それが確実に伝わってくる。ディズニーはやはり「人を楽しませること」を考える時のインスピレーションに満ちています。

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